Formapan400 XT-3 & SPDでの試撮結果(2)

 今日は、F1+FD30mmF2とFTb+newFD30mmF2で同じコマを撮影し、XT-3とSPDで現像しようと思ったのだけど、SPDの方でまた現像ムラが発生。違うカメラと違う現像液なので、原因はプラステック詰替え用パトローネの光漏れと思われる。とりあえず、プラのパトローネに巻いた分4本は消化したので、今度は使用済みの金属パトローネに巻くことに。2台ともローダがふさがっているので、片方無理やり巻いて空けないと。(と思って、ローダを見るとDoubleXがずいぶん残っていることが発覚。あと3巻分あるようだ・・。なので、追加注文は中止。少なくなった時に考えるということで。)

 現像はXT-3(1+1) 11分20℃と、SPD(1+1) 11分20℃で行った。両方とも薄めなので、12分ぐらいで良いのかもしれない。問題点としては、ラチチュードが狭いので、明るい所に合わせると、暗い所は飛んでしまうことになるようだ。

【2024/12/26追記】
 どうにかXT-3とSPDの現像が終わりD96も含め比較してみた。どれも同じ条件でスキャンした取って出しの状態。D96の場合は柔らかな感じで、暗いところも残っている。SPDとXT-Cはほぼ同じで、若干XT-3の方が硬い感じ。両方ともに黒が締まっている。やはり、Fomapan400を使うのは、このコントラストを求めているのだろう。D96では普通のうつりにしかならない。SPDとXT-Cでは1L用で価格差が約1000円あるが、その差はあまりないと思う。SPDとXT-Cはもう少し現像時間を短くしてもよいのではと思う。

左から、ISO200 D96(1+1)10分@20℃、ISO400 SPD(1+1)11分@20℃、ISO400 XT-3(1+1)11分@20℃
左のD96は撮影環境が違う。上半身だけ日が当たってる状態。たぶんD23とかでもD96と同じ感じではないか?なおレンズは左から、newFD35mmF2、NewFD35mmF2(F8,1/1000)、FD35mmF2(F5.6+1/2,1/1000)。

なお、参考までにD96をソフトで調整した後は以下。これと比べると、SPDやXT-3はこれ以上触れられない感じ。

SPD(1+1)の現像例(ISO400)
XT-3(1+1)の現像例(ISO400)
XT-3(1+1)の現像例(ISO400)
D96(1+1)の現像例(ISO200)

Formapan400,XT-3,SPD届く & 試撮結果

 早速注文したフィルムと現像液が届いた。Formapan400はD76(1+1)ではISO125ぐらいの感度しかでないということなので、自家製D96(1+1)もISO200ぐらいで試してみることにしたい。SPDも1,2回しか使ったことがないのでどうなるか楽しみ。XT-3とSPDはとりあえずiSO400で試すことに。

 とりあえず、XT-3とSPDを溶かしてから、1日寝かすことに。それから、ローダーは2台とも使用中だったので、4本パトローネへ手巻きする。パトローネへ直接手巻きは初めてのこと。

 そして、いつものコースで試写。ISOの設定は一段落としてISO200で設定し撮影。現像は、今日のところはD96(1+1)で若干長めの11分@20℃。乾燥前のネガの段階では、クリアな画像で問題なし。あとはスキャンして粒子がどの程度でているのかの確認。うまく行ったらD96のままで良いかもしれない。

1枚目は暗がりの林の中だったので、F2でピントは浅い。スピードは1/15sぐらいだった。暗いところなので粒子が見える。昭和な感じで粒子好きにはよいかも。ラチチュードは狭そうだけど、とりあえず、Formaton400+D96でも使えそう。

Canon new F-1 with FD35mm F2.0 SSC, Fomapan400(ISO200), D96(1+1) 11分@20℃,SILKYPIXで調整。

2024年12月23日撮影分のリンク