久しぶりにプリント

 昨日の晩はエアコンの壊れた暗室に汗かきながらこもってやったら、いいことなかったので、今日はエアコンのある部屋にVC7700を持ち込んで、エアコン効かせて昼間からプリント。雨戸を閉めればどうにかなるもんだ。しかし、位置決めの途中でハロゲンランプが飛んだ。(アマゾンで3000円ぐらい) 長くつけていて熱でいかれたみたい。やはりLEDランプが使える引き伸ばし機がコストが安い。

 ZeroImage6x9の試写をプリント。増設したシフトのレンズもどうにか写っていた。しかし、ピンホールのネガだとピシャット決まらないのがいまいち。6×9で撮っても、効果的な用紙一杯のプリントにするには6×7の写角ということで、両端はトリミング。

 取れないホコリをスポッテイングの修正しようかと思って用具をネットで調べてもほぼ廃品。若しくは高い。ということで、昔買っていた炭のインクとつまようじでちょと試してみたが、だめだった。やはり、ネガの乾燥時に付いたホコリを取った方が早そう、という結論に。

【追記 2024/07/27】 結局ネガを洗って乾燥時に付いたホコリを取ってから再プリント。3日連続なので、今日は一回の試し焼きでOKに。やはりホコリの無い状態でのプリントが早道。レンズはロダゴン 80mmF5.6からニコール75mm F4に替えてみた。6×7用は90mmと取説では書いてあるが、90mmは持っていない。

磐越西線

「磐越西線ひとり」のデビュー一周年ということで、磐越西線の写真の整理。この写真を撮ったのは21年前の2003年6月29日。場所は磐越西線・猪苗代駅のほぼ構内。これが便乗した最初の撮り鉄の写真。といっても撮り鉄の旅は磐越西線の2回しかない。カメラは501C/M+80mmF2.8の標準レンズ。なので、ずいぶん近くで撮っているような気がするが、このころは規制はほとんど無かった。今のようにSNSに上げられることもないし。駅に止まってるときには周りはこんな感じ。(同じ撮影場所から) のどかな時代だった。発射直後で、フィルムもTRY-X(D-76 1+1)なのでブレずに撮れている。このC57 180号機は今も元気に磐越西線で運行しているようだ。

翌年のカラー版はこちらにUP。

Rollei 35AF発売 

 2024 年 9 月 10 日から予約登録開始で、10月中旬から発送とのことです。やはりPentax17の発売を待って値決めしたようです。849Euroということで、日本円で予想通り15万円余り。でも、普通のカメラマニアが買うならこちらでしょう。露出はマニュアルモードもあるようで、露出優先式でしょうか。こちらもフラッシュ用にCR2電池が必要ということで、オリジナルより大きめになってます。レンズはガラス5枚としか書いてないですが、ゾナータイプでしょう。

【追記】平成のコンパクトカメラの最終形での近接は35cm前後のAFと一眼レフ並だったので、70cmは若干残念ですね。

ブロッソンの写真集の補修が終わる

 お願いしていた、背表紙ボロボロのブロッソンの写真集の補修が終わり戻ってきた。(下の写真が修理前)カバーがついてないので、ビニールのカバーをお願いしていたら、ちゃんと紙でカバーを作ってもらっていた。本体も補修されているとは、ちょっと見ではわからない出来栄え。早くお願いしていればよかった。
 これで、ゆっくりと中身がみれる。

Rollei 35AF価格予想

 35AF発売価格については、650-800US$ということが既に発表されている。しかし、Pentax17が500$で発売されたことで、その機能比較から、最低でも800$が予想される。1$=160円で13万円あまり。(+Tax)場合によっては1000$程度、日本円で16万円程度もありえる話だ。たぶんこの値段になっても、Sonnarが付いてマニュアル設定もできる、玄人向けのフィルムカメラなので需要はあるだろう。
 いずれにしても15万円前後になるのはほぼ確実だろう。そうなったら、同様の機能のカメラを10万円程度で売り出すところがあるかもしれない。(Pentax17が300$だったら最初から650$(10万円)程度だっただろうけど。)

Pentax 17 試写結果のサイト

以下のサイトにHP5+で撮ったモノクロームの写真がUPされています。
ISO400なので、日中の写真はF16まで絞られているはずですがハーフの3枚玉だと、やはりこの感じかという感想です。絞っているので、近接(0.5m)の写真でも、遠方はボケてません。
PENTAX 17を使ってみた簡単な感想

