Formapan400 SPD(ISO200) & D96(ISO400)での試撮結果(3)

 今日はいつものコースでまず、ISO200で撮影し、SPD(1+1,11分,20℃)で現像したのが上の右の写真。階段も潰れずに出ている。左はISO400で撮影し、SPD(1+1,11分,20℃)で現像したもの。天気が違うのもあるが、言われているように、Formapan400の感度はISO200程度しかないのだろう。しかし、ISO200ではその分軟調になりコントラストが落ちている。

 これに加えて、一昨日ISO400で撮影していたネガを、D96(1+1,11分,20℃)で現像したのが以下の写真。今回もパトローネが盛大に光漏れをしていて、四角にトリミングしている。これも暗いところは黒く落ちているが、コントラストは適度にいい感じ。

  (機材はContax RX + Distagon 35mmF2.8)

結論としては、XT-3やSPDのメリットが余り見えないので、Formapan400はとりあえずISO250 or 350程度で撮影して、D96(1+1,11分,20℃)で現像する方向で使ってみようと思う。Formapan400をISO400で撮影してSPDで現像するのは、街なかのスナップには良さそうだ。[追記]ISO200で撮ってSPD(1+1)で現像したやつも、レタッチするといい感じになった。(以下参照)なので、肝心なのは、Fomapan400の場合は、ISO感度を落として使うことだろう。

SPD(1+1)の現像例(ISO200)
D96(1+1)の現像例(ISO400)

 ただし、やはり以下のようなコントラストの強いインパクトのあるのは、ISO400でSPDやXT-3を使った場合だろう。今回試写したなかでは一番好きなカット。なので、ISO250で撮っていて、状況に応じて、暗いところを黒く落としたいときには、露光補正で2/3段下げるのもありかと。そういう意味では、1段の差で性質が全く違うフィルムなので、スピードと絞り固定でスナップするには向かないだろう。

[ISO400で撮影しSPD(1+1) 11分@20℃で現像。一脚でF4ぐらいまで絞った。]

2番目がこの年輪。

[ISO200で撮影しSPD(1+1) 11分@20℃で現像。]

【最後の結論】
Fomapan400は難しいフィルム。ISO400で1巻撮れば素晴らしいコマと、だめなコマが混在する感じ。初心者が最初に使うフィルムではない。感度をISO200に落とせば逆に全てが平凡な感じになってしまう。手に入るのであれば、やはりダブルXの方が優れている。

Formapan400 XT-3 & SPDでの試撮結果(2)

 今日は、F1+FD30mmF2とFTb+newFD30mmF2で同じコマを撮影し、XT-3とSPDで現像しようと思ったのだけど、SPDの方でまた現像ムラが発生。違うカメラと違う現像液なので、原因はプラステック詰替え用パトローネの光漏れと思われる。とりあえず、プラのパトローネに巻いた分4本は消化したので、今度は使用済みの金属パトローネに巻くことに。2台ともローダがふさがっているので、片方無理やり巻いて空けないと。(と思って、ローダを見るとDoubleXがずいぶん残っていることが発覚。あと3巻分あるようだ・・。なので、追加注文は中止。少なくなった時に考えるということで。)

 現像はXT-3(1+1) 11分20℃と、SPD(1+1) 11分20℃で行った。両方とも薄めなので、12分ぐらいで良いのかもしれない。問題点としては、ラチチュードが狭いので、明るい所に合わせると、暗い所は飛んでしまうことになるようだ。

【2024/12/26追記】
 どうにかXT-3とSPDの現像が終わりD96も含め比較してみた。どれも同じ条件でスキャンした取って出しの状態。D96の場合は柔らかな感じで、暗いところも残っている。SPDとXT-Cはほぼ同じで、若干XT-3の方が硬い感じ。両方ともに黒が締まっている。やはり、Fomapan400を使うのは、このコントラストを求めているのだろう。D96では普通のうつりにしかならない。SPDとXT-Cでは1L用で価格差が約1000円あるが、その差はあまりないと思う。SPDとXT-Cはもう少し現像時間を短くしてもよいのではと思う。

左から、ISO200 D96(1+1)10分@20℃、ISO400 SPD(1+1)11分@20℃、ISO400 XT-3(1+1)11分@20℃
左のD96は撮影環境が違う。上半身だけ日が当たってる状態。たぶんD23とかでもD96と同じ感じではないか?なおレンズは左から、newFD35mmF2、NewFD35mmF2(F8,1/1000)、FD35mmF2(F5.6+1/2,1/1000)。

なお、参考までにD96をソフトで調整した後は以下。これと比べると、SPDやXT-3はこれ以上触れられない感じ。

SPD(1+1)の現像例(ISO400)
XT-3(1+1)の現像例(ISO400)
XT-3(1+1)の現像例(ISO400)
D96(1+1)の現像例(ISO200)

Formapan400 & XT-3での試撮結果(1)

 生き還ったF-1にFormapan400を詰めてISO400で試写。それをXT-3 (1+1) 10分@20℃で現像。

 結果は、一目みて薄いという感じ。スキャンしたら足りてそうなコマもあるけど、半分ぐらい透明のコマもあり。第一印象としては、やはりISO200で撮ってXT-3 (1+1) 11~12分@20℃ぐらいの感じか? 3段階露光で済む話ではあるが。

 今日の試写は現像ムラが発生し判断つかず。ムラの無いところは良かったりする。ムラの影響がないのは数枚しかない。これはこれで、良い感じ。結局ISO200で撮り直し、XT-3 (1+1) 10分@20℃か? しかし、Massive Dev ChartではXT-3 (ISO400,1+1) 9.5分@20℃となっているので、ISO400,10分でも以下のように十分のはず。結局、暗いところでは1段+補正ぐらいということか?。ますます、スピードが落ちることになるけど。

ついでにこれも。昨日より明るいので、ピントも深く、粒子もきにならない。とりあえず、ISO400で良いのかもしれない。撮影時は暗くてピント位置が見えていない。


XT-3(1+1)の現像例(ISO400)

Double X 初撮り

 Robotがトラブってスキャンがおそくなったけれど、Double X 初撮りの一枚。ISO400の設定で撮影、ロジナール(1:50)で11分で現像。HP5+より薄いけど、Scanの相性はこちらの方がよい。とりあえず無修正でこんな感じで全然問題なし。フィルムをあれこれ選ぶ手間も無くなってしまった。
 CameraはCanon nFTb+nFD35mmF2.0の組み合わせ。

閉まっているイメージしかない横浜・外人墓地

今回も閉まってた。
いつも思うのだが、現地に公開日の案内板ぐらいおいてもらいたい。
ネットで調べると
『横浜外国人墓地へのアクセス
なお墓地内は通常非公開ですが、2月から7月および9月から12月まで毎週土・日・祭日(雨天を除く)の12時00分~16時00分に外国人墓地募金公開を行っています。』
いずれにしても、8月は開いてないようだ。