A110の試写 フィルム送れず延期

 昨日16mmのフィルムを詰めて試写をしようとしたが、フィルム送りができず。原因はこれもパーフォレーション。Kodak Double-X 16mmは片側にパーフォレーションがあるフィルム。

 A110はパーフォレーションをシャッターには使っていないが、フィルム送りには使っている。一応カセットの穴をふさいでいるが、110のカセットには126のように、フィルムと本体の間にカセットのフレームが無い。なので、パーフォレーション検知のピンは直接フィルムに接触している。たぶんフィルムの厚さだけでパーフォレーションを感知しているようだ。

 なので、16mmフィルムを使うためには、パーフォレーション検知ピンを折ってしまう処理が必要となることに。しかし、試験を繰り返している最中に、110のカセットについているプラの歯車がつぶれてきて試験続行不可能ということに。したがって、新しいカセットを用意してから次の試験になる。

 110のフィルムパッケージには126と違い、普通の間隔のせまい小さな歯車が付いる。1回の使い捨てで設計されているので、普通に使っていても繰り返し使えば、プラスチックの歯車が劣化し、フィルム送りが出来なくなることが予想される。

SL26(3号機) シャッターおりず試写中止

 早速、この前巻いておいたフィルムカートリッジをセットして、花粉にめげずに、試写に出かけてみた。すると、Oneショット目でシャッターが押されない。巻き上げはできるが、シャッターが押すことが出来ない状態となってしまった。しかたがないので、いったん撤収。

 原因は一つしか考えられないので、パーフォレーション検知ピンに押さえを付けて、シャッターを押そうとしても、押せず。この個体(3号機,製造番号35092xx)は、シャッターを押すには、パーフォレション検知ピンが、パーフォレーションを通して、フィルムを通り抜けている必要があることが判明。念のために1号機(35076xx)を同じ環境で試してみると、シャッターが押せた。なので、製造時期によって、パーフォレーションの使い方の仕様が違っている可能性がある。WEB上にも、120から切り取ったフィルムに悪戦苦闘してパンチで穴あけをしているのは、これが理由だったようだ。単純に考えると、後期に仕様の変更をした可能性が高い。修理に出している2号機(35036xx)が動くようになれば、単純な仕様変更かどうかがわかると思う。パーフォレーションが無くてよい1号機を最初に得ていたのはラッキーだったようだ。

 対処法としては、普通のパーフォレーション有り35mmフィルムと120から切り出した穴無しフィルムの両方を使うとなると、ピンを削ってしまうしかないようだ。とりあえずは本当の予備機にして、2号機の修理具合を見て考えることに。(修理不能の場合もあるので。)

SL26予備機(3号機)を入手

 最悪レンズキャップとケースでも良いと思い、[1円スタート・動作未確認]に応札。結局普通の価格まで上がったが、落札できた。到着して確認してみると、当然露出計は動かないが、それ以外はとりあえず動いている模様。それに結構きれいな個体。一つ問題があるのは、カメラのストラップ金具が特殊で、外れないこと。

 これで1万円以下で落札したSL26のヤフオクの結果は、2勝(とりあえず動きそう) 1負(巻き上げ空回り。返品できず駄目元で修理へ出した) 1分(シャッター切れず返品)。
写真のフィルターは別に入手した、Bay1用のイエローフィルター。

花粉が・・

なんか今週始めから花粉がひどい。
早足でウォ―キングするのが精一杯な感じ。
ゆっくり写真を撮るのはしばらく無理。

今週は点検でスローに不具合を見つけた大判レンズと、
最初から空回りしていたSL26を駄目元で修理に出してみただけ。

Minolta 16II 用のイエローフィルタ

 Minolta 16II用のフィルタはなかなか出ていない。現物に付いているUVフィルターのガラスを交換してみようかと思ったけれど、これがなかなかきつく止めてあり、留め具が外れない。なので、とりあえずHardoffで拾ったフィルターを切って、テープ止めして使ってみる予定。

【2025/03/08】とりあえず、ガラス切りがとどいたけど、まだ手つかず。

ローライ A110 パーフォレーションの処理

 とりあえず110フィルムパーケージのパーフォレーション検出用の穴をふさいで、オリジナルの裏紙にまいたフィルムをいれて試験してみた。シャッターは切れている。このように改造してパーフォレーションを検出出来ない場合でも、ほぼオリジナルの間隔でフィルルムは巻き上げているようである。(造り上は長めに巻き上げて、パーフォレーションの穴の検出で巻き上げを止めている訳なので。A26と同じ。)しかし、実際には撮影/現像してみないとわからない。

