こうなれば、動くものが来るまで試したいということもあって、一週間で3台目をお迎え。露出計は動かないが、他は完璧ということばを信じて、今回は前回までとは倍の価格がするものを落としてみた。最初に巻き上げとシャッターがおりることを確認し、ひと安心。やはり露出計は動かなかったが、たぶんISO100にしか対応していないだろうから必要は無い。
これまで手にしたものは、ミラーアップしていて、ファインダーからのぞくことが出来なかった。ファインダーからのぞく景色は、A26とは大違い。普通の一眼レフよりクリア感があって良い感じ。シャッター音も「パコッ」というハッセルに似た音で気に入った。
ということで、今日の朝届いたばかりのSL26を早速試写してみた。A26に使ったカートリッジと同じく、パーフォレーション感知用の穴をふさいだもの。結果として、A26と同様の間隔で巻き上げられていることが確認できた。この個体は、SL26もパーフォレーションの窓をふさぐと、捨てシャッターは必要ない。今回の試写では、最初の数コマが巻取り側の巻き方がゆるかったのでダブっていたが、これは巻取り軸にきつく巻くことでどうにかなるだろう。120の裏紙を使っているので、撮影枚数読み取り窓をふさがなくても光線もれは無かった。裏紙に数字を書いておけば目安になるだろう。
【注記 2025/03/09】ここで使用している個体の製造番号は35076xx。後に入手した製造番号35092xxの個体では、パーフォレーションの穴を検出しないとシャッターが押せない仕様となっていた。なので、後期の個体は仕様変更されているようだ。
SL26は電池無しで動く機械式カメラなので、自分で絞りやシャッタースピードを変えられるのが利点だ。今回のフィルムもFoma400をISO200で使ってみた。SL26だと120からフィルムを切り出して、ましかく写真を撮る価値があるかもしれない。30mmに切れば2回分取れるが、現像リールに巻けなくなる。また、A26やSL26のWEB記事では、120から切り取ったあと、パンチでパーフォレーションの穴あけをしているものがあるが、この機種の場合には全く不要だ。たしかに、KODAK INSTAMATIC X-15では、穴にピンが貫通しないとシャッターが押せない機構になっているが、A26やSL26はフィルム送りの停止に利用しているだけだ。
問題は、レンズキャップやフィルターが無いこと。キャップはとりあえず手作りした。フィルターは2眼用と同じ形式でちょっと小さいBay1というタイプ。フィルターは現在は当然市販していない。Bay1から52mmへのコンバータは5000円もする。どうにかプロテクター代わりに、ヤシカ2眼用のイエローフィルターを見つけた。
現像上がりはこんなかんじでした。パーフォレーションの穴があると、オートでスキャンする画質が平坦になって、修正に手こずります。それに画質も落ちるようで、散歩写真にはパーフォレーション無しでします。やはり120からの切り出しフィルムが必要なよう。
これが穴無しでスキャンした写真。これならきれいにスキャンしてくれます。
レンズはTessarなので心配はありません。そういう意味では、この使い方ではRollei35とほぼ同じで、ちょっとフィルム幅が短い感じ。
2025/02/17 撮影分
スキャナに直接フィルムを置いてガラスで押さえた場合、虹がでたので、無反射ガラスを重ねて、パーフォレーション画像化用のネガキャリアを作ってみました。しかし、中央の列は使えませんでした・・。右に1cmぐらい寄せればよいかと。
昔はフジのガラスキャリアを使っていたようですが、探してもなかなか発見されず、本日ようやくガラスを束ねているケースから発掘できました。次回はこれでやってみようかと。
【追記 2025/02/26】無反射ガラスごしでのスキャンは出来ないことが判明。この方法は駄目だった。結局Fujiのガラスキャリアを使うことに。
【追記 2025/02/26】無反射ガラスではさんでパーフォレーションまで入れた上の写真はギザギザしていてScanのピントが来ていないような感じがした。そこで、家探ししてようやく発掘できた、Fuji Negative Carrier 2BG for Fuji EnlargerにはさんでScanしたら、どうにか問題なくScan出来た。