16mmフィルムカッター作成中

 ハンズマンで材料を買ってきて、120フィルムから16mmフィルムへのカッターを作成中。とりあえず刃は、15mmフィルム4本用と16mm+35mm(126)用を2つ作ってみて仮止め中。120のフィルムは測ってみたら61mm幅あり、裏紙は62mmあった。とりあえず裏紙のまま敷けるように、台座の溝幅は62mmで作ってみた。また、15mmの角材4本だと、刃を3本入れた時に広くなってしまうので、角材の1本は8mmと6mmの角材を張り合わせて14mmにしてみた。カッターの方は実際に使うときには、カッターの刃が動かないように、写真にあるクランプで固定して使う予定。

ローライA26やSL26(一部個体)にパーフォレーションは不要

 ローライA26やSL26(一部個体)使用する場合には、Instamaticのカートリッジにフィルムを詰めるという大きな敷居がある。それに加え、正しくフィルムを送るためには、捨てシャッター/送りや、120から切り出しても、パーフォレーションの穴をパンチで開けないといけないという情報があり、これまで手を出す人が少なかったと思う。しかし、Instamaticのカートリッジについているパーフォレーション検知用の穴をふさぐだけで、捨てシャッター/送りや、パーフォレーションの穴は必要なくなることが、今回の実験でわかった。

 したがって、少なくともローライA26やSL26(一部個体)は、Instamaticのカートリッジについている検知用の穴をふさぐだけで、普通に撮影することができる。ただフィルムの送りは同じ角度で送られるので、枚数が進むごとに間隔は長くなる。

 ただし、他のSL26やKODAKのX-15の様なカメラは、パーフォレーションの穴に、検知用のピンが通ることで、シャッターが切れる仕様になっているので、ローライの様な使い方はできない。なので、これは機種に依存する問題だ。

【注記 2025/03/09】ここで使用している個体の製造番号は35076xx。後に入手した製造番号35092xxの個体では、パーフォレーションの穴を検出しないとシャッターが押せない仕様となっていた。なので、後期の個体は仕様変更されているようだ。

120から35mm(126)フィルムの切り出し器

今日は朝からブローニフィルム(120)から35mm(126)フィルムの切り出し器を作ってみた。作り方は簡単で、ホルガに付属の「6×4.5の枠」を利用するもの。これの35mm幅のところに、焼いたカッターの刃で穴を開け、カッターの刃を取り付けておしまい。ただ、カッターの刃は普通のカッターではなく、工芸用の一枚刃のカッターの刃を使うこと。

作成には、「120から127を作る その2」を参照した。

とりあえず、写っていなかった現像済みの120フィルムを切ってみたが、INSTAMATICのカートリッジの幅にうまく巻きとれた。ただ、長さが長い感じもあるので、調整が必要。(太巻きになると、カートリッジにセットできなかったり、ジャムったりする可能性がある。) フィルムを巻き直してセットした後は、指を巻軸に入れて回してみて、回ることを確認することが大事。指で巻けないようなら、カメラ側でも巻けず、最悪カメラを壊してしまう可能性がある。特にA26の場合開けることができなくなるので要注意。
また、刃を短くだせば、裏蓋も閉められるが、長すぎたので閉められなかった。しかしどうせフィルムをセットした後は、ダークバッグの中でやる作業なので、両スプールが遊ばないように手で押さえて巻き取れば、裏蓋を閉める必要はない。

本番では、切り取った後、そのまま126のカートリッジに詰め込み、カメラにセットする必要があるので、ちょっと面倒な作業ではある。

実はヨドバシカメラで35mmフィルムの最安値は1030円、ブローニ(120)は860円。ともにKentmare 100 or 400なので、市販の35mmフィルムを買うと思えばほぼ同じとなる。枚数は10数枚しか撮れないけど、30mmx30mmのましかく写真が撮れることになる。

ただ、作業中はカッターの刃で指を切る可能性が高いので要注意。私も、一箇所やってしまった。刃を設置した後は、消しゴムのようなものを噛ませ、フィルムの装着作業中は刃がむき出しにならないようなガードが必要。

