早速、この前巻いておいたフィルムカートリッジをセットして、花粉にめげずに、試写に出かけてみた。すると、Oneショット目でシャッターが押されない。巻き上げはできるが、シャッターが押すことが出来ない状態となってしまった。しかたがないので、いったん撤収。
原因は一つしか考えられないので、パーフォレーション検知ピンに押さえを付けて、シャッターを押そうとしても、押せず。この個体(3号機,製造番号35092xx)は、シャッターを押すには、パーフォレション検知ピンが、パーフォレーションを通して、フィルムを通り抜けている必要があることが判明。念のために1号機(35076xx)を同じ環境で試してみると、シャッターが押せた。なので、製造時期によって、パーフォレーションの使い方の仕様が違っている可能性がある。WEB上にも、120から切り取ったフィルムに悪戦苦闘してパンチで穴あけをしているのは、これが理由だったようだ。単純に考えると、後期に仕様の変更をした可能性が高い。修理に出している2号機(35036xx)が動くようになれば、単純な仕様変更かどうかがわかると思う。パーフォレーションが無くてよい1号機を最初に得ていたのはラッキーだったようだ。
対処法としては、普通のパーフォレーション有り35mmフィルムと120から切り出した穴無しフィルムの両方を使うとなると、ピンを削ってしまうしかないようだ。とりあえずは本当の予備機にして、2号機の修理具合を見て考えることに。(修理不能の場合もあるので。)