V3 500T(85Bフィルタ無し)の色調整

 現在SilverfastでScanして、Silkypixで色調整をした結果として以下の写真を載せているが、やはり青っぽさが抜けていなかった。現在過去のポジの再Scanをしているが、昔Photoshopで出していた色には程遠く、近づけるために試行錯誤している。現時点で、その技を使ってSilkypixで色修正をやり直したのが、その下の写真。結構青色が抜け、サビの色も実物に近づいている。

【これまでの写真】(Vision3 500T 85Bフィルタ無し)

「技」を使った写真。

 結局、タングステンフィルムでも、85Bフィルタ無しでどうにかなりそう。

LOMO LC-A初撮り&初現像

 予想以上に結構まともな写りをしていた。今日ライセンスとセットアップCDが届いたSilverfastをエプソンGT-X970に付けて読み込んだもの。
 「Minitar-1」は3群5枚の構成でトイカメラのレンズとは物が違うようです。
散歩写真

【朝日に映える椿】(Vision3 500T C41現像 7分@32℃ 52Bフィルター無し)

Scaner(GT-X970)のソフト(Silverfast)を導入予定

 使っているエプソンのスキャナの一番の不満はネガの上下がトリミングされてしまうこと。横を750pixとすると、縦は450pixしかない。本来の36mmx24mmだと、750pix x 500pixないといけない。なので500pixから450piへ一割もトリミングされていることになる。

 今日はスキャンの結果が良くなると紹介されているSilverfastというソフトを試しに使ってみた。そのソフトを使ってGT-X970から読み込んだほぼそのままの画像がこれ。(まだ試用段階なのでロゴが入っている。85Bのフィルター無しのネガなので、さらにWBの補正も必要。) 何もしなくてもこの程度の画像が出てくる上に、上下が約50pix延びて、ちゃんと角が画面内に入っている。ということで、AMAZONでGT-X970用のソフトを購入してしまった。(同時にAmazonカード申し込みで、1/3ぐらいの値段になった。) GT-X980への更新を考えていたが、もう少し長生きしそうだ。

 スキャナの比較をしている動画もあるが、問題はスキャンのハードではなく、多くは取り込んだ後の処理で差が出ていると思う。流石に20年以上前のソフトでは時代遅れになっていた。ただ、フィルムの選択にVision3 が無いのは気になるが・・・。

 GT-X970付属のソフトとSilverfastで違いが大きく出たのが次のコマ。GT-X970のソフトで読み込んだ次の写真は木の裏側が白く飛んでいて修正しようがないのでボツとした。

 それに較べて、Silverfastで取り込んだものは木の裏側にも空の青さが残っている。また、上下に延びて元々の構図にもどっている。

カラーネガ写真&現像を始めて1ヶ月たった感想

 1月15日にVision3 500Tの初撮りをしてからはや1ヶ月。4本の撮影と現像をした感想。

 カラーネガの現像というのは温度管理が大変でハードルが高く、またポジに及ばないという偏見からこれまでやってこなかったが、 意外と簡単で、その結果もポジに近いものが得られることが分かった。『カラーネガは温度管理がシビア』というのも都市伝説に過ぎず、意外と許容範囲が広そうだ。低温調理器という、ぐるぐるタンクを回す機材をYoutubeで見かけるが、個人の現像だと全く不要だ。シネマフィルムのリムジェット層もダイソーの重曹で簡単に落とせる。白黒現像をやっているのであれば、その延長線でなんら問題ない。

 また、カラーネガを始めるにあたって予備調査の結果次のものを購入していた。
①カーラーネガフィルム コダックVision3 500T(タングステンフィルム)
②タングステンフィルムの昼間撮影用の85Bフィルター
③レタッチソフト(Silkypix)
 タングステンフィルムで昼間撮るには85Bフィルタが必要という情報をYouTubeで得たが、結局フィルター無しで撮っても、GT-X970にScan付属のソフトで調整できていた。85Bフィルタは結果的に不要だった。(ただし、プリントに出す予定があるのなら必要かもしれない。) 200Tや500Tの作例で青色にころんだものを見かけるが、単に露光不足ではないかと思う。 【追記】200Tや500Tの作例で青色にころんだものは、Scanに付いているソフトの問題で、GT-X970の場合には自動で修正してくれていた。SilverfastというScanソフトはタングステンフィルムに対応しておらず、青みの調整はしてくれないので、85Bフィルターを付けるのが無難。

④Marix C41カラーネガ現像キット(シネフィルム用にECN2現像キットもあるが、C41の方がコントラストが良さそう)
⑤リムジェット除去用の重曹(ダイソーで買える)
⑥リムジェット除去用のコットンのウエットシート
⑦現像液用の1Lタンク(複数)
⑧デジタル温度計
 (ディジタル温度計は不要かもしれないが、便利は便利。高いものでもない。)

【Contax T3 Sonnar 35mmF2.8 without 85B filter Vision3 500T (ISO400設定)  Marix C41現像キット 7分@32℃】これはGT-X970付属のソフトで読み込んで調整したもの。

こういうものでも、デジタルカメラで撮ると明暗がつかず、はっきりくっきり撮れてしまうので絵にならない。白黒以外にカラーも撮ることで気分転換にもなる。

V3 500Tの85Bフィルターの必要性の検証

 カラーネガ現像4本目の今日は85Bフィルターの必要性の検証のため、フィルタを付けていないT3で撮ってみた。結果としては、スキャナの読み取りソフトとSILKYPIXの自動調整で、85Bフィルタは無くてもだいじょうぶみたいだ。なので、カラープリントに出さない限りはフィルター無しでも問題はないみたい。これで24×24カメラでもカラー写真が撮れる。
 ISOはやはりプラス補正で400程度にしたほうが色乗りが良いようだ。
 散歩写真(カラー4本目) 

