Optima5000(110フィルム) Scan結果

 最初のネガは現像ムラがあったり、ピントが来てなかったりしたが、他のWEBにUPされている110フィルムでの結果に比べ、ギザギザ感があり、あまりにも解像度が落ちていた。そこでスキャン方法をFujiのガラスネガキャリアに変えてスキャンしてみたところ、満足する結果となった。結局アンチニュートンガラス越しにはスキャンできないようだ。しかし、アンチニュートンガラスではないので、最初のコマにはニュートンリングがでている。

 下の段の中央は真ん中に現像ムラがあった。その右の田の神様は、撮影時にピントが後ろにある。小型カメラの近距離撮影もピントがシビアのようだ。それに加えて次のコマとも重なっていた。さらに、フイルムの最後でフィルム自体がよれていた可能性もある。なお、フィルム上の画像の大きさは13mmx20mmぐらい。35mmフィルムに比べ面積は1/3ぐらい。

 今回は110フィルムの初めての撮影と現像だったけど、110カメラもまともなSCANをすれば、普通に使えそうだ。粒状性は結局使うフィルムと現像方法によるようだ。小さいOptima5000でこれだけ写るので、機能の落ちるMinolta 450Eにはとりあえず出番なさそう。

AGFA Optima5000(110カメラ) Solinar 26mm F2.7(35mm換算で46mm)
【T-MAX100(120フィルム,2004年期限切れ) D-96(1+1) 12分@20℃ 】

【追記 2025/03/22】こちららはPhotoDirectorで粒子を除いた写真

MINOLTA-16 II (16mmフィルム)を入手

 MAMIYA-16とは双璧をなしそうなMINOLTA-16IIもとりあえず入手してみた。価格はMAMIYA-16と同様数千円のもの。こちらも、最初はフィルムマガジンが添付されているものが必要となる。こちらは露出計がついていないため155gとMAMIYA-16の約半分。レンズはROKKOR22mm・F2.8(3群4枚)のテッサータイプのようで、MAMIYA-16より広角。

 こちらは距離計はついておらずF16でパンフォーカス(1m~∞)の設定になっている。マニュアルにある深度から推定すると、焦点は2.6m付近にあるらしく、F8で1.5m~8m、F5.6で1.5m~5mぐらいまでしかピントは合わない。なので2~4mぐらいで撮るのがこのカメラの最適距離ということだ。シャッタースピードは1/500s~1/30s・Bとなっており、時代が新しいためか、範囲が広く現在のスピード形式とおなじ。絞りはF2.8~F16でこちらは入手したMAMIYA-16と同じ。

 フィルムマガジンはMINOLTA-16専用となっており、メーカ別に違うことが、110にその座を奪われた原因となっている。ただし、他のメーカーでも、ミノルタのマガジンを使っているところもある模様。海外のサイトでは3Dプリンター製を販売しているところもあるが、遮光性がない(フィルムの出入り口にモルトが無い)ので、フィルムを詰める作業はすべてダークッバックでの作業が必要。オリジナルのマガジンには現在の35mmフィルムのパトローネみたいに遮光性の加工がしてあるので、フィルムタンク側に詰めたあとは明るい場所で作業できるようだ。

MAMIYA-16 Automatic(16mmフィルム)を入手

どうせ110フィルムのカメラを使うのなら、同じ16mmフィルムを使うMAMIYA-16をお迎えしてしまいました。16mmフィルムのカメラはヤフオクで数千円で出ているのですが、基本フィルムマガジンが付いていません。このフィルムマガジンは各社独自の仕様なので、流用できません。なので、マガジン付のカメラを狙うと数千円高めの価格となります。このマガジンに50cmぐらい16mmフィルムを詰めることで、20枚程度撮れるようです。金属の塊のような造りなのでフィルム込で290gもあります。ただ、タテとヨコに三脚用のネジがつていたり、レリース対応のシャッタースイッチなので結構本格的です。また、イエローフィルタが標準装備されていて、レバーで設定できる。レンズはマミヤセコール25mmF2.8(3群3枚)なので、基本F8程度に絞って使うことになる。

