ピンホールカメラで必要な画角が得られる焦点距離を逆算してみた。ピンホールカメラではセンターから離れるに従って減光していき、画角120°で2段落ちる。なのでこのあたりの画角で設計されているピンホールカメラが多い。これは35mm換算で焦点距離約12mmの画角だ。
また超広角(35mm換算で焦点距離約7mm)は画角150°あたり。通常見る広めの広角レンズの35mm換算で焦点距離20mmの画角は約95°だ。
具体的には6×6フィルムでの145°は12mm前後、120°は23mm前後、95°は36mm前後だ。Zeroimage2000は25mmで120°を狙っていることになる。しかし、Zeroimage6x9は40mmで画角は102°となり、超広角の画像を求めるには、物足りない仕様となっている。6×9用としては、やはり30mmぐらいがほしい。なので日本針穴写真協会で会員用に販売している、6×9用焦点距離28mmのピンホールカメラをの完成品を注文してみた。なお、日本針穴写真協会は年会費が2000円で、入会金は2025年度まで無料になっており、本格的にピンホールカメラを使いたいなら利点が多い。
ピンホールカメラは4×5判なら自作も比較的容易にできるが、中判120フィルムを使う場合はには、巻き上げ機能が必要で、自作は難しく、6×9カメラのフィルムバッグを使うことが普通。でもこれが重く、比較的安価で出来あいのものがあるのであれば、それを利用しない手はない。海外製品はやはり数万してしまう。