リコー版写ルンです(LX-55W)をハードオフで

 ハードオフのジャンクのカゴの中にきれいな個体がまじってたので拾ってきた。古い電池が入っていてシャッターも切れない状態。でもたぶん動くでしょうということで、宝くじ感覚で、330円で御購入。実は太めのストラップがついていて、それだけでも良かった。フィルムの安い頃(300円ぐらい)は、このような機種も売れたのだろう。定価が1万5千円だったらしい。Lomoもにたような機能だ。
 
 帰ってから電池(単3を2本)を入れてみたがびくともせず。ネットで調べたら、レンズの蓋が電源スイッチだった。レンズの蓋を開いて、シャッターボタンを押すと、フラッシュまで点灯。ということで、たぶん写りそう。状態としては、フィルムタイプを確認するところに貼ってあるモルトがボロボロだったので、剥がした。確認窓は不要で光線漏れの原因にもなるので、あとでふさぐことにしようと思ったが、パトローネの押さえにもなっているような気もするので、張り替えた。他はきれいにしている。このカメラ単3電池を2本入れた状態で266gとそんなに軽くはない。

 基本「写るんです」だと「晴れ」用の一つの組み合わせしか無いが、LX-55Wでは速度と絞りが4段階でプログラム(1/50sF4.5, 1/100sF4.5, 1/50sF11, 1/100sF11)されているらしく、明る所のF11だったら普通の写りになることを期待。ISOは100と400のDXコードで自動設定のよう。しかし、晴れた日にはISO400では無理そうな気もする。(カラーならだいじょうぶ?)レンズは3群3枚玉のF4.5。シールが貼ってあるように一応生活防水らしい。Date機能もつているが、2020年前までの表示しかしないらしい。Contaxなんかでも同じだ。

 写ルンですのISO400は、『絞りF10、シャッタースピード1/140秒』らしいので、どうにかなりそうだ。ネガフィルムのラチチュードの広さを利用しているようだ。明るい所はオーバ目だが、暗い所でもF11で対応できる可能性がある。逆にISO100では暗いとF4.5の開放で撮ることになり、近くしかピントが合わなくなる。このカメラ、フラッシュの強制OFFの機能は無いので、あまり使うことはなさそうだ。