【Contax T3 Sonnar 35mmF2.8 without 85B filter Vision3 500T (ISO400設定)  Marix C41現像キット 7分@32℃】(白飛びがあるので7分ではまだ長いのかも。)

春近し

【Contax T3 Sonnar 35mmF2.8 without 85B filter Vision3 500T (ISO500設定)  Marix C41現像キット 7分@32℃】

 国分の図書館に本を返しに行くみちすがら、もうれんげが咲いてました。Vision3 500T 2本目の現像。今回はISO500の設定。現像手順は1本目と同じで32℃7分、再現性はだいじょうぶなようだ。散歩写真
 しかし、同時に現像した3本目には光線が入っていた。パーフォレーションが写っているので、たぶんダークバッグでの作業中に入ったのだと思う。カメラ本体を別途チェック予定。

 【追記】白黒ネガで試写してみたが、カメラ側には問題は無かった。あの光は、パトローネではないだろう。やはりダークバッグでの作業と思われる。

TAXONA試写結果

 ようやくTAXONAの試写と現像[D-96(1+1)20℃ 9.5分]。どうにか写っていそう。コマ間の重なりもなく、コマ送りは問題なし。厚みのあるプラスチックの軸受のせいか、コマが中央から若干ズレていることが気になるが、そんなに問題ないだろう。コマの間隔はスケッチと同程度の広さ。24枚撮りで34枚撮れた。最初を早く始めればあと2枚程度は増えそう。巻き上げも、右手の親指で巻き上げレバーを押すと、そんなに重くは感じなかった。これであれば普段使いができる。

流石にTessar、予想通りに、はっきりくっきりな画像でした。ただ、本体が軽いのと、シャッターボタンが特殊なので、暗い場所での低速は手ブレが多かった。実際上に張ったネガのコマもブレブレだった。しかし、晴れた日のスナップにはなんの問題もないだろう。

Silkypixで再調整

 一旦ボツにしていたコマもSilkypixで調整したらまともになった。2千3百円でも有料ソフトは違う。やはり、カラーネガにはレタッチソフトは必須のようだ。

【追記】Silkypixは 販売キャンペーンが終了したようで、価格は倍以上になっている。

イーストマン・コダック シネマフィルム値上げ

 知らなかったけど、コダック社のシネマフィルム、Double-XとVison3が2月1日から5%値上げされたようです。400ftで52,500円になってます。

 ちなみに、Try-Xは1月からパッケージ売りが2割ほど値下げされたそうだけど、1本当り3000円程度が2500円程度になっただけで、焼け石に水。白黒フィルムもDouble-Xの一択しかない。これだけ値上げしたら流石に売上は先細りだろう。

自家現像液試算改訂

 前回の試算ではハイドロキンを50gの製品で計算していたために、D-76やD-96が高めに出てました。250gの製品を用いると、両方とも3.8リットル用6,7回分の作成で一回当り1500円程度となります。D-76の代替え商品より300円程度安いです。写真用薬剤の販売停止も進んでいるので、現時点で1万円程度投資しておくと、当分の間白黒現像液の心配がなくなります。

 また今回はこのページで紹介されている、阪川式高希釈高鮮鋭現像液というのも試算に入れてみました。このページの著者がロジナールの代用として修正したもののようです。なお、下の表にある処方は「暗室百科」p.64に記載のオリジナル。(1+20の希釈で、一般のフィルムで20℃ 7~10分とある。) これだと、1リットルの原液で80本程度現像できるこおとになり、費用が一桁下がります。無水亜硫酸ソーダが少ないので、尖った結果が出るようです。軟調方向にするには無水亜硫酸ソーダを増やしてみます。いずれにしても、試してみる価値はありそうです。なお、上記HPでは修正を加えているの、処方や温度/時間が違います。

 この表で使われている薬品は現在ヨドバシ通販で簡単に手に入るもので、種類も少ないので、揃えておいて損はないでしょう。

 現時点での現像コストを考えると、D-76/96の場合1500円/3.8リットル、1+1の希釈で現像できる本数は30本、1本当り49円となる。一方、ロジナールは現在100ml/1780円、500ml/4280円。1+50の希釈で1回あたり5ml使うとすると、89円/100ml瓶、43円/500ml瓶。無水亜硫酸ナトリウムを30g/1L加えると、1本当り12円UP。なので、大瓶を使った場合は、D-76/96と同定度の費用。小瓶だと倍近い費用となる。阪川式高希釈高鮮鋭現像液の場合は1本当り10円。ロジナールは使用量も少なく、安い印象があったけど、最近の値上げで、他の現像液とほぼ変わらなくなっている。

【修正 2024/01/23】炭酸ソーダ(炭酸ナトリウム)について「無水」のもので計算していましたが、「一水塩炭酸ナトリウム」(H2O付)が正しく、単価が1050円円から594円に下がり、D-72が2677円/5回から2312円/5回に下がりました。なお、必要量は、(無水炭酸ナトリウム必要量)x1.17=(1水塩炭酸ナトリウム必要量)とのこと。

D-96を補充

 最初に作ったD-96の1リットルがほぼ無くなったので、追加で2リットル分作成。無水亜硫酸ソーダの在庫が無くなってきたのでヨドバシに注文。Double XとD-96があれば、白黒写真は当分続けられる。ただ、写真現像用薬品も劇物指定され販売中止品が増えてきたのでそちらが心配。