Mamiya Sketchのレンズの性能

いつも使っているカメラと勝手が違うので、2度目の試し撮りは、絞りをF8固定で、Y1フィルターもつけてやった。結果は3/4ぐらいは良い結果。残りはシャッタースピードが遅いための手ブレでぼやけていそうな感じ。

で、ググってみたら、Mamiya Sketchのレンズをデジカメにつけて試験している方がいた。結果としては、F11がベスト、次がF16とF8、F5.6より下はダメな感じ。思っていたことではあるが、結局、晴れた日の屋外で撮る行楽カメラという、昔のレトロカメラの区分にはいりそうな感じ。ようやく、修理品も帰ってきたのにちょっと、試写の元気がなくなるような情報。

6月分をようやく現像

今月も4本しか撮れなかった。それも試し撮りが2本。
一番右がKonica C35 Flashmatic、その左がMamiya Sketchの試し撮り、その左はFTb_square。どうにかC35の露出計とスケッチのシャッター&絞りは正常みたいで、絵が出ている。1枚飛んでいるのは、バッグのなかで空シャッターを切っていたみたい。スケッチは長巻機で25の目盛りまで巻いたフィルムで36枚撮れていた。スケッチの露出測定はコシナ(VL)の小型露出計を使った。スケッチは絞りを変えるのに、レンズに指を突っ込む形で、ここも面倒な構造。ピント調整も、個体によるのか、白いはっきりしたものでないと2重像が出てこない。FTb_squareは正方形に難があり微調整中。

【2023/07/02追記】
 スケッチのネガをスキャンしてみたが、やはりテッサー系のレンズに比べ、解像度はよくないようだ。C35 Flashmaticは一部光線を引いているコマがあったが、パトローネの問題と思う。写りはC35 E&Lと同じ、露出も同じく精度もいい。

マミヤ スケッチが待ちきれず

 修理終わるのが待ちきれず、マミヤ スケッチの別の個体を手に入れてしまった。フードは前に買っていた、Canonの被せ方式のもの、予定通り内径42mm用がピッタリはまった。このフードには、挟み込み式のY2フィルターも付いていた。重量は、フィルム無しのこの姿で473g。試し撮りは、撮り残しのフィルムが終わってから。

マミヤ スケッチ用フード届いたが

スケッチ用に使う予定のフード届いたが、本体が輸送事故で用意できない事態。
フードはCanonの42mmかぶせメタルフード(Y1付き)。
レンズの先の直径が42mmだから、どうにかはまりそうだけど。
ただし、スケッチはレンズの先端に絞りの目盛がついているので、
このフードに付けるフィルターでは絞りが調整できないので、
絞り優先の使い方になる。

【2023/05/02追記】ようやく修理屋さんに届き、見積もりは来週中とのこと。修理できても現在の修理待ちが半年とか。金額によってはここでは断念か。
【2023/05/10追記】連休末に修理屋さんから連絡あった。軽めに済むか、オーバーホールで革張り替えまで行くか、やってみないとわからないという感じ。それにより修理費も倍になる。まぁ、とりあえずお願いした。期間は3~4ヶ月と。返ってくるのは8月ぐらいか。

Bessa-Tに24×24マスクをつけてみた

 当てにしていたマミヤスケッチが輸送事故で期待できなくなったので、さっそくメトロカードで24x24mmのマスクを作ってBessa-Tにつけてみた。下の写真のように、メトロカードの端切れをガイドにして入れ込んでみた。

 挟み込む隙間は狭いので、糊付けなどをしなくても動かない感じ。若干右に寄ってる感じもするが、左側はきっちり入れ込んでいるので、問題あれば、抜いて少し切れば良い。これで、35mm版SWCになるかもしれない、試写してみないと。

【追記】やっぱり気になったので、等間隔に修正。
作業で気付いた点。
①カッターでは直線に切るのが難しいので、25mmぐらいの平刃ののみみたいな工具があれば便利。縦方向は24mm以上の穴にして横バーを隠す。
②ずれそうにないので、左右の枠の隠れるところは、長くとる必要はないみたい。
③マジックの代わりに艶消しの黒ペイントスプレーがよいかも。
④シャッターには絶対に触れないように、B(バブル)をレリーズで止めて作業する。