 このMAMIYA-16は写真からわかるように、セレンの露出計付なのですが、動いてませんでした。1960年ごろの製造なので、もう露出計は死んでる個体が多く、たぶん、動いていても不正確な可能性も残ります。しかし、マニュアルで露出とシャッタースピードを設定できるので、単体露出計で測れば問題ありません。右端の露出計の横にある円盤が絞りです。絞値はその左下の窓に表示されます。その上にある円盤でシャッタースピードを決めます。露出計がないMAMIYA-16 Superという機種もあり、これの半分ぐらいの大きさです。

また、距離設定もありますが、6ft(2m)から∞の間が2mmぐらいしかないので、その間に付いている「◯」印に合わせるのがほとんどでしょう。最短距離は1ft(30cm)なので、結構寄れます。ただ、1ftから6ftまで12mmぐらいあるので、結構シビアでしょう。

シャッタースピード:1/200~1/2・B
絞り: F2.8~F16

切り出し110フィルムを試写&現像してみた

 AGFA Optima5000を使って、切り出した110フィルムを試写し、現像してみた。2004年に期限切れの冷蔵庫保管のTMAX100(当時230円)だけど、ISO100で設定されていると思われるカメラで普通に写っている感じ。カメラの自動露出機能も問題ないようだ。オリジナルの裏紙を使っているので、光漏れはないみたいだ。

 ただ問題点はいろいろあって、
①切り出す時にフィルムが浮いて、幅がガタガタになっていた。刃のそばでフィルムが浮かないように押さえておく必要がある。今回はフィルム軸だけを気にしていたのがまずかった。しかし、やはり市販の16mmがベスト。⇒市販16mmを使う。 
②35mmフィルムに抱かせて現像をやったけど、写真のように青く現像ムラが出てしまっている。撹拌の最中にはずれてしまったようだ。⇒やはり16mm用のリールが必要みたい。⇒2個発注。
③一箇所フィルム送りがうまくいかず、若干重なっているコマがあった。これは、パーフォレーションのピンを折ったから仕方ない。
④フィルムが終わると、フィルム送りができないようになっているようだ。偶然かどうか不明。

【追記 2025/02/26】現像結果は2025/02/25にいったんUPしたけれど、Scanの方法に問題があったので削除して、2025/02/26の記事で再UPする。

16mmのフィルム(ダブルX)を発注してみた

 今年は中判大判の写真にちからを入れるはずだったのだが、なんだか逆方向に向かっているような。昨日120のフィルムを126用と110用に切り出したのだけど、ホルガではダイヤルを回すのがきつく結構大変。また120で1本づつしか取れないということで、面倒もあって、16mmフィルムを買ってみることにした。

 買ったのは、【16 mm / 100ft / イーストマン ダブル-X 白黒ネガティブ フィルム 7222 / スプール巻き 片目】というフィルム1缶で30m弱ある。別メーカの10mぐらいものもあるが現在売り切れている。
 16mm(110)で撮れる写真はハーフサイズの半分以下、35mmの1/4以下ということになる。しかし、キャビネ大ぐらいに拡大するにはそう変わらないのではという感じもする。粒子も荒れておもしろそうだ。50~70cmで切った場合50本ぐらい撮れることになり、一本当たり約200円。

 16mmフィルムは110のカメラだけではなく、16mmフィルムを使った初期の小型カメラでも使うことが出来て、結構奥も深そう。

110フィルムカートリッジを分解してみた

 110フィルムカートリッジの分解をとりあえずやってみた。簡単に外れるというWEB記事もあったので、気楽に始めたのだが、なかなかはずれない。予備もあるので、とりあえず力技で。110カートリッジはフィルムタンク側は接着されておらず、巻取り側の円の部分のみが接着されているようだ。Kodakの接着は軽く数か所でFujiは念入りということ。このSolarisも念入りの部類だった。ナイフで削っていくのだが、最初は固く接着されている部分から始めたようでまったくナイフが入らない。どうにかナイフが入り、そこからこじ開ける感じで開けた。遮光に問題があるかもしれないが、これ以上のものができるか怪しいので、とりあえずこの初号機でやてみることにする。

 内部には約75cmのフィルムが裏紙に巻かれてはいっていた。これで24枚撮りだ。フィルムにはパーフォレーションが片側にのみ入っているが、裏紙には穴はない。このフィルムの段差だけで感知しているようだ。一度巻き直して、Optima5000に入れてやってみたが、フィルム送りもシャッターも問題ない。ただ、パーフォレーション用のピンを折ってあるので、フィルム間隔が長くなり20枚ぐらいしか撮れない。裏紙をそのまま使用すると残りの枚数がわかる。光線漏れの具合があれば、裏窓は閉じないといけないけど。