 また、途中で巻き上げられず空回りし始めた。なので、手巻きの場合は70数センチのオリジナルの24枚撮りの長さではなく、50cm長ぐらいで巻き上げの圧を下げる必要があると思われる。また、圧を下げるため手巻き前のフィルムは、使用する時と同じぐらいに小さく巻いて、保存しておいた方がよさそうだ。フィルム送りのギヤは弱々しい感じなので注意が必要。裏紙を使わない場合には圧も減るが、撮影枚数もわからず、光漏れも心配だ。

 このように、110フィルムパーケージを改造した場合、一度左右に開けたら、シャッターを切らなくても、閉める時にフィルム送りがされてしまう。撮ると決めてから、開く必要がある。

【追記 2025/03/04】とりあえず10個、50cmぐらいづつ切って、まるめてアルミホイルに包んでみた。2、3日おいてから撮影予定。50cmで、110カメラなら15~16枚程度、16mmカメラなら20枚撮影できる予定。

【追記 2025/03/17】A110のパーフォレーションの処理は、結局パーフォレーションの検出ピンをカットしないとできないと判明。フィルムパッケージの検出用の穴は裏側なので、ふさいでも効果はなかった。穴を検出した時点で巻き上げはとまるので、通常の16mmフィルム(110のパーフォレション間隔の1/3)は使えなっかった。

ローライ A110 を入手

 110カメラを使うのであれば最終的にはローライのA110かなっとか思っていたが、意外と早く入手できた。これもヤフオクを卒業できなかったおかげか? 動作未確認のハードオフ価格だったので、動かないことも覚悟していたが、思いがけなく良い状態だった。電池も昔の水銀電池が入っていてまだ生きていた。フィルムを入れれば、このまま普通に写りそうな感じだ。

 大きさも「minolta 16」と同じで名刺サイズで、縦方向が名刺より少し小さい。Optima5000の2/3のサイズ感。レンズもTessarが付いていているので、まともに動くのであれば、minolta 16も同じ16mmフィルムを使うが画像サイズ(10✕14mm)が110カメラ(仕様13×17mm, optima500は13mmx20mm)より小さい(約2/3)のでいらないかも知れない。A110も金属製でズッシリしている。

 110フィルムのカメラを、フィルムを入れ替えて使う場合の問題点は「パーフォレーションに対する動き」への対応。これは、各メーカ/機種で違いそれぞれで対応しないといけない。A110の場合、パーフォレーションはA26やSL26と同じく、フィルム送りの確認(ストッパー)としか使用しておらず、シャッターは関係ないようだ。なので、パーフォレーションが無いフィルムを使う分には、そのまま使えると思われる。しかし、DoubleXの16mmフィルムは片側にパーフォレーションがついていて、その間隔もA110フィルムの1/3程度。なので、普通にやるには、3回フィルム送りをしないといけない。(たぶん、その内の2回は空シャッター) これを防ぐには、126カートリッジと同じく110カートリッジについている、パーフォレーション検出用の穴をテープでふさいでやれば良いと思う。

仕様
レンズ: Rollei Tessar F2.8/23mm (35mm換算で46mm)
ピント:ゾーンフォーカス(1m~∞)
プログラムAE: F2.8 – 4sec. ~ F16 – 1/400 sec.(Ev=16.6)
大きさ: 84×44×30mm (閉じた時、開いた時は 100mm)
重量: 185 g (電池込)
フィルムISO感度:たぶんISO100固定(前期ドイツ製) 
 なのでDoubleXをISO100に減感して使用。D-76(1:2) 9分@20℃
 ISO400感知機構は後期ドイツ製やシンガポール製のA110に装備の模様。

CONTAX T3 電池切れが早い問題

 CONTAX T3の悪いところは電池切れが早いことですね。今日も使い古しのCR2電池で点検していて、GR1sは元気に動いてくれるのに、T3は電池が空表示でびくともせず。最近あけた電池でもだめで、結局新品開封電池でようやく動いてくれた。冬場は特に温度が下がって駄目なので、お試しプライムを使って、CR2の充電池(3.0/3.2V)を発注してみた。どうせAriaでも使うので。なのでT3を使う時には、後悔しないように、新品の予備電池を用意していく必要があります。私も電池が途中で切れて、近くの大きなスーパー(AZ)の中を探し回ったことがあります。