【追記】とりあえず120のフィルムの長さ(約83cm)でも、裏紙付きで、カートリッジに入れることができたことを確認した。

A26 & SL26が実用レベルに

 2019年から始めたA26を使ったましかく写真が、今回SL26の試写も成功したということで、ようやく実用レベルになった。その間に存在したパーフォレション無しのフィルムをわずかしか購入しなかった手痛いミスはあったけど、220から切り出せば、まだどうにかなるレベルではある。

 SL26にはパンチでパーフォレーションの穴を開けたフィルムがないとシャッターが押せないという情報もあったが、やはり126のフィルムパッケージのパーフォレーション検知の穴をふさぐだけで、フィルム送りとシャッターの問題も解消された。シャッターが押せないという誤認識はコダックのX-15から連想したものだろう。

(【注記 2025/03/09】ここで使用している個体の製造番号は35076xx。後に入手した製造番号35092xxの個体では、パーフォレーションの穴を検出しないとシャッターが押せない仕様となっていた。なので、後期の個体は仕様変更されているようだ。)

 A26 & SL26で、ましかく写真を撮るために残された課題は、ホルガを使った、120フィルムから35mm幅フィルムの切り出し機だ。ただ、まだパーフォレーション無しのフィルムが何mか残っているので、それを使い終わってからだろう。

 あと、パーフォレーション有りでのコントラストのとれたスキャンの方法を考えてみないと。

ローライSL26 3度目の正直で試写も成功

 こうなれば、動くものが来るまで試したいということもあって、一週間で3台目をお迎え。露出計は動かないが、他は完璧ということばを信じて、今回は前回までとは倍の価格がするものを落としてみた。最初に巻き上げとシャッターがおりることを確認し、ひと安心。やはり露出計は動かなかったが、たぶんISO100にしか対応していないだろうから必要は無い。

 これまで手にしたものは、ミラーアップしていて、ファインダーからのぞくことが出来なかった。ファインダーからのぞく景色は、A26とは大違い。普通の一眼レフよりクリア感があって良い感じ。シャッター音も「パコッ」というハッセルに似た音で気に入った。

 ということで、今日の朝届いたばかりのSL26を早速試写してみた。A26に使ったカートリッジと同じく、パーフォレーション感知用の穴をふさいだもの。結果として、A26と同様の間隔で巻き上げられていることが確認できた。この個体は、SL26もパーフォレーションの窓をふさぐと、捨てシャッターは必要ない。今回の試写では、最初の数コマが巻取り側の巻き方がゆるかったのでダブっていたが、これは巻取り軸にきつく巻くことでどうにかなるだろう。120の裏紙を使っているので、撮影枚数読み取り窓をふさがなくても光線もれは無かった。裏紙に数字を書いておけば目安になるだろう。

【注記 2025/03/09】ここで使用している個体の製造番号は35076xx。後に入手した製造番号35092xxの個体では、パーフォレーションの穴を検出しないとシャッターが押せない仕様となっていた。なので、後期の個体は仕様変更されているようだ。

 SL26は電池無しで動く機械式カメラなので、自分で絞りやシャッタースピードを変えられるのが利点だ。今回のフィルムもFoma400をISO200で使ってみた。SL26だと120からフィルムを切り出して、ましかく写真を撮る価値があるかもしれない。30mmに切れば2回分取れるが、現像リールに巻けなくなる。また、A26やSL26のWEB記事では、120から切り取ったあと、パンチでパーフォレーションの穴あけをしているものがあるが、この機種の場合には全く不要だ。たしかに、KODAK INSTAMATIC X-15では、穴にピンが貫通しないとシャッターが押せない機構になっているが、A26やSL26はフィルム送りの停止に利用しているだけだ。

 問題は、レンズキャップやフィルターが無いこと。キャップはとりあえず手作りした。フィルターは2眼用と同じ形式でちょっと小さいBay1というタイプ。フィルターは現在は当然市販していない。Bay1から52mmへのコンバータは5000円もする。どうにかプロテクター代わりに、ヤシカ2眼用のイエローフィルターを見つけた。

