TAXONAのオリジナルスプールと軸受

 TAXONAについてきたスプールにはフィルムを引っ掛けるところが何もなかったけど、本来のTAXONAのスプールはこの写真のような構造だったらしい。後期だけだった可能性ものこるけど。

 また、先日ヤフオクに出ていた以下の写真の裏蓋の軸受は、しっかりした軸受が付いている。後期は軸受が改良追加されたらしい。本来はこのようなパーツが必要だ。残念なことに、落札者無しに早期終了してしまっていた。整備済みとする割には、レンズ周りにゴミがいっぱいついていた。きれいにされたものが、また出てくることに期待。

TAXONAに使えるフード

 タクソナ用のフードを探したけどさすがに見つからない。Konica I型に使えるWaltzの32mmかぶせフードを試したら、ギリギリ入らずあきらめていた。今日だめもとで、枠を指で広げてみるとギリギリ入り、ちょうど良いサイズに。50mm用なのでけられる可能性はあるが、37.5mm24x24なのでだいじょうぶだと思う。

TAXONAと手ブレ

 初撮りでは低速シャッターの時に手ブレのコマが多かった。このカメラは軽く(364g)、シャッターボタンを押すのではなく、回すタイプなので、カメラ自体が動いてしまう可能性が高い。シャッターを押すのに違和感もある。幸い今回入手したTAXONAはシャッターレリースが付くタイプなので、手ブレ防止用に、短いレリーズはないかと探したら、ローライコード用に希望するものがあった。ローライコードもシャッターボタンではなく、TAXONA同様回すタイプなので、手ブレが起きるのだろう。3千円と高いけど試す価値はありそうだということで、早速オーダしてみた。

 Robotは重量が倍あるので、手ブレの問題は感じなかったが、その分普段使いには重いということになる。TAXONAはスナップ向きということだ。

【2024/02/11追記】上のレリーズ届いたけれど、TAXONAにはサイズが小さすぎて、シャッターにとどかず残念ながら使えませんでした。スローの時には、普通のレリーズのケーブルが短いものを使うしかなさそう。

TAXONA試写結果

 ようやくTAXONAの試写と現像[D-96(1+1)20℃ 9.5分]。どうにか写っていそう。コマ間の重なりもなく、コマ送りは問題なし。厚みのあるプラスチックの軸受のせいか、コマが中央から若干ズレていることが気になるが、そんなに問題ないだろう。コマの間隔はスケッチと同程度の広さ。24枚撮りで34枚撮れた。最初を早く始めればあと2枚程度は増えそう。巻き上げも、右手の親指で巻き上げレバーを押すと、そんなに重くは感じなかった。これであれば普段使いができる。

流石にTessar、予想通りに、はっきりくっきりな画像でした。ただ、本体が軽いのと、シャッターボタンが特殊なので、暗い場所での低速は手ブレが多かった。実際上に張ったネガのコマもブレブレだった。しかし、晴れた日のスナップにはなんの問題もないだろう。

TAXONAの教え(II)

 写真左下のOリング(外径8.1mm 内径4.5mm 幅1.8mm)が届いたので、オリジナルのスプールに付けて試したところ、そもそも、スプールが歪んでいて、うまくフィルムが巻けていないことを発見。しょうがないので、長巻フィルムを巻くパトローネに入っている普通のスプールを使うことにした。どうせフィルムは都度テープでとめることにしていたので、フィルムの止め穴が無くても問題はない。ただし、用意したOリングはオリジナルのスプールには合っていたが、このスプールには穴があって固定できない。

 あと、軸の遊び防止用のLR44のケースは柔らかく弱々しいので、PR44が入っていた硬いプラスチックのケースを使うことにした。穴は鉄のタンブラーを焼いて開けた。中心に空いてないけどまぁいいかということで。最初スプールの軸が軸受に入らず、フィルムを入れるのに苦労したが、写真のように、もともと予定してた、パトローネの蓋を巻軸のスプールにそえることでスプールが水平になり、まっすぐ軸受に入るようになり、問題は無くなった。これでフィルムの最後まで巻くことができることを2回確認した。これでやっと試写ができる。

TAXONAの教え

 TAXONAのスプールの問題は有名で対処法はネットで検索すると色々でてくる。
 TAXONAでフィルムは下の写真のように片方をスプールに取り付けて、カメラにセットする。しかし、このスプールが遊びが多くゆるゆるに造られているので、巻き上げ時にこの巻き上げスプールが動き回り、巻き上げが次第に重くなり、最後にはフイルムが切れる場合もある。パーフォレーションが壊れるのはいつものこと。このカメラで最初に対策無しで巻き上げた時には10枚程度しか巻き上げることはできなかった。

