少しだけ残っていた現像液のXT-3がへたっていたようで、ほぼ透明のネガになってしまった。でもScanするとそれなりの画像が出て、いつものネガが濃すぎることを再自覚。

[昔は東芝の半導体工場だったけど、今は京セラの工場]
前浴は不要としている人もいる。しかし、現像液を投入する前に、タンクの温度は現像液と同じにしておく必要がある。特にステンレスタンクの場合には。それには現像液とほぼ同じ温度の水でならすことになるが、その時に、フイルムが入れてあるか、ないかの違いであり。あまり議論する必要もないだろう。手間のかかる話でもない。現像作業は、悪影響の可能性があるものは極力排除することが基本。
Vision3のカラーフィルムの場合は、重曹液でリムジェトを除去するこになるので、それが、前浴の代わりとなる。
過露光のコマも有り、あまり効果は無かった。やはり、D-96ということで。
でも、散歩写真には16mmで十分という感じがする。
軽いし、携帯で写真撮ってるようで気を使わなくてもすむ。
[Minolta-16 MG-s(2台目), Kodak double X,ロジナール(1+50) 9分@20℃、
PhotoDirectorによるノイズ除去/手振れ補正(30%除去設定,6,7,10は100%)】
MG-s2台ともに、絵は出ているが、またフイルムの上下が逆のミス・・・。次回からは必ず確認しませう。モルトは2台ともボロボロになっておりきれいにしたが、特に張替えはしなかった。けれど光線もれはなく特に影響はないようだ。
【2025/04/10追記】
とりあえず両機ともに写ってました。ちょっと過露光気味のような。穴を消すために、14x17mmから10x17mmにトリミングしている。ただ、桜はさすがに16mmでは難しい。53cmのフィルム長で22から23枚ぐらいは撮れている。手巻きフィルムで撮る場合、110ではフィルム間調整機能を壊しているので、53cmで13枚ぐらいしか撮れない。カウンターが付いていて裏紙も必要ないので、16mmカメラの方がメリットがある。ただし、Minolta-16II やMinolta-16 MG-sなどでは固定焦点なので、そこが弱い。Minolta-16 の最後の機種QTには、焦点距離の調整機能が付いているが、レンズがMG-Sの3群4枚と違い、3枚玉に戻ってしまっている。
【画像のシャープ化】上の例はノイズを若干(30%)除いたただけで16mm特有の解像度の低いボンヤリとした写真ですが、PhotoDirectorの高画質化、手振れ補正を30%施すと、そんなに造られた画像ではなく、シャープな写りの普通の写真になります。110のデジタル化で割増料金で「シャープ化」をしている店もあるようです。
フィルムの方向を間違えて、パーフォレーション部分に写ってしまった。
50cmのフィルム長では13コマしか写せなかった。そのうち1枚は真っ黒、
たぶん光センサーを指で覆ってしまったのかも。(と思いたい。。)
この画像のノイズは3割カットしているが、流石にテッサーという感じ。
16mmカメラに比べフィルムが広い分だけ画角が広いので撮りやすい。
110カメラの画角は17x14mmとされているが、実際には20x14mmぐらいが
写っている。市販の110フィルムだと、17x14mmしか写る範囲がない。
ロモの110フィルムで外れた部分は2重露光のような感じになっている。
[Rollei A110, Double X(16mm), D96(1+1) 9.5分@20℃, Noise 30%除去]
デジタル写真も、ノイズを載せてフィルム写真風に見せる現在、フィルム写真の粒状性を、フィルムの銘柄、現像液の種類、現像方法などで、アナログ的に制御する古き良き時代は終わっているのかもしれない。
ノイズを消して、デジタル写真で使っているXXフィルム風ノイズを入れれば、銘柄を替えられることになる。