2浴現像法

昔撮っていたネガを見たら最後の方は2浴現像をやっていたので、残ってた薬品で現像液を作ってみた。作った現像液は昔と同じ1リットルあたりの処方は以下。
【A液】
メトール・・・・・・・・5g
無水亜硫酸ナトリウム・・75g  (100g~50gの処方あり)
【B液】
硼砂・・・・・・・・・・10g

この液を 液温24度で使用する。現像時間は【A液】4分⇒【B液】4分⇒停止⇒定着⇒水洗い。。 停止液以降は通常と同じ。
DELTA400とPRESTOを同じタンクで現像したがとりあえずOK。
この液で35mmで10本(2~3ヶ月)の現像ができる。

なお費用を計算すると、メトールが3900円/250g、無水亜硫酸ソーダが560円/500g、硼砂が1000円/500gなので、上の1リットル用が合計で182円/10本となり1本あたり約18円。なおメトールには少量の1000円/25gの瓶もありこれを使うと約31円/本。
ちなみにD-76は1090円/3.8リットルを1:1に希釈して使うので約30本に使え、1本あたりの費用は約36円となる。いずれにしてもフィルム代(500~1000円)に比べると微々たるもの。ただしD-76も630円/1リットルの製品だと2.2倍高いので79円/本となりCPが悪い。
またT-MAXデベロッパーは1:4に希釈した後に2600円/5リットル。これで20本使えるので130円/本となりかなり悪い。 

2浴現像による例

LPLタイマーの修理

FOCOMAT2号機はボード裏の電源の配線も終わり無事点灯。5年以上寝かしていたのでオイルをさして全体もふく。あと写真にあるLPLの引き伸ばし器用三連タイマーの、折れたスイッチをアロンアルファで接着修理。どうにか使えるようになった。折れて分かったのはこのスイッチ、本体とは中央ではなく右から1/4のところだけがつながっている。なので中央を強く押して使っているとプラスチックの経年劣化で折れてしまう。押すのは右側中央(1/4のところ)が安心。たぶん20年も使うことを想定して設計していない。銀塩写真はフィルムよりもタイマーみたいな機器が消えるのが早いみたい。タイマーは日本ではもう生産されておらず、海外でも安い製品は無い。

暗室用品を発掘

押し入れにフォコマート2号を眠らしておくのも可愛そうということで、朝から梱包されている箱から取り出してみた。フォコマートのヘッド部分はこんな感じで梱包して送ります。プレートとポールは別梱包しています。

しかし、別のケースにベースのボードはあるのにポールが無い。家中さがしてもみつからず。ひょっとしてと思って引っ越しの時に本棚でふさいだテレビ置きのスペースを、本棚のすき間から覗いてみたら、これも家中さがして行方不明だったLPLのイーゼルの箱がかすかに見えた。

で、本棚をどけてみたら、フォコマートのポールの他に、探してもないので5年前の引越し時に捨てたと思っていたものがいろいろと発掘された。①イーゼル6個(3個は全紙まで焼ける。)②フォコマート3号機③バライタ洗い器( アーカイバルウォッシャー )。LPLの4枚羽根は最近買い直したばかりでショック。。でもバライタ洗い器の再発見はラッキー。引っ越しのどさくさでしばらく使わないものは、空いてるところに押し込んだみたい。 フォコマート3号機はポールが長くベースも広い全紙まで焼けるタイプだが、たぶんこちらは使う機会は無い。

Crystarl Windsの内容更新

 Wordpressの導入にあわせて内容を更新。Scanデータが残っているものは大きなサイズの写真に変更しました。また、カラーの鹿児島と猫のページに一件づつ追加。

 気づけば2003年から15年近く更新していなかった。。

ローライA26始末記(前編)

A26は現在では販売されいない126というカセットタイプのフィルムを使うカメラ。
126フィルムを使う時点で「写ルンです」の部類に属するカメラで、ピントは目測。露出は自動。
このカメラを使うためには、カセットを分解して、フィルムを手巻きでセットするしか現在方法が無い。
幸い35mmフイルムのパーフォレーションの穴とは位置や数が違うが、フイルム幅は同じなので、そのまま使える。
しかし、35mmフイルムのパーフォレーションが画面に入ってしまうという欠点があるがこれは愛嬌。

1.カメラ本体の入手経過
 いずれもヤフオクで入手(3~5千円)したが1970年代発売のカメラなので問題のある個体が多い。
1)初号機
 ヤフオクで「動作未確認」の個体。⇒シャッター開かず使用不可。
2)2号機
 1号機に懲りたので「シャッターは切れます」の個体。⇒撮影可能の個体だった。
 しかし、ファインダーの曇りがひどかったので開けて清掃。
3)3号機になる予定の個体
 「シャッターは切れます」の個体。⇒シャッターを押すとかすかに音はするが、シャッター開かず。⇒返品
4)3号機
 「シャッターは切れます」の個体。⇒撮影可能の個体だった。3)より安かった割に状態は一番良い。なので、撮影可能な個体の確率は50%。A26の動作未確認は動かないと思った方がよい。

2.フィルム・カセットの製作
これもヤフオクでKoda ColorIIの使用済みのフィルムカートリッジを入手。126フィルムはカセットの遮光性を考慮して120フィルムの様に裏紙で巻かれている。しかし、フィルムカセットを分解する途中でカッターでこの紙を破いてしまった。裏紙があれば光もれにつよくなるが、紙がないと簡単に光がもれてしまう。裏紙を使わない場合は、フィルム巻からカメラへのセットまで暗袋のなかでやる必要がある。(裏紙があっても暗袋でやるほうが無難と思う) しかし、裏紙が無い分,24枚撮りなど簡単に巻ける。フィルムのASAはカセットの切り込みで読んでいるようなので、kodacolorII(ASA100)に合わせてFuji Acros(ASA100)を巻いた。

3.撮影結果
最初に標準現像時間で現像したらめちゃめちゃ濃ゆすぎた。ASA50相当の減感現像で、グレーが暗い被写体のカットはOKに。しかし晴れた白っぽいカットはまだ2段ぐらい濃い。確認のため2台目を入手したがともに同じ傾向なので、個体依存ではなく機種依存のようだ。明るい被写体はレッドフィルターとか通さないと行けない感じ。露出自動のカメラはこれが困る。他の方法としてはASA400のカセットを使うか化かすのがあるが、化かす方法は不明。ASA400のカセットは本体並みの値段がついているので、分解途中で壊した時のショックが大きそう。

4.後編の予定
A26にはコマ送りの確認のため、パーフォレーションの穴の位置を検出するピンがついているが、このピンを押さえたままでもシャッターは切れるのでパーフォレーションの穴無フィルム(たとえば120から切り出したしフィルム)がそのまま使えそうな気がするので試す予定。
ちなみにネット上ではヒットしない。

やはりA26の魅力は35mmフィルムで真四角写真が撮れるところにある。

本屋さん閉店

この先にある本屋さん、レジのところに小さく今月末閉店とか書いて置いてあった。
隣接のスーパが閉店してお客激減したのか?
市内に2.5店しかない新刊書店のひとつがなるのでショック。。
天文雑誌を買わなくなったのが響いたのか・・・。