16mm 現像リール巻練習中

 ようやくコツがつかめたので、1日10回ぐらいはダークバックで練習してみることに。次回は失敗しないように。
 次はMamiya-16の試写の予定。露出計は壊れているのに、それだけで100gぐらい重くなっている。露出計なしのバージョンもあるけど、そちらの方が高い。

Minolta 16II 試写 & リール巻失敗

 A110にかかりっきりだったので、手を付けていなかったMinolta16の試写をやってみた。フィルムマガジンにフィルムを込めるのと、撮影はとりあえず上手く行ったけど、現像前のリール巻で予想通り失敗。後半部分は現像ムラで駄目になってしまった。やはりリール巻は難しい。最初にやった35mmフィルムの抱き合わせの方法も含め要検討。
 上手く現像されたコマはフィルムでみると以下のようにまともなのだけど、スキャンして伸ばすと粒子が荒い。Double-XをISO400の感度で撮ったので、現像時間を長くしたのもまずかったのかも。ちょっと過現像気味。

 Minolta16の画角は135換算で56mmぐらいとなり狭い。110カメラはフィルム画面が広い分40数mmだ。普段35~40mmで撮っているので、ファインダーで見えるエリアが随分狭く感じる。後期のMG-Sという製品は110と同じ画面エリアに拡大してあるそうだ。ただし、やはり焦点調整機能がないのはちょっと。使ったフィルム長は50cm余りでちょうど24枚目が終わっていた。若干(2~3cm)余裕をもたせた方がよいようだ。

生き残った10コマの内の8コマ。

【Double-X(ISO400で撮影) D-96(1+1) 11分@20℃】 

 ピント合わせ機能がなく、2.5m余りの固定焦点なので、基本F11ぐらいで撮っている。逆光には弱いようで、光が強いと広がっている。ピンホールカメラと同じく、カラーフィルムの方がもう少ししまって見えるかも知れない。あと被写体も2~5mぐらいの範囲にあるものがよいのだろうけど。あとSilkypixとFileVisor 7付属のPixef LTで強めにリタッチしている。

【追記 2025/03/22】こちららはPhotoDirectorで粒子を除いた写真

Marix 16mm リールへのフィルムの巻き方

 16mmフィルムのリールへの巻き方はこのリンク先にあるけど、どうもうまく行かなかった。まず片方のリールの根本にあるフィルム止にフィルムを通す。そして、片方のリールを付ける。それからフィルムを巻いていくのだが、リールの間は当然フィルムよりせまいのでうまくいかなかった。
 今日改めて動画を見ると、フィルムを傾けて巻いて、溝にはめていくのがコツということが分かった。これでフィルムが飛び出ることはなさそう。 動画が小さいので良くわからなかった。使い方書いておいてくれるとありがたいのだが・・。

巻き方の動画のあるページへのリンク 

16mmフィルムの選択肢

 16mmフィルムは100ft(30.5m)缶を買うのが手間が少ない。一缶が1万円前後。B&Hだと円安と輸送費税金で1万数千円程度。1回50cm使って60回撮れる。50cmで使うと、110で13枚程度、16mmで20枚撮れる。かわうそショップでは白黒(ORWO)の10m缶があったようだけど、現在品切れ中。110フィルムは70数cm巻いてあるけど、負荷を考えると110も50cmぐらいで使うのが無難。また、フィルムを切り分けた時点で、小さく巻いた状態でアルミホイルなどにくるみ巻き癖を付けておくことも負荷軽減となる。

 日本ではコダックモーションピクチャーのオンラインショップで、16mmの白黒だとDouble Xが、カラーはVision 3の各種が替える。カラーだと250Dぐらいか。Vision3は重曹でリムジェット層を除く手間はかかる。1万円程度で50~60回撮れるから、1回(十数枚撮り)あたり200円程度となる。

 B&Hでも同じものが買えるが、日本で買うより割高となる。他に白黒だとDouble-Xの他に16mm Try-Xがある。値段はカラーも白黒も同じぐらいのレベル。中国のカラーフィルム(ORWO NC400とNC500)もあるようだけど、現在品切れ中。これだとレムジェット除去の手間がいらないメリットがある。しかし、カメラにISO400を使う機能が無いとオーバ目になる。

Minolta 16II 用のイエローフィルタ

 Minolta 16II用のフィルタはなかなか出ていない。現物に付いているUVフィルターのガラスを交換してみようかと思ったけれど、これがなかなかきつく止めてあり、留め具が外れない。なので、とりあえずHardoffで拾ったフィルターを切って、テープ止めして使ってみる予定。

【2025/03/08】とりあえず、ガラス切りがとどいたけど、まだ手つかず。

ローライ A110 を入手

 110カメラを使うのであれば最終的にはローライのA110かなっとか思っていたが、意外と早く入手できた。これもヤフオクを卒業できなかったおかげか? 動作未確認のハードオフ価格だったので、動かないことも覚悟していたが、思いがけなく良い状態だった。電池も昔の水銀電池が入っていてまだ生きていた。フィルムを入れれば、このまま普通に写りそうな感じだ。

 大きさも「minolta 16」と同じで名刺サイズで、縦方向が名刺より少し小さい。Optima5000の2/3のサイズ感。レンズもTessarが付いていているので、まともに動くのであれば、minolta 16も同じ16mmフィルムを使うが画像サイズ(10✕14mm)が110カメラ(仕様13×17mm, optima500は13mmx20mm)より小さい(約2/3)のでいらないかも知れない。A110も金属製でズッシリしている。

