Minolta-16の最終機種であるQTを入手。MG-Sに比較して、焦点距離設定が可能となっているが、その代わり、レンズが4枚から3枚に。いつもながら、どっちつかずの設計。入手した個体は若干の期待も虚しく露出計は作動せず。どこか線がきれているのだろう。でもマニュアルで設定できるので、早速試写へ。QTはスピードが1/250sとフラッシュ用の1/30sと割り切った設計になっている。絞りはF3.5からF22まで可変。

早速試写に出かけてみたが、10枚目でシャッターが押せなくなりスタック。撤収して早速WEB記事頼りに分解してみた。入手初日に分解するという最初のケース。ちょっと触ってみたところ、カウンターにつながる大きなギヤ(写真右下)が、油汚れで固着してしまっていた。手で戻すと、シャッターが切れた。なので、クリーニングして、油を少しつけてどうにかスムーズに戻るようになった。あと1/250sと1/30sの切り替え機構に違和感があったけど、見ないことにして、閉めておしまいということに。写りに影響ないといいのだが。スピードは変化しているようだ。とりあえずは、MG-Sとの比較ができればOKということで。


後からこの写真を見て気づいたのが、違和感の正体。やはり、カムが別のところに噛んでいた。でも、多分露出計関係だったので、影響がなかったのだろう。分解の最初に写真をとっておくことは重要。