ローライA26復活物語再開

 しばらくぶりにヤフオクを見ると動いてそうなA26が出ていたので懲りずに落札。

 今回は電池を抜いて送られてきたので、電池を入れてシャターを押して見ると、絞りが露光に応じて変化するのが確認できた。A26の場合、シャッターを押した後、レンズを覗くと写真のように写した絞りのままで絞りが固定されていることを発見。なので、レンズをのぞけば、絞りが効いていることが分かる。絞りが機能していないと、絞りが開放となり絞りハネが見えない。本体を開閉してフィルムを送ると、初期値(小開き)の絞りにもどる。【電池が入っていなくても、絞り開放でシャッターは切れるので、完動品と勘違いしないように。】

またファインダの右端には、下の写真のように、露出計のメータが付いていて明るさに応じて、上下に振れた。ちなみに、緑のランプは露出の光が足りている場合に点灯するようだ。

 ということで、これまでここ3年間触ってきた個体は、露出計が全然動いなかったことがようやく判明。そこで、電池室を開いたところ、水銀電池が液漏れしていた。で、電池を交換したところ、露出計が動いてしまった・・・・。シャッター切れるから電池は生きていると思っていた、勘違い。これまでの3年間を返してほしい。

 で、新い個体で試写。フィルムはパーフォレーション無しのフイルム(かわうそ商店)を126フィルムパーッケージの裏紙にまいて使う。やはり、裏紙があれば光もれの心配が少ない。それに、だいたいの撮影枚数も分かる。裏紙に18枚目の数字のあるところまでのフイルムを使うと、13枚ぐらいの撮影ができた。フィルムに穴がないのでストッパーが効かず、枚数がいく程、フィルム間隔が長くなる。

 フイルムを巻く時の注意は、多めに巻くと、固くて、フィルム送りができない場合がある。この場合A26の裏蓋を引くことができない状態に陥ってしまう。実際これで1台壊してしまった。フィルムを巻いてカセットに設定したら、指で回して、フィルムが送られることを必ず確認する必要がある。逆に、カメラにセットするまえに、手動でフィルムを撮影枠の半分ぐらいまで進めてから、カメラにセットすると間違いがない。裏紙を使わない時にも、同様にフィルムがちゃんと送られるか要確認。

 なお、巻き上げが固まった場合には、マニュアルの25ページによると、決して力で開こうとせず、[33]と裏側[7]番のボタンを同時に押しながら開けとあります。これを知っていれば、壊さなくて済んだと思う。
なお電池は[29]番のネジを回して、サイドパネルを外して、電池を取り付けます。(マニュアルの口絵を参照)
空シャッターを切る場合には、上下の[5]番を左手で持って、A26と書いてあるカバーを右手で右に引きます。するとレンズが飛び出してきます。[16]番がシャッターです。 カバーを完全にはずしてフィルムを入れる場合には、裏側にある[7]番を押しながら、カバーを右に引きます。なお、ペアで売ってることがあるフラッシュユニットは、コンデンサが死んでると思うので、基本使えないと思います。しかし、中には動くユニットがあるかもしれません。充電時間はマニュアルには15時間とあります。

 こんな感じで、3年目にしてようやく、ローライA26で、普通に穴のない、真四角写真を撮ることに成功。

【鹿児島神宮】ORWO UN54(ISO 100) R09ワンショット (ロジナール)1+50 8分