D-96現像液作って現像してみた

薬品は20年ものが余っているので、D-96の処方で現像液を作ってみた。
これから天気悪くなりそうだけど、天気の日を見つけて試写・現像してみよう。
ちなみにキッチンはかりが、0.4g測れないのでおかしいなと思ったら、最小重量が2gだった。
D-96の処方は1リットルに対し、
メトール: 1.6g 
無水亜硫酸ナトリウム:75.0g
(無水亜硫酸ソーダ)
ハイドロキノン :1.5g
ホウ砂 :2.0g
ブロムカリ:0.4g
これを50℃ぐらいのお湯で溶かす。

現像時間はISO250でストックで7分@21℃、ISO400で8分@20℃。
D-96で1+1の場合はあまりデータが無いが、ISO200で13分ぐらいのようだ。
しかし、D-76のISO250がストックで7分@20℃
    D-76の1+1で、ISO250で10分@20℃なので、13分は長いかもしれない。

【2023/12/15追記】
朝から12枚撮り2本を作って神宮で試写。
早速D-96処方の現像液で二通り現像してみた。
[Double XはISO250の設定で撮影]
①D-96原液で7分@21℃。(下の写真の左)
②①で使った原液に水を加え1+1で10分@20℃。(写真右)

結果はロジナールと違ってなめらかという感じ。
②の方が若干薄め。11分ぐらいでもいいいのかもしれない。

久しぶりにロジナールを無水亜硫酸ソーダ割り

 昼間撮った分も含め4本現像。久しぶりにロジナールを無水亜硫酸ソーダ割り(30g/1リットル)をやってみた。前回ネガが若干薄かったので30秒伸ばしてロジナール(1+50)11.5分にしてみたが、11分で良かったみたい。ダブルXはベースが透明なので、ネガを見ただけでポジをみているような感じがする。Konica C35の光線漏れも治っていること再確認できてよかった。

ここは浜の市の堤防で、後ろでぼやっと煙あげているのが桜島。風が強かったけど、夕日に照らされたすすきが、どうにか撮れていた。

【2023/12/17追記】たぶん無水亜硫酸ソーダを加えた分、ネガが濃くなっているようなので、現像時間を9分前後に短くしないといけないと思う、今日このごろ。

Robot Star I さっそく入院

 初回の撮影は大成功だったのに、すぐにシャッターが不調に。シャッタースピードを変えないと露出オーバーに。修理屋さんに連絡したら、シャッターの羽が油粘りしているのではないかということで、さっそく入院することに。

Double X 初撮り

 Robotがトラブってスキャンがおそくなったけれど、Double X 初撮りの一枚。ISO400の設定で撮影、ロジナール(1:50)で11分で現像。HP5+より薄いけど、Scanの相性はこちらの方がよい。とりあえず無修正でこんな感じで全然問題なし。フィルムをあれこれ選ぶ手間も無くなってしまった。
 CameraはCanon nFTb+nFD35mmF2.0の組み合わせ。

スケッチとロボットの試し撮りの現像あがり

吊るした状態で、左がスケッチ、右がロボット。露出計はセコニックのL-308Bを使用。右のネガはリールに巻き込むのに若干問題があったようだ。

とりあえず絞りとシャッタースピードはどちらも正常のようだ。ロボットのフードは深いようだったけどケラレは無い。スケッチのコマ間は揃ってない個体のようだ。ロボットのコマ間は狭いのでフィルムを切るのに苦労しそうだ。

【スキャン結果の追記 2023/09/29 23:00、2024/01/18修正】
以下の写真はロボットのネガをスキャンしただけのもの。
暗い場所に加え、目測なのに結構合ってる。被写界深度が深い。
そして立体感。これまで、この被写体を撮ったなかでは一番の写り。
結果としては、ロボットの圧勝というところ。
小型カメラでは、やはりTessar系のレンズは強い。
スケッチも3群4枚構成のテッサータイプと書いてあるプログもあるが、
3群4枚構成だけでテッサータイプと呼ぶのは間違いという例だろう。
スケッチ用の新設計のレンズだったらしいが、なぜテッサータイプに
しなかったのかが逆に不思議。一年で販売中止というのもレンズの
影響もあったのだろう。
ましかく写真としてはロボットの出番が多そう。

【写真UPの追記 2023/09/30 08:45】
スケッチ(2)のリンク
Robot Star Iのリンク

Konica C35 Flashimatic 光線引き 修理完了

現像ムラとか重なって手こずったが、モルトを追加してようやく、光線引きが無くなっていることが確認できた。軽るくて、距離計もついて、写りもしっかりしているので、散歩の時の常用のカメラになりそう。

