桜島錦江湾半周ラン道中記


 学生の時の合宿の打ち上げで歩いた桜島フェリー乗り場から霧島・隼人まで走ってみました。(2015年11月7日(土))

 コースは右図の赤線の部分です。地図では全長48km。8分/kmで48x8=384分=6.4時間。なので走行予定は約7時間。9時に走り初めて16時に帰宅予定。38kmに難所の亀割峠があるので、遅くなっても17時前にはここを通る必要あり。学生の時には歩いたので12時間近くかかったと思う。桜島へは座って行けるバスとフェリーで。 前日の予報では気温は最高25°と高め。でも曇りという予報で決行を決めた。また最近50日間噴火がお休みということで走るには条件が良好。
(なお地図に添付した標高図で36kmぐらいにピークが出てるのはGPSの誤動作。)
 7時14分鹿児島神宮発のバスで鹿児島へ向います。ちょうど大隅一宮・鹿児島神宮の鳥居に登って来た朝日があたってました。
 鹿児島に向うバスの窓からは対岸に今日走る大隅半島側が見える。土曜日なのでバスには学生さん数名と他数名。鹿児島駅に8時20分に到着。隼人から鹿児島駅まで760円。電車が650円だと思うのであまり変わらない。
 フェリーの桟橋まで10分もかからない。料金は桜島で払うので特に改札もなく8時35分のフェリーへ乗り込む。写真のフェリーは一つ前発のフェリー。フェリーの中にはうどん屋さんとか売店もあります。
 桜島は意外と近く15分で着きます。中央の小高い丘の下の白い部分が桜島のフェリー桟橋です。天気が晴れそうで心配です。フェリーの支払いは桜島側で160円です。
9時10分(スタート地点): 桟橋から出て少し歩いたところにあるファミマでおにぎり3個を仕入れ出発。そういえばこれから霧島市内に入るまでコンビには無かったです。店の前に思ったよりしかっりした側道があると思ったらサイクリングロードだった、でもこの道1kmもなかった・・。
 天気予報はハズレて写真のようにピーカン照り。この天気昼過ぎまで続き暑かった。夏場はとても走れるコースでは無い。そういえば学生の時も春合宿だった。また十数年ぶりにリュック背負ってのランで背中が重い。
9時37分(3.4km地点): 九州地方整備局の前。ここからすこし下るがそこから7km地点の80mぐらいまで登る感じ。そこからまた9km地点ぐらいまで下って、11km地点にある有村展望台(90m)までまた登る。
7km地点ぐらいで数百mぐらい歩道のない道を道路補修中。片側交互通行をしており、車の後から交互通行させられてしまいしょうがないのでダッシュ。ここだけは6分ペースで走らされてしまった。
10時27分(9.4km地点) 大観橋(標高50m):ここから有村展望台(90m)まで登ります。
有村展望台(10時38分(10.8km/標高78m))は観光地なので売店が数軒ありました。ここでトイレ休憩。ジュースを買っておにぎり1個目をたべました。疲れたくないので階段の上にある展望台には行かず。売店のおばちゃんにこの前自転車の人はいたけどとか言われた。走ってる人は少ないみたい。
有村展望台を過ぎたらなんとかスカイラインみたいな歩道の無い道が続くので要注意。私は恐いので道交法に従って右側を走りました。ただ道の脇は谷なのでダンプの風に煽られたら心配です。
写真右上の小高い山の下が桜島口(13km地点)で鹿屋方面と霧島方面との分かれ道です。
11時07分(13.4km)桜島口先:桜島口から300mぐらい先の牛根大橋へのアクセス道路からみた牛根大橋です。先が見える分気がめいります。ここも降り切った桜島口から2〜30m登ってから降りていきます。下道の旧道は入り口がよく分からず。
ここでようやく橋の方から走ってきた2名の方に遭遇。それが遭遇したランナーの最初で最後でした。
11時41分(16.6km)牛根麓:橋を通過して少しのところです。橋は坂道を降りながら通過するので快適でした。しかし、このあたりからが平地を進む分暑さで疲れのピークでした。ここから先1km行かずに休みが入る感じ。
 同じ場所で帰る方向。目的地の自宅は写真の左端のあたりで、ほぼ対岸にみえます。

