引き伸ばし機のLED化実験

 引き伸ばし機のLED化実験をやろうと思ってパナの40WのLEDを買ってからはや数年。ようやくFocomatを使って実験ができた。通常使っているのはGEの150W。これを使ってFOCOTARをF8に絞って焼いた適正露出が6秒ぐらい。(ちょっと焼きすぎだった。) これに比べ、パナの40WのLEDは光量が多く、2.5秒ぐらいだった。なので、白熱球にくらべ約半分の時間になった。LEDの方が適正時間だったためか、よく見える。(フィルター特性(号数)が変わってるためかもしれない) とりあえず代替えとして使えそうだ。20Wに落としても時間はあまり変わらない可能性もあるが試す価値はありそうだ。(ダイソーを要チェック) このままF11まで一段絞って使うのもありかも知れない。

 左が150Wの電球(6秒)、右が40WのLED(2.5秒)。左はプリントではオーバ目だけど、Scanしたらちょうどいい具合に。右は3.5秒でオーバ目だったので2.5秒にしたけど足りない感じ。LEDは電球に比べ硬めになっているよう。紙はイルフォードのCool Tone (perl,5×7)、フィルタは2号。現像液はデクトール(1+2)。機材は、Contax Aria with Planar 50mm F1.4 Kodak Double-X(250) D-96(1+1) 20℃9.5分。

 LED化はコントラストが高く、シャドーが潰れにくいという評価があるそうだけど、その通りの結果。号数が1号ぐらい上がっている感じがする。熱でフィルムが痛むのを心配する必要もない。

 昔Cold Lightというのをべセラに付けてやってみたことがあるが、蛍光灯みたいに光が安定せず使い物にならなかった。光が安定するまで待つ必要があったようだ。しかし、現在のLEDは、当初のLEDと違って電気に反応してすぐに発光するので、その意味では全然問題がなくなっている。 

VC7700の方は、ハロゲンランプのピンがまた錆びてないか心配だったけど、ランプが灯って一安心。

【追記】20WのLEDランプは流通していないようで、ダイソーにもなかった。なのでヨドバシの2個700円ぐらいのものを注文。