閉まっているイメージしかない横浜・外人墓地

今回も閉まってた。
いつも思うのだが、現地に公開日の案内板ぐらいおいてもらいたい。
ネットで調べると
『横浜外国人墓地へのアクセス
なお墓地内は通常非公開ですが、2月から7月および9月から12月まで毎週土・日・祭日(雨天を除く)の12時00分~16時00分に外国人墓地募金公開を行っています。』
いずれにしても、8月は開いてないようだ。

久しぶりの4本x2の現像

結局旅行に持っていったのはCanon FTb+35mmF2のみ。
久しぶりにロジナールで現像したが、どうにか問題はないみたい。


しかし、1枚目からジャムってシャッター押せなくなったのにはまいった。
裏蓋開けてフィルム取って、何度かシャッター切るうちに元通りになって一安心。
途中で古いストラップが切れて落としてしてしまったが、床が木で損害なかった。

6月分をようやく現像

今月も4本しか撮れなかった。それも試し撮りが2本。
一番右がKonica C35 Flashmatic、その左がMamiya Sketchの試し撮り、その左はFTb_square。どうにかC35の露出計とスケッチのシャッター&絞りは正常みたいで、絵が出ている。1枚飛んでいるのは、バッグのなかで空シャッターを切っていたみたい。スケッチは長巻機で25の目盛りまで巻いたフィルムで36枚撮れていた。スケッチの露出測定はコシナ(VL)の小型露出計を使った。スケッチは絞りを変えるのに、レンズに指を突っ込む形で、ここも面倒な構造。ピント調整も、個体によるのか、白いはっきりしたものでないと2重像が出てこない。FTb_squareは正方形に難があり微調整中。

【2023/07/02追記】
 スケッチのネガをスキャンしてみたが、やはりテッサー系のレンズに比べ、解像度はよくないようだ。C35 Flashmaticは一部光線を引いているコマがあったが、パトローネの問題と思う。写りはC35 E&Lと同じ、露出も同じく精度もいい。

白黒現像液の自家調合のコスト

 コダックのD-76とデクトールが日本での販売を終了した現在、アメリカからの通販に頼らざるを得ず、その場合の価格は3.8L用の一袋が3,000円台の後半になっている。これも4~5年前の4倍近い。

 そこで、同等品を自家調合した現時点での製造コストを調べてみたのが下の表。なお、仕入れ元はヨドバシ通販。
 結果として、D-76同等は3.8L用の袋を6袋作った場合の、1袋当たりのコストが1,844円。現在かわうそ商店でD76同等品が1,870円で販売されいるので、D76にこだわるのであれば、この同等品を購入すればよいことになる。【2023/04/26】かわうそ商店の分は品切れになってます。同等の価格帯にマリックスの同等品があります。
 また、デクトール同等は4袋分作ったときの、1袋あたりのコストが2,809円なので、1袋あたり700円前後は安いということになる。国内に同等品があればいいが、昔何種類か試した時にデクトールにたどりつた経緯がある。そのときにはまだ、Gekkoの現像液があったが、今はそれもない。さすがに、デクトールの同等品はでそうにない。。ただ、印画紙用の現像液の自家調合は、プリントの調子を変えられるというメリットがある。

【追記 2023/12/01】D-72で最後の行を臭化ナトリウムとしていたが、臭化カリウム(ブロムカリ)の間違いでした。修正しました。結果2,531円が2,809円にアップしています。これを機会に、【SILVERCHROME BW PAPER DEVELOPER 10L用】など千数百円の現像液で試してみるのもよさそうです。ちょっと買ってみようと思います。

フィルム現像液

D-76の入手が困難/価格高騰してきたので、現状の価格を比較してみた。
現状では、ロジナール500mlの1+50とFujiの現像液が変わってないだけ。D-76は2年半前より3倍弱。現像液も価格的に厳しくなってきている。スーパープロドールは写真教室ぐらいでしか使ったことがないので、調子がわからない。また現像時間のデータが少ないのも難点。

[2023/04/19]
1)D-76
 1+1 希釈:3400円/(3.8Lx(1+1)/0.25L)=111円/本
 (2023/04/19現在 3,400円に値上げされている。)
 B&Hルートの場合
 1+1 希釈:54.32$/2個x133円/(3.8Lx2x(1+1)/0.25L)=118円/本
2)Rodinal
 1+50希釈(100mLを1本):1780円/(100mL/5mL(1+50))=89円/本
 1+50希釈(500mLを1本):4280円/(500mL/5mL(1+50)) =43円/本
3)T-Max Developer
 (今後入手できない。)
4)ミクロファイン
 1+1 希釈:325円/(1Lx(1+1 )/0.25L)=40円/本
5)スーパープロドール
 1+1 希釈:272円/(1Lx(1+1 )/0.25L)=34円/本