11時53分(17.8km)に道の駅垂水でトイレ休憩するが喫煙禁止のマークの前でたくさんの人がたばこを吸っていて匂いに閉口。早々に離脱。

12時26分(20.8km)大崎観音を過ぎた地点:昔走ってた国鉄・大隅線の路線あとがあったので暫く走ってみたが、すぐに閉鎖されたトンネルで行き止まりに。あきらめてこれ以降は下の道を行く。しかしこのあたりは歩道の無い道も多かった。
このくらいになると、太陽も横から射すようになり暑さもしのげるようになった。
13時53分(30km地点)志布志・霧島市境:ひたすら距離を縮めてようやく霧島市福山町に入る。前方の岬が若尊鼻(わかみこはな)、その下に見える白い建物が自衛隊の魚雷試験所。その上がこの道最大の難関の亀割峠。そこまであと8km。
ここから先亀割峠までは歩道があり行政区画の違いが見えた。
14時33分(34.8km)福山町・夫婦銀杏:コースの途中にある地元では紅葉の時期には有名な夫婦銀杏に寄る。まだ青々と生い茂ってました。このあたりになるとようやく天気予報通りに曇り空になりしっかり走れるように。
いつも長い距離走るとそうだけど残り10kmぐらいになると終わるのがさびしくなる。
15時00分(37.0km)亀割峠入口:既に少し登ったところ。左に福山酢の直売店があります。前方の山のV字のところが亀割り峠のピーク(約100m)になります。右の上からの道は国道10号からの合流です。こちらは交通量はほとんど無いです。
 途中までは歩道があると思っていたが、この直売店から先は歩道がない道が続きます。ここでは坂の降り口の途中左側に若干のパークエリアと麓に抜ける脇道があるので左側をダッシュして走る。幸い土曜の3時という時間帯のためか車も少なく、心配したダンプには1台も遭遇せず、ラッキー。
15時16分(38.8km)脇道の農道:本道から少し降りたところ。昔の農村のたたずまい。ここまで来てようやく落ち着く。
15時20分(39.2km):脇道をそのまま海まで出て見た。左が若尊鼻(わかみこはな)。岬の途中の神社までは海端を道が整備されている。その先は昔は通れたようで地図にはあるが現在は通行禁止。(そのまま行くと自衛隊の施設内に入ってしまうためか。)ここが通れると危険な思いをしなくてよいのだが。前方桜島の右側が出発地点。今日走ったとは思えないぐらいの距離感。
亀割峠付近の経路はこんな感じ。
福山酢の直売店が道脇左の最初の四角の建物。ここから左に折れる降口まで1.4kmはしっかり走ってがんばるしかない。でもよく考えると、桜島の有村展望台から先も路側帯も狭く同じと言えば同じだった。
同じ場所の右側。ここは30kmコースの最東端。真ん中に見える左の白いビルが京セラホテルで帰る方向。30kmコースを通って帰宅。気温も下がってきたので快適。
コンビにでチュウーハイを買って帰りついたのが17時6分(50.5km)


今回のペース
(やはり桜島を出てからの10kmが水を取るのに落ちている。)
時刻 走行距離(km) 累計(km) ペース(分/km)
09:10 スタート - -
10:10 7.3 7.3 8.2
11:10 6.7 14.0 9.0
12:10 5.6 19.6 10.7
13:10 5.6 25.2 10.7
14:10 6.9 32.1 8.7
15:10 6.1 38.2 9.8
16:10 6.4 44.6 9.4
17:06 5.9 50.5 9.5

気温(鹿児島市):
21.3(9:00), 24.4(11:00), 24.9(13:00), 25.0(15:00), 23.7(17:00)
予報通りだけどこの時期の25°は暑い。


【成果】
 ・たくさん休んだがどうにか走り通せた。

【教訓】
 ・リュックから水とカメラを取るのに時間がかかり過ぎ。
 ・天気予報がはずれたときの対策。
 ・歩道なくてもとりあえず走れる。


掲載:2015年11月08日