 110フィルムのカメラを、フィルムを入れ替えて使う場合の問題点は「パーフォレーションに対する動き」への対応。これは、各メーカ/機種で違いそれぞれで対応しないといけない。A110の場合、パーフォレーションはA26やSL26と同じく、フィルム送りの確認(ストッパー)としか使用しておらず、シャッターは関係ないようだ。なので、パーフォレーションが無いフィルムを使う分には、そのまま使えると思われる。しかし、DoubleXの16mmフィルムは片側にパーフォレーションがついていて、その間隔もA110フィルムの1/3程度。なので、普通にやるには、3回フィルム送りをしないといけない。(たぶん、その内の2回は空シャッター) これを防ぐには、126カートリッジと同じく110カートリッジについている、パーフォレーション検出用の穴をテープでふさいでやれば良いと思う。

仕様
レンズ: Rollei Tessar F2.8/23mm (35mm換算で46mm)
ピント:ゾーンフォーカス(1m~∞)
プログラムAE: F2.8 – 4sec. ~ F16 – 1/400 sec.(Ev=16.6)
大きさ: 84×44×30mm (閉じた時、開いた時は 100mm)
重量: 185 g (電池込)
フィルムISO感度:たぶんISO100固定(前期ドイツ製) 
 なのでDoubleXをISO100に減感して使用。D-76(1:2) 9分@20℃
 ISO400感知機構は後期ドイツ製やシンガポール製のA110に装備の模様。

MINOLTA-16 II (16mmフィルム)を入手

 MAMIYA-16とは双璧をなしそうなMINOLTA-16IIもとりあえず入手してみた。価格はMAMIYA-16と同様数千円のもの。こちらも、最初はフィルムマガジンが添付されているものが必要となる。こちらは露出計がついていないため155gとMAMIYA-16の約半分。レンズはROKKOR22mm・F2.8(3群4枚)のテッサータイプのようで、MAMIYA-16より広角。

 こちらは距離計はついておらずF16でパンフォーカス(1m~∞)の設定になっている。マニュアルにある深度から推定すると、焦点は2.6m付近にあるらしく、F8で1.5m~8m、F5.6で1.5m~5mぐらいまでしかピントは合わない。なので2~4mぐらいで撮るのがこのカメラの最適距離ということだ。シャッタースピードは1/500s~1/30s・Bとなっており、時代が新しいためか、範囲が広く現在のスピード形式とおなじ。絞りはF2.8~F16でこちらは入手したMAMIYA-16と同じ。

 フィルムマガジンはMINOLTA-16専用となっており、メーカ別に違うことが、110にその座を奪われた原因となっている。ただし、他のメーカーでも、ミノルタのマガジンを使っているところもある模様。海外のサイトでは3Dプリンター製を販売しているところもあるが、遮光性がない(フィルムの出入り口にモルトが無い)ので、フィルムを詰める作業はすべてダークッバックでの作業が必要。オリジナルのマガジンには現在の35mmフィルムのパトローネみたいに遮光性の加工がしてあるので、フィルムタンク側に詰めたあとは明るい場所で作業できるようだ。

MAMIYA-16 Automatic(16mmフィルム)を入手

どうせ110フィルムのカメラを使うのなら、同じ16mmフィルムを使うMAMIYA-16をお迎えしてしまいました。16mmフィルムのカメラはヤフオクで数千円で出ているのですが、基本フィルムマガジンが付いていません。このフィルムマガジンは各社独自の仕様なので、流用できません。なので、マガジン付のカメラを狙うと数千円高めの価格となります。このマガジンに50cmぐらい16mmフィルムを詰めることで、20枚程度撮れるようです。金属の塊のような造りなのでフィルム込で290gもあります。ただ、タテとヨコに三脚用のネジがつていたり、レリース対応のシャッタースイッチなので結構本格的です。また、イエローフィルタが標準装備されていて、レバーで設定できる。レンズはマミヤセコール25mmF2.8(3群3枚)なので、基本F8程度に絞って使うことになる。

 このMAMIYA-16は写真からわかるように、セレンの露出計付なのですが、動いてませんでした。1960年ごろの製造なので、もう露出計は死んでる個体が多く、たぶん、動いていても不正確な可能性も残ります。しかし、マニュアルで露出とシャッタースピードを設定できるので、単体露出計で測れば問題ありません。右端の露出計の横にある円盤が絞りです。絞値はその左下の窓に表示されます。その上にある円盤でシャッタースピードを決めます。露出計がないMAMIYA-16 Superという機種もあり、これの半分ぐらいの大きさです。

また、距離設定もありますが、6ft(2m)から∞の間が2mmぐらいしかないので、その間に付いている「◯」印に合わせるのがほとんどでしょう。最短距離は1ft(30cm)なので、結構寄れます。ただ、1ftから6ftまで12mmぐらいあるので、結構シビアでしょう。

シャッタースピード:1/200~1/2・B
絞り: F2.8~F16

16mmのフィルム(ダブルX)を発注してみた

 今年は中判大判の写真にちからを入れるはずだったのだが、なんだか逆方向に向かっているような。昨日120のフィルムを126用と110用に切り出したのだけど、ホルガではダイヤルを回すのがきつく結構大変。また120で1本づつしか取れないということで、面倒もあって、16mmフィルムを買ってみることにした。

 買ったのは、【16 mm / 100ft / イーストマン ダブル-X 白黒ネガティブ フィルム 7222 / スプール巻き 片目】というフィルム1缶で30m弱ある。別メーカの10mぐらいものもあるが現在売り切れている。
 16mm(110)で撮れる写真はハーフサイズの半分以下、35mmの1/4以下ということになる。しかし、キャビネ大ぐらいに拡大するにはそう変わらないのではという感じもする。粒子も荒れておもしろそうだ。50~70cmで切った場合50本ぐらい撮れることになり、一本当たり約200円。

 16mmフィルムは110のカメラだけではなく、16mmフィルムを使った初期の小型カメラでも使うことが出来て、結構奥も深そう。