今日は朝からブローニフィルム(120)から35mm(126)フィルムの切り出し器を作ってみた。作り方は簡単で、ホルガに付属の「6×4.5の枠」を利用するもの。これの35mm幅のところに、焼いたカッターの刃で穴を開け、カッターの刃を取り付けておしまい。ただ、カッターの刃は普通のカッターではなく、工芸用の一枚刃のカッターの刃を使うこと。


作成には、「120から127を作る その2」を参照した。
とりあえず、写っていなかった現像済みの120フィルムを切ってみたが、INSTAMATICのカートリッジの幅にうまく巻きとれた。ただ、長さが長い感じもあるので、調整が必要。(太巻きになると、カートリッジにセットできなかったり、ジャムったりする可能性がある。) フィルムを巻き直してセットした後は、指を巻軸に入れて回してみて、回ることを確認することが大事。指で巻けないようなら、カメラ側でも巻けず、最悪カメラを壊してしまう可能性がある。特にA26の場合開けることができなくなるので要注意。
また、刃を短くだせば、裏蓋も閉められるが、長すぎたので閉められなかった。しかしどうせフィルムをセットした後は、ダークバッグの中でやる作業なので、両スプールが遊ばないように手で押さえて巻き取れば、裏蓋を閉める必要はない。
本番では、切り取った後、そのまま126のカートリッジに詰め込み、カメラにセットする必要があるので、ちょっと面倒な作業ではある。
実はヨドバシカメラで35mmフィルムの最安値は1030円、ブローニ(120)は860円。ともにKentmare 100 or 400なので、市販の35mmフィルムを買うと思えばほぼ同じとなる。枚数は10数枚しか撮れないけど、30mmx30mmのましかく写真が撮れることになる。
ただ、作業中はカッターの刃で指を切る可能性が高いので要注意。私も、一箇所やってしまった。刃を設置した後は、消しゴムのようなものを噛ませ、フィルムの装着作業中は刃がむき出しにならないようなガードが必要。
【追記】とりあえず120のフィルムの長さ(約83cm)でも、裏紙付きで、カートリッジに入れることができたことを確認した。