【2023/04/21追記】かわうそ商店にD76同等品がでていた。
 (とりあえず約半額になる)
6)KODAK D76同等品 ARISTA・アリスタ 76粉末現像剤 1ガロン
 1+1 希釈:1870円/(3.8Lx(1+1 )/0.25L)=61円/本
 【2023/04/26追記】品切れになってます。
7)マリックス標準 白黒ネガフィルム現像液 D-76 同等品【1L×6袋】
 1+1 希釈:2800円/(1Lx6x(1+1 )/0.25L)=58円/本

[2020/12/16]
1)D-76
 1+1 希釈:1470円/(3.8Lx(1+1 )/0.25L)=48円/本
2)Rodinal
 1+50希釈(100mLを3本):(990×3+1110)円/(100mLx3/5mL)=68円/本
 1+50希釈(500mLを1本):( 2630+1110)円/(500mL/5mL) =37円/本
3)T-Max Developer
 1+4 希釈:2640円/(1.0Lx(1+4 )/0.25L)=132円/本
 1+9 希釈:2640円/(1.0Lx(1+9 )/0.25L)=73円/本

ローライA26復活物語再開

 しばらくぶりにヤフオクを見ると動いてそうなA26が出ていたので懲りずに落札。

 今回は電池を抜いて送られてきたので、電池を入れてシャターを押して見ると、絞りが露光に応じて変化するのが確認できた。A26の場合、シャッターを押した後、レンズを覗くと写真のように写した絞りのままで絞りが固定されていることを発見。なので、レンズをのぞけば、絞りが効いていることが分かる。絞りが機能していないと、絞りが開放となり絞りハネが見えない。本体を開閉してフィルムを送ると、初期値(小開き)の絞りにもどる。【電池が入っていなくても、絞り開放でシャッターは切れるので、完動品と勘違いしないように。】

またファインダの右端には、下の写真のように、露出計のメータが付いていて明るさに応じて、上下に振れた。ちなみに、緑のランプは露出の光が足りている場合に点灯するようだ。

 ということで、これまでここ3年間触ってきた個体は、露出計が全然動いなかったことがようやく判明。そこで、電池室を開いたところ、水銀電池が液漏れしていた。で、電池を交換したところ、露出計が動いてしまった・・・・。シャッター切れるから電池は生きていると思っていた、勘違い。これまでの3年間を返してほしい。

 で、新い個体で試写。フィルムはパーフォレーション無しのフイルム(かわうそ商店)を126フィルムパーッケージの裏紙にまいて使う。やはり、裏紙があれば光もれの心配が少ない。それに、だいたいの撮影枚数も分かる。裏紙に18枚目の数字のあるところまでのフイルムを使うと、13枚ぐらいの撮影ができた。フィルムに穴がないのでストッパーが効かず、枚数がいく程、フィルム間隔が長くなる。

 フイルムを巻く時の注意は、多めに巻くと、固くて、フィルム送りができない場合がある。この場合A26の裏蓋を引くことができない状態に陥ってしまう。実際これで1台壊してしまった。フィルムを巻いてカセットに設定したら、指で回して、フィルムが送られることを必ず確認する必要がある。逆に、カメラにセットするまえに、手動でフィルムを撮影枠の半分ぐらいまで進めてから、カメラにセットすると間違いがない。裏紙を使わない時にも、同様にフィルムがちゃんと送られるか要確認。

 なお、巻き上げが固まった場合には、マニュアルの25ページによると、決して力で開こうとせず、[33]と裏側[7]番のボタンを同時に押しながら開けとあります。これを知っていれば、壊さなくて済んだと思う。
なお電池は[29]番のネジを回して、サイドパネルを外して、電池を取り付けます。(マニュアルの口絵を参照)
空シャッターを切る場合には、上下の[5]番を左手で持って、A26と書いてあるカバーを右手で右に引きます。するとレンズが飛び出してきます。[16]番がシャッターです。 カバーを完全にはずしてフィルムを入れる場合には、裏側にある[7]番を押しながら、カバーを右に引きます。なお、ペアで売ってることがあるフラッシュユニットは、コンデンサが死んでると思うので、基本使えないと思います。しかし、中には動くユニットがあるかもしれません。充電時間はマニュアルには15時間とあります。

 こんな感じで、3年目にしてようやく、ローライA26で、普通に穴のない、真四角写真を撮ることに成功。

【鹿児島神宮】ORWO UN54(ISO 100) R09ワンショット (ロジナール)1+50 8分