MIAというピンホールカメラ屋さん(英国)

YouTubeを見ていると日本のストアでは見られないピンホールカメラが出てくる。MIAというピンホール屋さんもそんなところ。3Dプリンターでプロト版は作っていたようだ。6×6の焦点距離10mmとかもある。画角が151°とかなる。135mm換算だと数mmの世界。本体1万2千円ぐらいで、送料含めて1万円台だろう。手始めは6×6の焦点距離20mm(画角126°,135mm換算で12mm程度)ぐらいだろう。4×5の35mmも2万円そこそこで手に入りそう。

Holgaをピンホールカメラに改造してみた

 ピンホール化するには一番お手軽とされるHolga120をピンホールにしてみた。普通はレンズの台座は残さずに本体に直接ピンホールレンズを付けている。その場合の焦点距離は30mm程度になり、画角としては105°程度、35mmだと17mmぐらいの感覚。レンズ口径は0.2mmが最適でF150ぐらいとなる。

 しかし、広角はZero2000がすでにあるので、台座の部分を残し焦点距離45mm程度のピンホールカメラにすることにした。この場合の最適ホール口径は0.24mmなので0.25mmを使うことにした。F値は180程度となる。35mm換算で25mm程度。超広角ではないが狭くもない。また、台座を使うとちょうどレンズキャップの口径が、レンズを取り去った後の口径にちょうどあうので、特にシャッターは必要ないと思ったが、絞り機構の穴を閉じてしまって、シャッターにすることにした。このレンズ台座の下に三脚の穴があり、これも手をかける必要がなく便利。
 特にトラブルもなく改造できた。やはりHolgaにお手軽に改造できるカメラだった。仕切りを替えれば6×4.5にも簡単に変えられるので便利かも。最後に裏蓋にモルトを貼って、平面性の強化をやってみた。

 なお、ピンホールの横に、本来のレンズのストッパー用の棒が残っているが、計算上は画角には入らないと思われる。試写次第では取る必要がある。なお改造したHolgaは、電池が液漏れを起こしていた、プラステックレンズ版。

【追記:2024/05/02】背板にモルトを貼ってみたが、フィルムが巻けなかったので剥がした。