110(16mm)フィルムの自家現像

フィルム代や現像代が値上がりしてしまった現在では、自家現像以外に110フィルムを経済的に使う方法はないのではないかと思う。WEB検索で現像法を探したところ、現時点で失敗が少ないと思われる方法には以下がある。

①配線カバーの片側にフィルムをつめ、それを1m余りの塩ビパイプに入れて、現像タンクとするもの。これは案外安全確実と思って、カバーとパイプをハンズマンで仕入れたが、②③のもっとうまい方法があった。

②16mmフィルム用の現像リールはもう販売されていないと思い込んでいたが、Marixでパターソンタンク用が販売されているのを見つけた。パターソンの現像タンクがある方はこれが確実かも。1個2750円(リールのみ) ただし溶液量が多いのが難点。Marix 16mm用リール 一個ぐらいは買っておいても損はないかと。

③一番安上がりがこれ。失敗した透明の35mmの現像済みフィルムに16mmフィルムを抱き合わせて、35mmの現像用リールに巻く方法。LPLのタンクを常用している人には、これが一番良いかも。

うちにも、127フィルム現像用にパターソンのタンクを仕入れているが、まずは③で簡単にできれば、使用液も少なくて良いと思う。

【2025/02/25追記】③でやってみたが、現像途中でマスキングテープが外れたらしく、現像ムラができてしまった。スプライシングテープのように簡単には外れないテープなら良かったのかもしれない。次はリールを仕入れて②でやってみることに。

110カメラ

 昔、箱いくらで落とした中に、110フィルムを使うカメラが混じっていて、電池を入れてチェックしてみたところ、下のAGFAのOptima 5000とMinolta 450Eは、露光不足の赤ランプもつき、どうにか動きそうな感じ。Minolta 450Eは「晴れ」と「曇」の設定ができるので、2段階しか対応していないようだ。フラッシュはコンデンサがいかれているようで充電出来ない。AGFAはAE機構が動いていて、明るさに応じて絞りやシャッタースピードが変化し、ピントも連続的な設定となっている。たぶん、フィルムはどちらもISO100の標準設定だろう。仕様から見て、Optima 5000の結果がよければ、MInoltaの出番は無い。

 また、2つとも、110のパーフォレーションにピンが通らないとシャッターが下りない造りとなっていたので、ピンを物理的にカットした。これで、パーフォレーションがあっても、なくても、コマ間隔が若干ずれるだけ、普通に撮れるのではないかと思う。たぶん、コダック ダブルXの16mm版(片側のみパーフォレーションあり。30m/約1万円(送料込み))も、そのまま使えるのではないかと思う。若干減感現像する必要があるかもしれないが。

 検索に出てきた範囲ではPentax110は、シャッターにパーフォレーションは使ってないようだ。これは確かではないが、たぶん、ローライA110も127と同じく使っていないのではないかと思う。

フィルムは昔買ったソラリスの110フィルムがあるので、パッケージを開けて、フィルムを手巻きすることになる。これもISO200だけど、カメラ側は認識していないと思う。

120フィルムから110(16mm)&127の切り出し

 120フィルムから126フィルム(35mm)を切り出した残りの25mm幅のフィルムを捨てるのはもったいないので、110用の16mm幅のフィルムを切り出す刃を追加してみた。今回は刃の後ろを折ったので、刃を大きく出す必要はなかった。また、この16mm用の刃だけ使えば、フィルム幅46mmの127用フィルムも切り出すこともできることになる。防湿庫に眠るヤシカ44とかも日の目を見るかも。

【追記 2025/02/23】とりあえず、120を1本切ってみて、負傷なしに、フィルムが3つに切れていることを確認。等幅に切れてるかは未確認・2個所同時に切っているので、結構巻き上げのダイヤルが思い。疲れたので、今日はここまで。切ったフィルムは2004年に期限切れのTMAX100。230円のヨドバシの値札がついている。