 現像上がりはこんなかんじでした。パーフォレーションの穴があると、オートでスキャンする画質が平坦になって、修正に手こずります。それに画質も落ちるようで、散歩写真にはパーフォレーション無しでします。やはり120からの切り出しフィルムが必要なよう。

これが穴無しでスキャンした写真。これならきれいにスキャンしてくれます。
レンズはTessarなので心配はありません。そういう意味では、この使い方ではRollei35とほぼ同じで、ちょっとフィルム幅が短い感じ。 

 2025/02/17 撮影分

 スキャナに直接フィルムを置いてガラスで押さえた場合、虹がでたので、無反射ガラスを重ねて、パーフォレーション画像化用のネガキャリアを作ってみました。しかし、中央の列は使えませんでした・・。右に1cmぐらい寄せればよいかと。
 昔はフジのガラスキャリアを使っていたようですが、探してもなかなか発見されず、本日ようやくガラスを束ねているケースから発掘できました。次回はこれでやってみようかと。

【追記 2025/02/26】無反射ガラスごしでのスキャンは出来ないことが判明。この方法は駄目だった。結局Fujiのガラスキャリアを使うことに。

【追記 2025/02/26】無反射ガラスではさんでパーフォレーションまで入れた上の写真はギザギザしていてScanのピントが来ていないような感じがした。そこで、家探ししてようやく発掘できた、Fuji Negative Carrier 2BG for Fuji EnlargerにはさんでScanしたら、どうにか問題なくScan出来た。

いまからローライA26を始める場合の注意点

 ローライA26(写真左)は126判と呼ばれるインスタマチックのフィルムパッケージ(写真右)を使用するカメラ。インスタマチックのカメラは誰でも簡単に写真を撮れることを目的としていて、A26でも焦点距離を目測で合わせる以外に設定するものはない。しかし、このインスタマチックのフィルムは2007年にソラリスが製造を終了を最後に販売されていない。したがって、このカメラで写真を撮るためには、インスタマチックの空きフィルムパッケージにフィルムを詰めて使用する意外に方法はない。それでも、撮れるのは一回の巻き直しで10数枚程度だ。そんな苦労をしても使うのは、ましかくな写真が撮れるし、それにゾナーのレンズが使われているから。基本はローライ35のゾナー版と同じとなる。

【問題点(制限)】ISO感度の設定が付いていない(機能はあるようだが、パッケージが対応していない)ので、ISO100のデフォルトでしか撮影できない。なので、使用するフイルムはISO100のフィルムに限られる。

【使用者の条件】基本手巻きのフィルムを使うことになるので、街の現像所に現像を頼むことはできない。なので使用者自身が、フィルムの現像とフィルムスキャンができることが条件となる。

【カメラの入手方法】基本ヤフオクなどで入手することになる。数年前の相場は5千円前後だった。ローライ35の2~4万円にくらべると、数分の一の値段。

【入手時の注意点】AEのカメラなので、自動絞りが動かないと使えない。注意する点は、このカメラは電池が入っていない時点でも、シャッターは機械式なので動いてしまっていること。なので、「シャター切れます」は正常動作とはまだ言えない。この時には絞り全開の状態でシャッターだけが降りている状態。
 電池を入れて、ファインダーをのぞくと、正常な個体は写真のように、グリーンライトが点灯し、露光計の針も振れているのがわかる。ただし、室内(Ev8.5以下)だと反応しないので、屋外を見る必要がある。あとこの状態でシャッターを切ると、写真右のように、絞りが半開きで、絞りが動いていることがわかる。電池がないときには、この絞りが全開のままで見えない。絞りが壊れているものは、F3.5・1/60ぐらいでシャッターがおりているようなので、その分NDフィルターで補正してやればどうにか写る。  

【電池の装着方法】電池は以下の写真の29のネジを回してはずし、サイド板を開ける。海外の小さいコインが回しやすい。(使っているのは中国の「1壹分」というアルミコイン)オリジナルの電池は水銀電池(1.35V)だけど、PR44(1.4V)の空気電池で代用できる。LR44(1.5V)だと電圧が高いので、絞りが大きめになり、若干アンダーの写真となる。ただ、そのまま入れたのでは、基板側の電極との接触が悪いようで、アルミ箔を2重にしたものを敷く必要がある。

