Minolta-16IIのマニュアルを見ると被写界深度は以下の表のようになっているので、レンズの固定焦点の位置は2.5m付近にあるようです。近接撮影や無限遠の撮影にはオプションのフィルターを使用します。
被写界深度 (レンズ:22mm/F2.8)
絞り 最小距離(m) 最大距離(m) 2.8 2.0 3.3 4 1.9 3.8 5.6 1.7 4.9 8 1.5 8.2 11 1.3 62.8 16 1.1 ∞
Minolta 16II 試写 & リール巻失敗
A110にかかりっきりだったので、手を付けていなかったMinolta16の試写をやってみた。フィルムマガジンにフィルムを込めるのと、撮影はとりあえず上手く行ったけど、現像前のリール巻で予想通り失敗。後半部分は現像ムラで駄目になってしまった。やはりリール巻は難しい。最初にやった35mmフィルムの抱き合わせの方法も含め要検討。
上手く現像されたコマはフィルムでみると以下のようにまともなのだけど、スキャンして伸ばすと粒子が荒い。Double-XをISO400の感度で撮ったので、現像時間を長くしたのもまずかったのかも。ちょっと過現像気味。
Minolta16の画角は135換算で56mmぐらいとなり狭い。110カメラはフィルム画面が広い分40数mmだ。普段35~40mmで撮っているので、ファインダーで見えるエリアが随分狭く感じる。後期のMG-Sという製品は110と同じ画面エリアに拡大してあるそうだ。ただし、やはり焦点調整機能がないのはちょっと。使ったフィルム長は50cm余りでちょうど24枚目が終わっていた。若干(2~3cm)余裕をもたせた方がよいようだ。

生き残った10コマの内の8コマ。








【Double-X(ISO400で撮影) D-96(1+1) 11分@20℃】
ピント合わせ機能がなく、2.5m余りの固定焦点なので、基本F11ぐらいで撮っている。逆光には弱いようで、光が強いと広がっている。ピンホールカメラと同じく、カラーフィルムの方がもう少ししまって見えるかも知れない。あと被写体も2~5mぐらいの範囲にあるものがよいのだろうけど。あとSilkypixとFileVisor 7付属のPixef LTで強めにリタッチしている。
【追記 2025/03/22】こちららはPhotoDirectorで粒子を除いた写真
Marix 16mm リールへのフィルムの巻き方
16mmフィルムのリールへの巻き方はこのリンク先にあるけど、どうもうまく行かなかった。まず片方のリールの根本にあるフィルム止にフィルムを通す。そして、片方のリールを付ける。それからフィルムを巻いていくのだが、リールの間は当然フィルムよりせまいのでうまくいかなかった。
今日改めて動画を見ると、フィルムを傾けて巻いて、溝にはめていくのがコツということが分かった。これでフィルムが飛び出ることはなさそう。 動画が小さいので良くわからなかった。使い方書いておいてくれるとありがたいのだが・・。
巻き方の動画のあるページへのリンク
Minolta 16II 用のイエローフィルタ
Minolta 16II用のフィルタはなかなか出ていない。現物に付いているUVフィルターのガラスを交換してみようかと思ったけれど、これがなかなかきつく止めてあり、留め具が外れない。なので、とりあえずHardoffで拾ったフィルターを切って、テープ止めして使ってみる予定。
【2025/03/08】とりあえず、ガラス切りがとどいたけど、まだ手つかず。
MINOLTA-16 II (16mmフィルム)を入手
MAMIYA-16とは双璧をなしそうなMINOLTA-16IIもとりあえず入手してみた。価格はMAMIYA-16と同様数千円のもの。こちらも、最初はフィルムマガジンが添付されているものが必要となる。こちらは露出計がついていないため155gとMAMIYA-16の約半分。レンズはROKKOR22mm・F2.8(3群4枚)のテッサータイプのようで、MAMIYA-16より広角。

こちらは距離計はついておらずF16でパンフォーカス(1m~∞)の設定になっている。マニュアルにある深度から推定すると、焦点は2.6m付近にあるらしく、F8で1.5m~8m、F5.6で1.5m~5mぐらいまでしかピントは合わない。なので2~4mぐらいで撮るのがこのカメラの最適距離ということだ。シャッタースピードは1/500s~1/30s・Bとなっており、時代が新しいためか、範囲が広く現在のスピード形式とおなじ。絞りはF2.8~F16でこちらは入手したMAMIYA-16と同じ。
フィルムマガジンはMINOLTA-16専用となっており、メーカ別に違うことが、110にその座を奪われた原因となっている。ただし、他のメーカーでも、ミノルタのマガジンを使っているところもある模様。海外のサイトでは3Dプリンター製を販売しているところもあるが、遮光性がない(フィルムの出入り口にモルトが無い)ので、フィルムを詰める作業はすべてダークッバックでの作業が必要。オリジナルのマガジンには現在の35mmフィルムのパトローネみたいに遮光性の加工がしてあるので、フィルムタンク側に詰めたあとは明るい場所で作業できるようだ。