ローライA26やSL26(一部個体)にパーフォレーションは不要

 ローライA26やSL26(一部個体)使用する場合には、Instamaticのカートリッジにフィルムを詰めるという大きな敷居がある。それに加え、正しくフィルムを送るためには、捨てシャッター/送りや、120から切り出しても、パーフォレーションの穴をパンチで開けないといけないという情報があり、これまで手を出す人が少なかったと思う。しかし、Instamaticのカートリッジについているパーフォレーション検知用の穴をふさぐだけで、捨てシャッター/送りや、パーフォレーションの穴は必要なくなることが、今回の実験でわかった。

 したがって、少なくともローライA26やSL26(一部個体)は、Instamaticのカートリッジについている検知用の穴をふさぐだけで、普通に撮影することができる。ただフィルムの送りは同じ角度で送られるので、枚数が進むごとに間隔は長くなる。

 ただし、他のSL26やKODAKのX-15の様なカメラは、パーフォレーションの穴に、検知用のピンが通ることで、シャッターが切れる仕様になっているので、ローライの様な使い方はできない。なので、これは機種に依存する問題だ。

【注記 2025/03/09】ここで使用している個体の製造番号は35076xx。後に入手した製造番号35092xxの個体では、パーフォレーションの穴を検出しないとシャッターが押せない仕様となっていた。なので、後期の個体は仕様変更されているようだ。

120から35mm(126)フィルムの切り出し器

今日は朝からブローニフィルム(120)から35mm(126)フィルムの切り出し器を作ってみた。作り方は簡単で、ホルガに付属の「6×4.5の枠」を利用するもの。これの35mm幅のところに、焼いたカッターの刃で穴を開け、カッターの刃を取り付けておしまい。ただ、カッターの刃は普通のカッターではなく、工芸用の一枚刃のカッターの刃を使うこと。

作成には、「120から127を作る その2」を参照した。

とりあえず、写っていなかった現像済みの120フィルムを切ってみたが、INSTAMATICのカートリッジの幅にうまく巻きとれた。ただ、長さが長い感じもあるので、調整が必要。(太巻きになると、カートリッジにセットできなかったり、ジャムったりする可能性がある。) フィルムを巻き直してセットした後は、指を巻軸に入れて回してみて、回ることを確認することが大事。指で巻けないようなら、カメラ側でも巻けず、最悪カメラを壊してしまう可能性がある。特にA26の場合開けることができなくなるので要注意。
また、刃を短くだせば、裏蓋も閉められるが、長すぎたので閉められなかった。しかしどうせフィルムをセットした後は、ダークバッグの中でやる作業なので、両スプールが遊ばないように手で押さえて巻き取れば、裏蓋を閉める必要はない。

本番では、切り取った後、そのまま126のカートリッジに詰め込み、カメラにセットする必要があるので、ちょっと面倒な作業ではある。

実はヨドバシカメラで35mmフィルムの最安値は1030円、ブローニ(120)は860円。ともにKentmare 100 or 400なので、市販の35mmフィルムを買うと思えばほぼ同じとなる。枚数は10数枚しか撮れないけど、30mmx30mmのましかく写真が撮れることになる。

ただ、作業中はカッターの刃で指を切る可能性が高いので要注意。私も、一箇所やってしまった。刃を設置した後は、消しゴムのようなものを噛ませ、フィルムの装着作業中は刃がむき出しにならないようなガードが必要。

【追記】とりあえず120のフィルムの長さ(約83cm)でも、裏紙付きで、カートリッジに入れることができたことを確認した。

A26 & SL26が実用レベルに

 2019年から始めたA26を使ったましかく写真が、今回SL26の試写も成功したということで、ようやく実用レベルになった。その間に存在したパーフォレション無しのフィルムをわずかしか購入しなかった手痛いミスはあったけど、220から切り出せば、まだどうにかなるレベルではある。

 SL26にはパンチでパーフォレーションの穴を開けたフィルムがないとシャッターが押せないという情報もあったが、やはり126のフィルムパッケージのパーフォレーション検知の穴をふさぐだけで、フィルム送りとシャッターの問題も解消された。シャッターが押せないという誤認識はコダックのX-15から連想したものだろう。

(【注記 2025/03/09】ここで使用している個体の製造番号は35076xx。後に入手した製造番号35092xxの個体では、パーフォレーションの穴を検出しないとシャッターが押せない仕様となっていた。なので、後期の個体は仕様変更されているようだ。)

 A26 & SL26で、ましかく写真を撮るために残された課題は、ホルガを使った、120フィルムから35mm幅フィルムの切り出し機だ。ただ、まだパーフォレーション無しのフィルムが何mか残っているので、それを使い終わってからだろう。