【フィルムパッケージの入手方法】
 ①フィルムパーッケージは未使用のものが数年前にはヤフオクで2,3千円で出品されていたが、現状は高額なもの意外ないようだ。もし入手できたら、パッケージをひねり分解することになる。コダックのものは固く接着されているようで、なかなか離れない。あまり強くやると破壊してしまうので注意が必要。なかなか離れない場合、ナイフで少しずつ接合部を切っていくことになる。
 ②フィルムパーッケージが入手出来ない場合は、3Dプリンターで制作した135film to 126 converterを入手してつかうことになる。日本で検索してでてくるものは8千円程度。海外も数千円程度。

 フィルムは下の写真のように裏紙に巻かれて右側に入っている。右には心(軸)は無い。これを左側の巻取り軸で巻き取る仕組みとなっている。裏紙無しでも可能だが、光漏れ対策が必要となる。なお、この裏紙は120の裏紙を35mm幅に切り取ったもの。また、多めに巻いてしまうと、A26がジャムってしまうので10数枚撮れるぐらいが安心。ジャムった場合無理に、A26を開けようとすると壊してしまうので、なお、巻き上げが固まった場合には、マニュアルの25ページによると、決して力で開こうとせず、[33]と裏側[7]番のボタンを同時に押しながら開けとあります。

A26では、写真の大きな窓の左下にある小さな窓で、フィルムのパーフォレーションを検知するしくみとなっている。126のフィルムには1コマに1個しか穴が無いが、135のフィルムを使う場合は、穴が連続していて誤動作してしまう。この状態では、2回シャッターを切って2回巻き上げないと、コマが重なってしまう。これを防ぐためには、下のパッケイージのように、この穴をふさぐ必要がある。こうすれば、若干間隔は広がるが、1回捨てシャッターを切る必要はなく、普通に写真がとれる。

穴をふさいだ場合のコマ間隔。おなじ角度で巻かれているので、だんだん広がる。126判のフィルムであれば、パーフォレーションを検出した時点で、フィルム送りのカムがはずれる仕組みになっているよう。

【使用するフィルム】
①通常の35mm(135)フィルムを使用する場合、上の写真のように、片側のパーフォレーションの部分まで映り込んだ写真となる。
 上の写真の約66cmのフイルムで約15枚の写真が撮れる(1枚は使えていない)。通常の24枚撮りフィルム(約120cm)の約半分を使えば、1回で13枚程度の撮影が可能。全てを使用すると、パッケージには入りきらない。36枚撮りフィルム(約150cm)の半分だと約18枚の撮影ができる。また、多く巻くと、巻き上げができなくなり、カメラを破損させる可能性もある。上記の幅は約65cm。
②幅60mmのブローニフィルム(120)から35mm幅だけ切り出すと、パーフォレーション無しのフィルムができ、完全なましかく写真が撮れる。1本のブローニフィルムは83cmなので、19枚程度の写真が撮れることになる。現在白黒120フィルムは最安値で860円ぐらい。なので、35mmフィルムを使う場合よりコスト的には悪くなる。この切り出したフィルムに126判のフィルムと同じ間隔でパンチで穴をあけて使っている人がいる。その場合、コマ間隔がせまくはできるが、撮れる枚数が1、2枚増えるだけなので、暗室作業の苦労の割には効果はないと思う。
 具体的な切り出し方法は、ホルガを利用し、6×4.5のフレームの、35mm幅の所に焼いたナイフの刃を突き刺して固定し、そこにフィルムを一回通すことで切ることができる。
③海外では126判のフィルム(裏紙なし)だけが円筒のフィルムケースに入れて販売されているようだけど、価格的には約2000円程度(白黒フィルム)。

フィルムの巻き直しの参考動画(Youtube)
私の場合は、いったん巻取り軸に裏紙とフィルムを巻き取った後に、裏紙とフィルムを巻きはじめます。
カートリッジ・フィルム等の販売サイト(このサイトを利用したことはありません。)