あとこのインスタグラム サイズが結構大きいことが分かってしまいます。

ピンホール写真用の露出計

 普通の露出計は測る範囲が40°程度だと思う。これは35mmカメラで60mmのレンズの写角だ。しかし、ピンホールカメラの写角は100°を超えるので、普通の露出計で測ると向ける方向で結構値が変わり迷いが出る。実際は最高点と最低点の平均をとるとかあるのだろうが、面倒だ。そこで使っているのがコンデジ。使っているGRの焦点距離は28mmなので、75°ぐらいの範囲で平均測光してくれていることになる。これで、写角の中心方向を測れば、大きくちがうことはまず無いし、迷いも起きない。

 しかし、ピンホールカメラの場合もう一つ問題があって、F値からでてくる露光時間は、中心部のものでしかない。120°の写角のピンホールでは、周辺部では2段落ちていて、真ん中から外では約1段落ちていることになる。なので、トンネル効果を狙う場合は別だが、全体的に適正な露光時間(±1Ev以内)にするには、1段ぐらい時間を伸ばした方(倍にする)がよいことになる。

 なのでピンホールカメラの場合、計算で出た露光時間にシビアになる必要はなく、長めに開けた方がよさそうだ。

 なお、普通の露出計を購入する場合は若干大きいがSEKONICのL-308B&そのシリーズが良い。ゴッセンのDiGI SIX2は反射式だと一段高めにでるので要注意。電源をOFF出来ないので電池の消費も激しい。小ささに惹かれて手を出さない方が無難。

日本針穴写真協会が会員向けピンホールカメラ販売を開始

 日本針穴写真協会のホームページで会員向けピンホールカメラの販売(TOP⇒会員専用⇒通販ショップ)を初めています。価格は6千円前後と、とてもリーゾナブルな価格設定になっています。ただし、会員向けなので、まず日本針穴写真協会に入会する必要があります。会費は入会金2000円と年会費2000円で初年度は4000円必要です。しかし、会費を含めても1万円そこそこで各種(135とブローニ)のピンホールカメラを買うことができるのは、メリットが大きいです。なお、表示されている価格は送料込みの販売価格とのことです。(当然購入できるのは会員本人用のみで、転売目的の複数購入はできません。)

 3Dプリンターを使ってピンホールカメラを作るのは簡単そうに思えますが、上記ページにある部品表をみると、結構手間暇かかる作業であることがわかります。

Pentax 17 比較表

Pentax17の比較表を作ってみた。対称はハーフとフルの普及機。
こうして比較すると、Pentax17は案外大きい感じ。C35でも2割体積が小さい。
中古市場ではC35は人気はないが、結構まともな仕様だったことが分かる。

比較してみて、改めて買う理由がないことが分かる。
半世紀前の技術仕様に届いていないのだから。
高機能の製品から機能を削ったのではなく、
低機能の製品に簡単にできることを加えただけのようだ。

Pentax17 シャッター最高速 1/350s

 これで電子シャッター、いつの時代のカメラなのか? (Konica C35でも1/650s。 T3は1/1200s)
 開放を除いて、Programモードしかないのだから、ほぼ絞った状態で使うことになる。なので良い性能のレンズは必要ないということのようだ。プログラムモードで絞って、開放モードではセンター部分にピントがあれば良いということなのだろう。

 しかし、いくら開放モードがあっても、最高速が1/350sでは、開放は自由に使えないような気がするのは私だけか? 計算するとISO100のフィルムで1/350sでF3.5の開放が使えるのはEV=12.0すなわち、曇の時のみ。ISO400のフィルムでは当然2段下のEV=10.0の時、すなわち雨の日。なので、開放優先モードであっても、ISO100フィルムの場合、晴れた日は2段上の絞り(F8)で普通に撮ってしまうことになりそう??
たぶんこのモードは室内用ということだろうか。その場合、明るさに応じて絞りが開いただけで、開放モードとは関係ない。。不思議な機能だ。
晴れた日にISO100のフィルムを使い、F4程度のぼかしを得るには、1/1000sの速度が必要だ。なので、ライカなど昔のカメラは1/1000sが最高速になっていた。1/350sでは2段足りないことになる。