銀塩印画紙の経年劣化

 印画紙の購入日を調べてみると2009年の11月だった。その頃から数えるぐらいしかプリントしてなかったことになる。ローライ ビンテージ111(バライタ)はまだ使えるようだが、イルフォードのクールトーン(RC)は周辺部が5mmぐらいの枠で薄く感光したように見え、感度も下がっている。さすがに通常保管では10年は保たないようだ。なにより頑張って使い切ることが大事ということみたい。

 ローライ ビンテージ111(バライタ)の値段は、2009年当時55ユーロだったのが、現在は2倍強の130ユーロまで上がっている。同じものとされるFomabrom Variant III 111 FB VCはB&Hで124$(現時点では品切れ)輸送費と為替で21000円ぐらい。日本でも同じぐらいだが、こちらも品切れ。再度登場したときには、値上げされているのか? オリエンタルのバライタは同じサイズ(8×10)と枚数(100枚)で18000円ぐらい。RCだと13000円ぐらい。印画紙も10年で2~3倍ぐらい値上げされているかも。

久しぶりにプリント

 印画紙のチェックを兼ねて2年半ぶりにプリント。しばらくぶりで、イルフォードのフィルターが見つからず、家中大捜索の上やっと出てきた。ついでにバライタ(ローライ111)も一枚焼いてみた。やはり銀塩写真はプリントまでやって完了。印画紙も値上がりしていて、RCもバライタも値段があまり変わらない。これからは最初からバライタかも。しかし、値段調べたら、日本製はやはり半額なのでオリエンタルに変更か。使ってる現像液はデクトール(1:3)の予定だったけど、今日は間違えて(1:2)でやってしまった。

 前回眠い仕上がりだったのは、結局印画紙の劣化が原因だった。2年前購入の冷蔵庫保管の印画紙は問題なかった。これから買うやつは冷蔵庫保管ということで。暗室にしている4畳半の板間は昼間でも使えるけど、エアコンが壊れているので、夏場はお座敷暗室に移動かな。

 ピントが合わないと思って手動で調整したが、よく見たら、右側のフォコマートはLPLのイーゼルに合わせて調整してあることを忘れて、ライツのイーゼルを使っていた。

印画紙チェック

 一昨年の暮れに写真再開してからこれまでベタ焼きしかしていなかったが、ちゃんとプリントしてみると調子が昔と違う。なにぶん印画紙を最後に買ったのがほぼ10年前なので使いそうな印画紙を総チェック 。結果としては最後の方に買ったのがどうにか使えるレベル。ベタ焼きでは気付かなかった。なかには未開封なのに、現像液に入れるだけで真っ黒になるものも。フィルムは冷蔵保管だったので影響が少なかったみたいだけど、印画紙は常温保管だったので影響大みたい。これから買う印画紙は冷蔵保存しないといけない。 ヤフオクで期限表示のない印画紙を買うのは厳禁ということで。

Rollei Vintage 111を注文

先週注文したRollei Vintage 111が届く。注文から10日目ぐらい。会社から帰りがてら菊名の郵便局へ取りにいく途中大倉山でパンク。結局家まで押して帰ってきた。今日はイルフォードのクールトーンをB&Hへ2箱注文。これで当分普通の暗室生活が出来る。。

Rollei Vintage 111を注文

AGFA111の後継というRollei Vintage 111cでさっそく注文。
サイトは、マコダイレクトというここ。
http://macodirect.de/
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1 x Rollei Vintage 111c
20×25/100 (R111V11) = 55,25EUR
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Sub-Total: 55,25EUR
Zone International (Shipping to JP (by weight) : 1.98 lb(s)): 26,50EUR
Total: 81,75EUR
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今1Euro=130¥ぐらいなので、六つ切り100枚で送料込み1万数百円というところ。

イルフォードのクールトーンもB&Hにはちゃんと置いてある。こちらは製造中止じゃなくて、日本での販売停止だったらしい。でも来週月曜まで休みということで注文は別途。
白黒印画紙が寒い状況になっているのはいまのところ日本国内事情みたい。

銀塩近況

春から溜めていたフィルム40本の現像用に買い溜めしてた定着液スーパーフジックスを溶かしたら白濁して使えず、ヨドバシに新製品の液体タイプを買い出しに。ついでに印画紙をチェックしたら種類が減って、その上値段も上がっていることにがっかり。しかし、海外のサイトを調べたら、まだイルフォードのクールトーンや死んだハズのAGFAの111まで別のROLLEI VINTAGE 111という名前で生き残っていた。海外直輸入すれば銀塩はまだまだつづけられそうだ。