ピンホールカメラ6928TICCどうにか試写成功

晴天の予報だったのに、雲が多く冷たい強風の中の山登り。どうにか試写は成功。ただ、6×9で対角画角が120°は大きく、このコマでは画角を見誤り鳥居がはみ出てしまった。紙垂(しで)も強い風でゆれている。ここもEv=7~8で、一枚当たり約10分の露光時間が必要だった。ピンホール写真はシャッター開けてからが暇だ。

【高座神社】2025/02/03 撮影分

地味に難しいフィルム装填

針穴写真協会から購入したピンホールカメラは、内部にあるフイルムケースに装填して使うことになる。しかし、両側同時に挿入する必要があり、途中で裏紙がほどけたりして、フィルムを装填するのが意外に難しい。何回か試した最善の方法が以下。

①左側の巻取り軸にフィルム裏紙をテープで固定。同様に、右側のフイルムもほどけないようにテープで仮に固定する(新品のフィルムなら不要)。
②右側から隙間に裏紙を入れ込み、順次左まで入れ込む。
③中間まで裏紙を押し下げたところで、フィルム側の仮止めのテープを取る。
④メトロカードに添わせて、裏紙を下側の溝に入れ込む。

とりあえず、この方法でどうにかなりそう。

6×9ピンホールカメラ 試写失敗・・

 きょうは入手した6×9ピンホールカメラの試写。山の麓まで自転車で行って、歩いて山登り(標高200mぐらい)。早速現像してみたら、これまでで最高の盛大な光線漏れ。全コマほぼ駄目で、枠も残ってるのがわずか。最後のコマの方はほぼ像が残っていない。

 原因を考えてみたが、一番可能性が高いのが「巻太り」若しくは「ゆる巻」による、フィルムを取り出した後の光線もれ。単に巻いていくだけで、巻き太り防止の機能はない。ふすまの隙間目張りテープで対策してみることを考えたが、フィルム室がスプールとほぼ同じ幅なので、貼れないこと判明。できるだけ強く巻いて、暗袋の中でフィルムを抜いて、タンクに巻けばいいのだろう。一回で2本も撮ることもないだろうから。

これを撮ったのだけれど・・・。

【追記(2025/02/01)】ほぼ原因判明。固定で付けた黄色フィルターで良く見えなかったが、①”シャッターの引き戸が半開き”になっていた。これが原因の8割ぐらいと思う。また、最後の2コマぐらいが駄目なのは、②”巻がゆるい”ためでは無いかと思う。なので、隙間目張りテープを買ってきた。たぶんこれでOKのはず。いずれにしても、②は暗袋で取り出して、そのままリールにまけば、問題ないはず。

【追記(2025/02/02)】フィルム室の隙間が1mmもないので、隙間目張りテープを貼ることはできなかった。強めに巻き上げるしか方法はなさそう。

下の写真で、引き戸が完全に開いていないのがわかる。なぜネガが透明なのかと思っていたら、光線漏れではなく、光線が届いていなかった。この時気づいていれば良かったのだが・・・。

ピンホールカメラ届く

 土曜日に注文した日本針穴写真協会の会員向けに販売しているピンホールカメラ(6928TICC)が届いた。キットでも販売しているが、完成品にした。試写までしてくれてあるので、写ることは確か。

 仕様は、120フィルム6×9用、焦点距離は28mm、針穴サイズ0.19mm、F=150、画角121°。サイズはW124×H84×D51mm、重量173g。6×9用だけど、ZeroImage社のZero2000と同様のサイズ。Zero 6×9より幅が5cmも短い。

【追記】 枠だけのフィルターを間に入れるとケラレそうなので、イエローフィルターを直接つけてみた。ハードオフで仕入れたレンズキャップを、シャッター代わりに使うことに。SIGMAのこのキャップが一番遮光性がよかった。この上に被せる蓋も作ったけど必要なさそう。ハードオフではついでに500円の三脚も仕入れてきた。この構成でKentmerepan 100を使うと、晴れたところ(Ev=15~14)で1秒から2秒、くもり(Ev=12)で12秒、さらに暗い(Ev=10)と1分ぐらいの露光時間。あと水準器を付けて準備は終わり。