【フィルムの残り数が分からない問題】126の使用済みパッケージを使っても、裏紙を使用しない場合には、残りの枚数が不明です。120判の穴のない裏紙を使用すれば、光線もれはそれほど心配ないようなので、裏紙に目印を書いておけば、少なくとも終わりは分かりそう。3Dプリンタのパケージには、基本フィルムだけ巻くようなので、終わりがわかりません。上記販売サイトのものには、フィルムの最後にストッパーを付けてフィルムの最後が認識できるようにしています。

A26のフィルムISO感度設定はISO100

 改めてローライA26の仕様をマニュアルから抜き出してみた。
 ここで、ISO感度はISO50からISO400に対応することになっているのだが、手持ちの126フィルムパッケージのISO100(Kodacolor II)とISO400(Kodak Gold 400)は形状が全く同じ。なので、A26はハード的に検出できず、デフォルトのISO100で動いていると思われる。例えばISO400のフィルムを使用したら、その違いは、フィルム側がラチチュードの範囲で対応していることになる。一応A26には、パーフォレーションの穴の検知の他に、ISO感度を検知するピンが付いてはいるが、パッケージ側が対応していないので、無意味な機能になっている。

 なおA26で正常に撮れるのは、ファインダー内でグリーン・ライトが点灯している場合だけだ。最低Ev値が8.5程度なので、目には明るいと思っても、室内ではEv7程度の場合もあるので撮れない場合が多い。なのでフラッシュが付いているのだが、現在ではコンデンサ不良で使えない個体がほとんど。本来なら、ISO400のフィルムを使えば救えるはずだけど、上記理由でその効果は無い。

 

レンズ Carl Zeiss Sonnar 40mm F3.5 (4群4枚)
フォーカシング 目測式 (1m~∞)
シャッター 1/30s~1/250s
絞り F3.5~F22
露光 プログラムAE
対応Ev値(ISO100) 8.5(F3.5・1/30s)~16.7(F22・1/250s)
ISO感度 50/100/200/400⇒(実質ISO100固定)
サイズ 94(W)x63(H)x33(D)mm
重量 280g

【追記 実機(3台)での検証結果(2025/02/12)】
グリーンライトが点灯するのはやはりEv8.5(ISO100)あたり。また、ISO100とISO400のパッケージを入れ替えても、絞り値(絞りの開き)には関係しない。やはり、デフォルトのISO100で動いているようだ。

A26をパーフォレーション有りのフィルムで使う

 パーフォレーション無しのフイルムが手に入る可能性がほぼなくなったが、ゾナーのレンズを眠らせておくこともどうかとういうことで、昨日から使用再開してみた。

 昨日はまず、パーフォレーション有りのフィルム(Acros100)に、ブローニの裏紙を35mm幅に切って、裏紙として使ってみた。パーフォレーション無しのフィルムと同等になり、空シャッター/フィルム送りは不要となるはずだったが、見事に像が重なっていた。フィルム厚の段差でも、敏感にパーフォレーションを感知してしまうようだ。

 ということで、今日は126のカートリッジについている、パーフォレーション検知用の窓をマスキングテープで塞いでみた。その結果、パーフォレーション無しのフィルムと同様、空シャッター無しで適度な間隔を取ったネガになっていた。枚数が進むにつれて間隔は長くなるがこれはしかたがない。これでペットボトルのフタで空シャッター切らなくても、普通に撮れることになる。

 120のフィルムから、35mm幅で切り出せば、普通にパーフォレーション無しのましかく写真が撮れることになるが、コスト的にはいまいちという感じ。いずれにせよ、パーフォレーション無しのフィルムがまだ数mあるので、それを使い切ってからだろう。