【ファインダー】
 ファインダーについては、外付けファインダーの全面にマスクを付ける方法は、境界がぼやけてあまりよろしくない。とりあえずは、28mmはリコーのファインダー、21mmはSWCのファインダーで、広角専用使いの感じかな。

36mmフィルム 24x24mmフォーマット カメラ

 このWEBページにリンクのページを付けて、その中を見て行くうちに気になったのが、35mmフィルムで真四角写真が撮れるカメラ。35mmフィルムで真四角写真はフィルム上では24mmx24mmのサイズとなる。戦時中から半世紀前までぐらい作られていたようである。最初に気になったのが『Robot』というカメラ。次に『マミヤ スケッチ』、そして『ZEISS IKON TAXONA』。

『Robot』は最初はメッサーシュミットのガンカメラに利用されたようで、頑丈な作りで、重さも約620g。ちょっとしたお散歩カメラとしては倍ぐらい重い部類に入る。また、このカメラ[I→II→IIa→Star]という感じでモデルチェンジしたようだが、II型まではフィルムの送り側(パトローネ)と受け側に付属のマガジンが必要。IIa型から送り側は不要となり、普通のフィルムが使えるようになっていが、受け側のマガジンは必要。(中古では、マガジンが付いているか要確認。特にフイルム側マガジンはなかなか出てこない。)したがって、II型までは、撮影前にフィルムの暗袋での巻きかえが必要。さらに、IIaまでは巻き戻し機能もないので、これも暗袋が必要。結局、気軽に使えそうなのはStar型だが、あまり市場にでていないようだ。撮れる枚数は、36枚撮りで50枚ぐらいが安全圏のようだ。また、コマの間隔が狭いので、枠を残したプリントには苦労しそうだ。

次に目に入ったのが、『マミヤ スケッチ』。ハーフサイズカメラの先駆けとなったカメラ。ハーフサイズカメラの登場で、発表から1年あまりで駆逐されたようだ。とりあえず普通のカメラのように撮れるが、撮れる枚数は、巻き上げクランクが太いので、24枚撮りフィルムで36枚というのが限界のようだ。このカメラの難点は付属品。まず、①通常の三脚用のネジが付いておらず、変換のアダプタが必要。これが、ヤフオクでは1万円程度で出品されている。また、特注ケースが作られていいたようで、このケースにはこのアダプタまで添付されていたが、現在は在庫無しとなっている。②フィルター径が19.5mmで特注仕様となっている。③フードもはめ込み式のフード(42mm?)となっているため、安いフードが使えない。④フィルムの巻き戻しの手順が難解という記事が多くあるが、理解すれば問題ないだろう。
 ということで、『マミヤ スケッチ』を購入するときには、三脚変換ネジ付きのケース、フィルター、フードがセットになっているものが、あとあとの出費がなくて望ましい。と考えている時に、フードを除くセットが出品されたために、即落としてしまった。ということで、久しぶりのカメラ購入。フードは内径42mmのかぶせ型のようなので、おなじ仕様のCanonのメタルフードをヤフオクで落としてみた。合うかどうかは両方到着してからのお楽しみ。ただし、絞りの設定環がフードの中になるので、ほぼ絞り固定でつかうことになるだろう。

 『スケッチ』を落とした後に気になったのが、『ZEISS IKON TAXONA』。これにはTessar型のレンズが付いているもは、キリットしまった画像になるようだが、Tessar付きは数量は少なそうだ。他に「Novonar Anastigmat」というレンズが付いている個体もあるが、しまった画像を求める人は選ばないこと。『TAXONA』はヤフオクでは比較的安価(1万円前後)で入手できるようだが、もともと巻き上げが重いとか、経年変化でシャッターが固まって弱ってる個体が多そうだ。安い個体は修理不能の場合もあることを前提に購入する必要がありそうだ。

 24x24mmフォーマット カメラの記事は少ないが、それも2000年代の初めの頃の記事だ。その後デジタルに移行したしとも多いのだろう。最近の尋常ではないフィルム価格の値上げは、特にカラーで撮ってる人はフィルムからの撤退を考える契機になっているだろう。カラーネガの趣味が生き残る道も、シネマ用のカラーフィルムの自家現像しかないのだろう。