久しぶりにプリント

 印画紙のチェックを兼ねて2年半ぶりにプリント。しばらくぶりで、イルフォードのフィルターが見つからず、家中大捜索の上やっと出てきた。ついでにバライタ(ローライ111)も一枚焼いてみた。やはり銀塩写真はプリントまでやって完了。印画紙も値上がりしていて、RCもバライタも値段があまり変わらない。これからは最初からバライタかも。しかし、値段調べたら、日本製はやはり半額なのでオリエンタルに変更か。使ってる現像液はデクトール(1:3)の予定だったけど、今日は間違えて(1:2)でやってしまった。

 前回眠い仕上がりだったのは、結局印画紙の劣化が原因だった。2年前購入の冷蔵庫保管の印画紙は問題なかった。これから買うやつは冷蔵庫保管ということで。暗室にしている4畳半の板間は昼間でも使えるけど、エアコンが壊れているので、夏場はお座敷暗室に移動かな。

 ピントが合わないと思って手動で調整したが、よく見たら、右側のフォコマートはLPLのイーゼルに合わせて調整してあることを忘れて、ライツのイーゼルを使っていた。

銀塩写真のSDGsは映画フィルム

 ISO400のフィルムのストックがいよいよなくなり、20年もののPrestoが4本、3年もののHP5+が一缶(100ft)となったので、買い足すフィルムを比較検討した。しかし、最近の値上がりは相当で、あまり選択の余地はなくなっている。品質重視だとHP5+,価格重視だとケントメアに絞ったが、どっちもどっちという感じ。Tri-Xは4巻買って一巻当たり2万2千円ぐらいで比較の対象にもならない感じ。HP5+も圏外近くまで値上がっている。早く1$=100円まで戻ることを願うばかり。

 そこでちょっと前に話題になっていた映画用のフィルムKodak Double-X(5222)を調べたところ、評判もまずまず。価格もBHPで各フィルム4巻で比較したところケントメアよりは若干高いが、イルフォードよりは3割弱安い感じ。Tri-Xのちょうど半額。また、ISO250ということで、ISO100のフィルムを併用する必要もないだろう。さらに、普通にISO400(レジナール1+50 11分)で使ってる人もみかける。ということで、今年度のフィルム購入予算をつぎ込んでKokdak Double-Xを注文。フィルムは10年以上保つだろうから、そのうち使い切るだろう。しばらく値上がりを心配する必要もない。調子が良ければ買い増して冷蔵庫に積んでおくのも有りと思う。Kodak Double-Xの難点は、400ft巻なので100ftに巻き直す問題があるが、どうにかなるのではと方法を思案中。

 現状でコスパが一番よい組み合わせは、Double-X(5222)をISO400で撮ってロジナール(1:50,20℃,11分)で現像する組み合わせだろう。軟調に仕上げたいときにはD-76(1:1,20℃,13.5分)で。ISO100だと、ロジナールは不向きのようで、D-76 (1:3,20℃,13分)若しくはミクロファイン(1:1,20℃,8分)となっている。販売面からも映画フィルムは写真フィルムより持続性があるのではないか?

(写真はKODAK Motion Picture Online Shopからのコピー)