 フィルムの巻き直しとか苦労しないで、普通にローライ35で撮ればよいだけなのだが・・・。

 フィルムのコマ間隔はこんな感じ。左が初めのコマ。たぶん、同じ角度だけ巻いているので、だんだん間が空いている。12~15枚ぐらいが無駄のない使い方。126フィルムのパーフォレーションを検知すれば、そこで巻き上げが止まる仕組みなのだろう。暗闇でパンチで穴を開けることを考えると、このぐらいの無駄はしかたない。また、昨日のネガ(D-96(1+1)10.5分@20℃)が薄かったので12分にしてみたら今度はちょっと濃すぎた。たぶん昨日は温度をまちがえていたのだろう。D-96の時間は結局D-76と同じでよさそう。

こんな感じですね。とりあえず紙で作ったキャリアでスキャンしているけれど、スキャナのピントが合わないようなので、他のものはとりあえずパーフォレーション無しでUP予定。たぶん、ガラスキャリアにはさめば良いと思うのだけど、何処かに行ってしまって未発見。家探ししてみないと。

 2025/02/09 撮影分

Rollei 26Aに使えるフィルム

 知らないうちに、ケントメアのブローニ(120フィルム)が送料込み(ヨドバシ)で840円で売っている。ということは、ブローニフィルムから35mmのパーフォレーション無しのフイルムを切り出すことも、コスト的にはあまり無駄ではない時代に戻っているということになる。昔考えていたHOLGA(120)を使って切る方法をまた考えてみないと。たぶん12~16枚ぐらいのコマ数は撮れると思う。

 しかし、126フィルムは30mmx30mmぐらいで、35mmのましかく写真(24mmx24mm)と余り変わらないので、やる意味があるのか? どうせなら、127フイルムの40mmx40mmサイズでヤシカ44用か?

防湿庫に眠るカメラのチェック

 午後はA26の試写の予定だったけど、お流れということで、年に1度ぐらいのカメラチェック。中版もほとんど使うことが無くなっている。露光計つきノブに替えてみた。メータも結構露出計と合っている。

ローライA26用に使えそうだったフィルムの話

 かわうそさんのパーフォレーション無しのフィルムが無くなって、A26の出番はほぼ無いものとあきらめていた。けれど、今日つらつらサーチをしてみると、パーフォレーションが片側だけの映画用35mm 100ftフィルムがあるようだ。片側だけのフィルムならもともとの126のカセットの中にはいっていたフィルムとあまり変わらないことになる。ちょっと質問して本当に片側だけだったら注文してみようと思う。ただし、パーフォレーションの間隔が短いので、検知ピンにふたをするとか考えないと。

【追記 11/21】 パーフォレーションが片側しかないフィルムと確認できたので、Black Friday割引もありB&Hで2本注文確定。たぶんこれで一生分。パーフォレーションは映画カメラ用なので、間隔が違い心配する必要もないのかもしれない。フィルム自体はパーフォレーション無しのORWO UN54と同じもの。 
【追記 11/26】空港に届いたのはいいけれど、消費税がかかるとのことで支払いを求められた。これまでB&Hで消費税を求められたことはなかったのに。8%ぐらい支払った。ブラックフライデーの割引(20$/本)があったけど、結局1本が一万五千円超ぐらいに。やはり1$=150円は痛い。

【追記11/28】 フィルム到着。
パーフォレーションの孔の間隔を調べないとと思って調べたら、送られてきてたのは普通の両サイドにパーフォレーションのあるフィルムだった。B&Hにとりあえずメールしたが、普通の写真用フイルムを、間違って、映画用として登録している可能性が高いのではないかと思う。また幻のフィルムになってしまいそう。とりあえず、この幻のフィルムでの再開は無理そう。

【追記11/29】B&Hから回答メールが来て、やはり原因は「WEBの登録ミス」ということで、返品することに。結局、Single perforationのフィルムは持っていなかったとのこと。残念。
【追記11/30】DHLの国内代行の佐川さんが集荷に来て発送。あとは返金を待つだけ。

A26フラシュユニットへの充電

念のためチェックしたら、動作するかどうか分からないが、充電のランプがつく個体が一個だけあった。

【追記】24時間ぐらい受電して試してみた。しかし、フラッシュチャージのスイッチを入れてもチャージOKのランプが点灯しない。とえいあえず、シャッターに同期してフラッシュは光るが、光量が足りているかは不明。