ハッセルは備品も多いが値段も高い

 SWCの相場は20年まえとほとんど変わらないけど、501 C/Mの価格は2~3倍に上がり、SWCと同じぐらいの相場になってますね。フィルも高騰したにもかかわらず、驚くばかりです。ハッセルには備品が多いですが、値段も高いので、手に入れるときには、フード、やフードキャップ(SWC)、フィルター、ファインダー(SWC)など、できるだけ揃ったものが良いです。
 一昨日のSWCの撮影では純正のファインダーを使いましたが、やはり以下のコシナのSWC用アングルファインダーの方がクリアで見やすいです。内部スクリーンに6×4.5用の線が引かれています。しかし、おじぎする姿勢になるため、場面によっての使い分けでしょうか。

 SWCは普通ファインダーのアバウトな画角で撮影するわけですが、三脚でしっかりした画角で撮りたいというときには、以下のスクリーンアダプターをフィルムバックの代わりに付けて、それに501C/Mなどのフォーカスフードを取り付ければ、フィルム上の画角をしっかり決めることができます。プリズムファインダーをつければ、上からのぞけます。当然撮影時には、はずして、フィルムバックをつけます。

今年は中判、大判ということで、今日はSWC

 今日は十数年ぶりにSWCを持ち出して見た。とりあえずイエローフィルターを付けて。スポットメータで測ったら、ハッセルのイエローは1/2段落ちだった。1/2段は露出計に設定がないので1/3段落ちで使ってみる。隼人新港まで往復12km。やはり徒歩では疲れる。早速現像してみたけど、一年毎に空シャッターでチェックしているので、どうにか機能的に問題は無いみたい。乾いてからSCANすることに。
 さすがにSWCという感じの二枚。街角スナップとか撮りたくなりました。 

Hasselblad SWC Biogon 38mmF4.5+Y2 Kentmerepan100(80) D-96(1+1) 12分 @ 20℃
2025/01/23 撮影分

美瑛がひどいことになっている

 私が美瑛に行ったのは2003年の2月初め。美瑛は冬ということで、この時期に行ったけど、観光客はわずかしかいませんでした。帰りの富良野発旭川空港行きのバスはほぼ満員だったけど、途中の美瑛から乗ったのは一人だった。いまは宿を確保するだけでも大変なのかも。歩きだったので、泊まった宿のご主人に車で半日案内してもらったりと、のどかでした。今ではもう無理でしょう。京都と同じで、行くのが困難になった観光地ですね。 この車列みるとうんざりですね。生活道路がこれだと困りますね。確かに美瑛の「名前の付いた木達」を伐採すると観光客は激減するでしょうけど。

美瑛 2003冬

Y2,YA2フィルターによる減光

 白黒写真の説明書には、フィルターの減光は黄色は1段、赤が2段とよく説明されており、信じていた。スポットメータがあることだし、測ってみた。すると黄色のY2フィルターは1/3段の減光、オレンジのYA2フィルターで1段の減光しかなかった。なので、フィルムにもよるけど、イエローフィルターは常用しても問題ないレベルだったことが分かった。

ハッセル2日目

 今日は前回のコースを逆打ちで周る。早速現像してみて、どうにか絵は出ていて、ハードには問題なかったことの再確認。やはりフィルムを上下反対に装填していたのが原因と判明。
 今日の最初の訪問地は田の神様。うしろの電線がうるさい。

現像結果はこんな感じです。(調整済み) 現像時間を10.5⇒13分に長くしてみた。ちょっと長かったような気もする。でも、12枚全部ほどよく撮れていた。これもスポットメータの効果? 左のコマの船体の右側が日を受けて白く飛んでいるが、これはしょうがないかなと。また、他のカットでは雲が薄いので、黄色か赤のフィルターが必要みたい。

Hasselblad 501C/M with Planer 80mmF2.8 Kentmerepan100 D-96(1+1) 13分 @ 20℃

2025/01/20 撮影分

ユニバーサルファインダー(4×5用)を発見

 防湿庫でフィルターの在庫確認をしていたら、4×5用のユニバーサルファインダーを発見。4×5のレンズの選択に使うもの。これも買ってから20年ぐらい、防湿庫なのでカビはきていない。広角用だけどピンホールにも良いと思う。58mmで画角が約105°。広角の120°には脇に若干足りない。ちょっと重いのも難点。町工場製作品なのか、検索しても同じものが出てこない。