 したがって、TAXONAを手に入れた場合は、このように試験用のフィルムで巻き上げの状態を知ることから初めないといけない。実際このカメラでまだ撮影していない。そもそも、フィルムをスプールに取りつける自体も難しく、下の写真の場合はテープでとめている。もともとは、カバーするような止め金具があったようである。
 問題の原因の一つは、スプールの上下についている円盤の半径が小さくて、フィルム室で暴れること。そのために、対策の一つとしては、以下の写真にあるような、フィルムのパトローネについている蓋を、スプールの下にあてがうこと。接着する必要はない。(接着したら、スプールが回らなくなった。)これでもだいぶ軽減される。
【2024/02/04】実はスプールの下側の軸受には間があいていて、この遊びも問題の原因の一因らしい。今日それを埋めるゴム製の「O-リング」(外径8.1mm 内径4.5mm 幅1.8mm )をAMAZONで注文してみた。はまればよいのだけれど。このスプールは、軸受から浮いて、勝手に動き出すことを想定していないのが問題。

 一番の対策が、裏蓋の底にあるスプールの軸受けに、LR44のケースを取り付け、スプールの動きを抑えること。たぶんこれらをカメラ側でやってくれていれば、少しは使いやすいカメラになるのだが。

 この個体の場合上の2つの対策で24枚撮りフィルムで35枚程度の最後まで巻き上げられるようになった。しかし、巻き上げが軽くなることは無い。また巻き上げは、左手の親指でやりたいのだが、重すぎるので、右手の親指で押すしかない。フィルムがないときの軽さとは雲泥の差だ。ストラップ用の金具もないので、3脚穴用のストラップで左手に持って、右手で巻き上げるスタイルとなる。

 そこで思い当たったのがトップが若干へこんでるように思えること。たぶん右手でフィルム巻き上げのレバーを押すときに、左手がボディを支える時にトップに指を置いて力が入るからだろう。

TAXONAを入手

『TAXONA入手』と勢い込んで以下の記事を書いたのはもう2周間前。
早速壊してしまい即入院、明日帰ってくるのでとりあえずUP。
 故障の原因は、巻き上げを繰り返していくうちに、鳴きだしたので、油を少し差してみたら、シャッターまで油が回ってしまったという、あるある事件。もともとスロー側のシャッターの戻りがおかしい時があったので、今回の修理で一緒に治してくれていた。巻き戻しの鳴きも治っていた。
 ロボットもすぐにシャッターがおかしくなっけど、この年代の製品は、一度はシャッター回りを点検修理してもらう必要があるようだ。
———————————————————————————————-

 結局前に予想した通り、ましかくカメラとして、スケッチ、ロボット、そしてタクソナが揃ってしまった。右のフィルターはレンズ保護の代わりについていた緑のフィルター。レンズキャップはアマゾンに代用品があったので注文した。右下のネジは別途購入した3脚ネジを変換するアダプター(3/8 to 1/4)。最初8mmを注文していたらはみ出てしまった。 4mmぐらいの短めがいい。レンズはTessar 37.5mmF3.5。TAXONAには他にNOVAR-ANASTIGMAT 35mm F3.5付きがあるが、小型カメラではっきりした写りを望むなら、やはりTessarが原則。

 しかし、このタクソナは有名なスプールの形状の問題により、フィルムの巻き上げに問題がある。このカメラも試験用のフィルムで何もしないで巻き上げたところ10枚目程度でストップ、それ以上巻き上げられなかった。そこでネット情報どおり、スプールを受けるバーに、LR44の電池ケースの中央に穴をあけ、写真のように置いたところ、どうにか最後まで巻き上げ可能となった。昔のネットの無い時代はどう対処していたのだろう? 外見はかっこいいのだけど。

 また、巻き上げは、正面右側の猫の手を下げて行うが、フィルムを入れた時の巻き上げは恐ろしく重いので、24枚撮りぐらいのフィルムでゆるく巻いてあるやつが必要と思う。それで、24mmx24mmが30数枚撮れることになる。しかし、このカメラを使うと腕力が鍛えられると思うほどの巻き上げの重さだ。これで写真を残しているひとたちはよほど撮れ味に気に入ってるのだろうか。そもそも、写り以前に、フィルムの巻き上げに苦労するカメラってなんなんだろう。外見はかっこいいのだけど。