 あと、パーフォレーション有りでのコントラストのとれたスキャンの方法を考えてみないと。

ローライSL26 3度目の正直で試写も成功

 こうなれば、動くものが来るまで試したいということもあって、一週間で3台目をお迎え。露出計は動かないが、他は完璧ということばを信じて、今回は前回までとは倍の価格がするものを落としてみた。最初に巻き上げとシャッターがおりることを確認し、ひと安心。やはり露出計は動かなかったが、たぶんISO100にしか対応していないだろうから必要は無い。

 これまで手にしたものは、ミラーアップしていて、ファインダーからのぞくことが出来なかった。ファインダーからのぞく景色は、A26とは大違い。普通の一眼レフよりクリア感があって良い感じ。シャッター音も「パコッ」というハッセルに似た音で気に入った。

 ということで、今日の朝届いたばかりのSL26を早速試写してみた。A26に使ったカートリッジと同じく、パーフォレーション感知用の穴をふさいだもの。結果として、A26と同様の間隔で巻き上げられていることが確認できた。この個体は、SL26もパーフォレーションの窓をふさぐと、捨てシャッターは必要ない。今回の試写では、最初の数コマが巻取り側の巻き方がゆるかったのでダブっていたが、これは巻取り軸にきつく巻くことでどうにかなるだろう。120の裏紙を使っているので、撮影枚数読み取り窓をふさがなくても光線もれは無かった。裏紙に数字を書いておけば目安になるだろう。

【注記 2025/03/09】ここで使用している個体の製造番号は35076xx。後に入手した製造番号35092xxの個体では、パーフォレーションの穴を検出しないとシャッターが押せない仕様となっていた。なので、後期の個体は仕様変更されているようだ。

 SL26は電池無しで動く機械式カメラなので、自分で絞りやシャッタースピードを変えられるのが利点だ。今回のフィルムもFoma400をISO200で使ってみた。SL26だと120からフィルムを切り出して、ましかく写真を撮る価値があるかもしれない。30mmに切れば2回分取れるが、現像リールに巻けなくなる。また、A26やSL26のWEB記事では、120から切り取ったあと、パンチでパーフォレーションの穴あけをしているものがあるが、この機種の場合には全く不要だ。たしかに、KODAK INSTAMATIC X-15では、穴にピンが貫通しないとシャッターが押せない機構になっているが、A26やSL26はフィルム送りの停止に利用しているだけだ。

 問題は、レンズキャップやフィルターが無いこと。キャップはとりあえず手作りした。フィルターは2眼用と同じ形式でちょっと小さいBay1というタイプ。フィルターは現在は当然市販していない。Bay1から52mmへのコンバータは5000円もする。どうにかプロテクター代わりに、ヤシカ2眼用のイエローフィルターを見つけた。

 現像上がりはこんなかんじでした。パーフォレーションの穴があると、オートでスキャンする画質が平坦になって、修正に手こずります。それに画質も落ちるようで、散歩写真にはパーフォレーション無しでします。やはり120からの切り出しフィルムが必要なよう。

これが穴無しでスキャンした写真。これならきれいにスキャンしてくれます。
レンズはTessarなので心配はありません。そういう意味では、この使い方ではRollei35とほぼ同じで、ちょっとフィルム幅が短い感じ。 

 2025/02/17 撮影分

 スキャナに直接フィルムを置いてガラスで押さえた場合、虹がでたので、無反射ガラスを重ねて、パーフォレーション画像化用のネガキャリアを作ってみました。しかし、中央の列は使えませんでした・・。右に1cmぐらい寄せればよいかと。
 昔はフジのガラスキャリアを使っていたようですが、探してもなかなか発見されず、本日ようやくガラスを束ねているケースから発掘できました。次回はこれでやってみようかと。

【追記 2025/02/26】無反射ガラスごしでのスキャンは出来ないことが判明。この方法は駄目だった。結局Fujiのガラスキャリアを使うことに。

【追記 2025/02/26】無反射ガラスではさんでパーフォレーションまで入れた上の写真はギザギザしていてScanのピントが来ていないような感じがした。そこで、家探ししてようやく発掘できた、Fuji Negative Carrier 2BG for Fuji EnlargerにはさんでScanしたら、どうにか問題なくScan出来た。