ハッセル用フィルター

 在庫確認をしたら、ハッセル用のイエローフィルターが無いことが判明。どういうわけか、今では入手困難と思われるSWCの落し蓋用の黄と緑のフィルターはあった。いろんな検索をしても、ほぼ販売終了でヤフオクにも出てない。理由を考えると、ハッセルからノーマルのねじ込み式変換アダプターがあれば事足りるからのよう。B50⇒B60アダプターと67mmのY2フィルターはあったので、B60⇒67mmのアダプターをアマゾンで発注。

【追記 2025/01/22】B60⇒67mmのアダプターが届いたので付けてみたが、当然ながら、B50のフードが使えず、B60のフードがどうにか付く感じ。これは面倒ということで、どうにかヤフオクでB50のフィルターセットを見つけて落とした。やはり、ヤフオクないと不便になるな。

久しぶりのハッセルで失敗

 今日は昨日買ったLoweproの小さいリュックにハッセルを入れて、自転車で国分の海岸(昔の下井海水浴場。いまは語呂が悪いので国分海水浴場らしい。)まで往復20km。歩いていくと一日つぶしてしまうが、自転車なら昼過ぎでても日没までに帰ってこれる。なにぶんハッセルは7年ぶりぐらいで新鮮だった。しかし、早速現像してみると、絵が出ておらず透明。本体のシャッターを調べても、ちゃんと開閉している。で思いついたのが、フィルムの装填。たぶん逆に入れていたようで、全部裏紙に光があったていたよう。また、撮り直しにいかないと。

【追記】裏蓋側から見ても、シャッターを押した時に、裏蓋が開き、レンズの絞りが開くのが見えるのでシャッター系には問題ないと思われる。やはりフィルムを上下逆に装填したのが原因のようだ。以下の動画の人も最初に逆に巻いている。でも気づいてまきなおした。

 今日はスポットメータの試験を兼ねていたけど、薄曇りということで、入射式で決めて問題なし。ISO100でEV13、なので、1/135secでF8でOKということに。

 防波堤の外の波消しブロックには猫の親子が。子猫が3匹ぐらい。凄くかわいい子猫からもにらまれています。付近に人家はないのに、どうやって暮らしているのか。初めて望遠機能が役にたった。こんなところで暮らしていて、なんで毛並みが良いのか、ぬいぐるみのようなフサフサ感がすごい。

Loweproのカメラバッグ(II)

 この前買ったのは20Lぐらいのバッグだったけど、10Lぐらいの小さめのバッグが売れ残ってたので買ってしまった。ハッセルにちょうど良いぐらい。どちらとも使用感はなかったけど、現行品のType IIIに対して、Type IIの型落ちみたいなので、整理されたのだろう。これなら自転車移動でも振動の心配は無い、サイドバッグは自転車にも乗りにくい。

Spot meter(L-508)届く

ほぼ最後の落札品としてスポットメータが届いた。30年ものにしては結構相場が高い。機種はL-508 Zoom Masterという名前。2003年ごろに生産終了ということで30年ぐらい経ったものだろう。L-308Bより一周り大きい感じ。

できることは、1度~4度の調整ができる反射式スポットメータと入射式メータ。広角の反射式の測定はできない。3個のメモリ機能があって、その平均も計算してくれる。スピード固定の場合、絞りの値がスケール上にプロットされるので、明暗差がすぐに読み取れる。1回の測定では、EV値とスピードと絞りが同じ画面で確認できるのも便利。ISOも2個設定できて、2番目はボタン押してる間そのiSOの場合の値が表示される。最新のものはほとんどがパネル操作になってるようで、やはりボタン操作の方が安心。スピード固定と絞り固定の測定ができるが、絞り固定では平均ができない。結局Ev測定モードのスピード固定という測り方になるのだろう。一回測ったら、ダイヤルでスピードを変化できる。
L-558とかは、スポットメーターの窓内に、基準値との差を表示させる機能があるようなので、まず設定値を中間に決めてから、暗い部分と明る部分を比較する場合は便利のよう。

18%グレー板を反射式で測った場合、入射式と同じ値が表示された。L-308Bの入射式とほぼ同じ値。デジシックスもほぼ同じだが、値が不安定。

若干ダイヤルの仕様が違いますが、この動画と同じモデルです。
この動画でも4:30辺りで、光が全体的に辺りハイライトや影等がなければ、入射式で完璧な計測ができるとしています。なので、スポットメーターだけでなく、入射光でも測れるような仕様です。測定方法はカメラの方向に向けて測定しています。また、7:10ぐらいからは、18%グレイカードに当たる光を反射式で測定すれば同じことができるとしています。たぶん、入射式の無いスポットメーターはそうやってるのでしょう。