ピンホールカメラでは、光がセンターを中心に、距離の2乗に比例して届かない。一般のカメラでは、35mm用のレンズであれば、そのイメージサークル内では、光が同じ強さで届くようにレンズで補正してある。
なのでピンホールカメラで撮った写真をレタッチソフトで暗くしようとした場合、全体が一様に減光されるので、周辺部が先に暗くなり、トンネル効果が現れることになる。
光量が周辺で低下する他の原因としてピンホール膜の厚みがあるようである。この場合、使用する板の厚みが直径の1/20以下であれば影響はすくないようである。使用している銅箔の厚さは0.01mmなので、0.2mm程度の穴であれば銅箔の厚みによる問題はないことになる。