霧島・新燃岳火口(1981年8月初旬)

 霧島ついでに、2011年に大噴火する30年前の霧島・新燃岳火口です。昔のプリントをスキャンしました。写真自体は退色していますが、GT-X970の退色補正機能で驚くほどきれいな色がでてきました。写真の通り黄緑色の大変美しい火口湖でした。60年代の007では、この下が秘密基地という設定でした。まあ、秘密基地にしたくなるような景観でした。この写真は東から西に向けて撮った写真で、多分前の山が大浪池の山で、右側に韓国岳があります。この火口は今は溶岩ドームで埋められてしまって、盛り上がってます。

 この時は会社の夏休みで、高千穂河原から中岳、新燃岳、韓国岳を越えて、えびの高原に降りる縦走ルートを普段着で歩きました。噴火まえには自由に火口に近づけてました。火口一周もできたようです。現在は噴火警戒レベルは1まで下がったようですが、火口1km以内はいまでも立ち入り禁止です。なので縦走はできず、韓国岳から獅子戸岳までは従来の縦走路で、新燃岳を迂回するために、そこから大きく北側に回り高千穂峰に北から登り、高千穂河原に下るコースになるようです。
 

こちらは2018年3月に小噴火したときに、霧島温泉のホテルの上空に飛来した噴煙です。

桜が過ぎてツツジの季節に

 霧島山に自生していたキリシマツツジという品種(諸説ありそう)が江戸時代からあるそうだけど、地元ではあまりお目にかかれない。能登や群馬からの里帰りがニュースになるぐらいだ。能登半島はキリシマツツジの日本一の集積地として有名だそうです。なじみのあるミヤマキリシマも霧島の名前がはいっていて、ツツジは霧島に関係が深い花だ。

Vision3 500T 32℃ 8分での現像はオーバー気味

【国分の市街地越しの霧島連山】 

 溜まっていた3月のフィルムを現像した。いつもは32℃ 7分で現像していたが、標準が8.5分ということなので、試しに8分で現像したところオーバー気味で粒子が見えすぎ。次回は7分に戻す予定。 おまけに85Bフィルターを付けたフード(適合焦点距離が35mm以上と書いてはある)で四隅がケラれていた。こちらは次回UVフィルターをはずしてみることに。やはりタングステンフィルムは素直に85Bフィルターを使った方が、WBの手間もなく、自然な色がでる。

2024/03/21(Leica M6+50mmF2+85B Filter)
2024/03/29(Lomo LC-A 85B Filter無し)