Formapanは長時間露光には向かない

 ピンホールの露光時間の計算にFormapanを入れようとデータシートを見たらTriXより悪い特性だった。例えば100秒の露光時間が必要な場合、4段あける必要がある。時間にして16倍。さらにグラフを見ればわかるように、指数関数よりさらに悪化していることがわかる。なので、ピンホールに使うにしても、100秒(約2分)⇒1600秒(約27分)ぐらいが最長だろう。なので、最初から使うのは諦めたほうが無難。たぶん昔ながらの薬剤の処方なのだろう。しかし、長時間露光には向かないというだけで、昼間の短時間露光の撮影は別な話になる。

 データシートを見ると計算値で10sec(EV=11)の場合必要な露光時間が80秒。EV=10では計算値で約20秒、Formapanでは約300秒(5分)程度となる。なので、ピンホールで使うのであれば、屋外での使用が前提となる。

ピンホールカメラ プロジェクト(7)

今年の世界ピンホールの日(4月の最後の日曜日、2024年は4月28日)を前に、ピンホールのページWorld of Pinholeを追加してみました。Zero2000で撮ったものをSilkypixの既存のフィルターでレトロ風にしてみました。Silkypixで光線引きも修正してみました。

【追記】上記のウエスタンというフィルターはやり過ぎ感があったので、若干赤みを加えたものに修正しました。なおCanonF1の20mmで撮った画像はこちらに。