前回のリベンジで、往復16km(全行程4時間20分)歩いて行った田の神さま。
左の石塔は昔は無かったので、近くにあった水神様を工事の都合で移設してきたのだろう。

ちなみにこれは23年前に撮影したもの。場所は同じ。
現在の方が少し整備されてますね。


【2003/08/10 Canon new F-1 with new FD 55mm F1.4 Presto 400】

露出がマッチしていると、Scanの自動調整のままでこれだけのコマもある。
ただ、空が多いコマでは平坦になって粒子が目立つ感じ。(逆光のせいもある)
しかし、散歩写真にはこれで十分という感じ。Foma400みたいなじゃじゃ馬感は無い。
なお、Y2フィルターの減光分を考慮して、単体露出計をEI320で測定。
そして、3台目で実質初代のSPは問題なしだった。
ただ、露出計は範囲が狭すぎる(スポット的)感じなので使用せず。


【Pentax SP with 55mm F2+Y2 Marix200(Y2含めEI320(EI400相当)) SPD(1+1) 12分@20℃】
フィルムKentmere400に対して、Fuji SPD(10.5分)、D-19(12分,9分,7.5分,6.5分)、D-96(14分)を使って試写してみた結果。まずD-96は(1+1)14分@20℃で薄いネガに仕上がったので、まずボツ。
Fuji SPD(1+1)10.5分@20℃はほぼ標準現像なので、まずOK。D-19の場合、7.5分と6.5分はスキャンとの相性がわるく、調整に手間取ることになった。スキャン的には現像不足なのだろう。また、12分は逆に濃ゆめだった。結局残った(1+1)9分@20℃が採用値ということに。
現像液のコスト的にはSPDが246円/1L、1000円/4Lなので、D-19の半額ぐらいと思う。なので、残りのD-19を使い終わったらSPDに移ることになるだろう。
Kentmere100のISO100現像に対しては120のピンホールで使っているので、D-96(1+1)11.5分@11.5分で使うことになるだろう。
Fomapan400との違いはコントラストが低いこと。しかし、暗いところがつぶれていないので、ソフトで調整可能。調整と言っても、windows付属のPizef LTで3step分暗くして、コントラストを25で調整しただけ。とりあえず、使えそうなフィルム。次回はネガを薄く仕上げないと。
9月18日の散歩写真


朝は雨だったけど、昼から天気もよくなったので、夕方Kentmere400の初撮影に。とりあえず現像はFuji SPD(1+1) で10.5分@20℃でやってみた。10分が標準のようだけど、安全策で若干長めに。取り敢えず画像は出ていて、若干濃ゆ目。次回は若干短めにやることに。Fomapan400ではまだらになることが多かったので、シート全体に画像が出てきているのは久しぶり。やっと普通のフィルムに戻ってきた感じ。しかし、スキャンしてみないと本当のところは分からいけど。
ただ、フィルムが普通と逆方向にそねっていて、リールに巻くのに苦労した。フィルムを裏表逆に巻けばよいのだろうけど、乳液面に傷が付く可能性もあるのでやりたくない。
【追記】以下が何も加えていない、スキャンの出力画像。濃いめの現像だったこともあり、うわさ通りのフラットな画像。明るさやコントラストをソフトで調整する必要がある。Fomapanの場合はそのまま使えるほどのコントラストが付いた画像が出てくる。ただ画像を見てわかるように、ほぼ暗くつぶれたところがない。Kentmere400はコントラストが弱いのが欠点とされるが、ソフトで調整することを前提とするのであれば、こちらの方が向いている。なぜなら、コントラストがきつい画像から、コントラストを落とすことはできないから。次回は現像時間を9.5分ぐらいまで落としてみることに。

ほぼFomapan400での撮影もあと4本。なぜかこれまでやっていなかった、とまる氏推奨のFuji SPD(1+1) 11分@22℃でやってみたところ、良い仕上がりとなった。結局、Fomapan400には暗部をできるだけ持ち上げる増感現像が必要ということらしい。Adox AT-3の方がハイライトが持ち上がるようだけど、SPDに比べ価格が高い(1480/1L=185円/1本)というデメリットがある。SPD(849/5L=20円/1本)ならそんなに負担にもならないだろう。ただ、アンダー目の露出になると、黒く落ちるので、特に空が入る場合には地上に重きをおいて絞りを開ける必要がある。なお今日も4時からの撮影だったので、下の写真なども絞りを開けて、1/30s以下の手持ち撮影となっている。それでも、手ブレが少ないのは、newF1の重さのおかげ。なので、実際には写真と違い、薄暗い場所。露出は全てnewF1のAE。
結局Fomapan400を使うときには、とりあえずISO400で撮影し、迷わずにFuji SPD(1+1) 11分@22℃で現像してみること。そもそもD-76なんかではISO200も出ないフィルムだ。あと露出は、基本は地上を重点にした測光で。空が入った測光では、地上が暗くなる。このフィルム疲れさせてくれたけど、これだけ撮れれば、Kentmere400を使い終わったら、また戻って来る可能性が出てきた。

フィルム写真の世界では、超微粒子のフィルムや現像液の開発で、長年微粒子化の努力が続けられてきた。しかし、ノイズ除去技術はそれをワンクリックでやってしまう。粒子が粗いことで有名なFomapan400の写真から試しにPhotoDirectorで粒子を消してみた。とりあえず粒子が消え、すっきとしたレタッチ前のベースの写真になる。Fomapan400の粒子を楽しんでいる人もいるだろうが、安いという理由で使っている人には朗報なのではないだろうか。Double XをKodakが売らなくても、Fomapan400で無問題ということになりそう。趣味でやる分には、粒状性でフィルムや現像液を選ぶ時代は終わっているのかもしれない。しかも、カラーネガの粒状性まで修正できる。
昔フィルムだけの写真の頃は、スキャンしただけの修正なしの画像とか書かれていたけど、今のスキャナソフトはスキャンするフィルムの銘柄を選ばせ、それぞれのフィルムに合った方法で自動修正して出力してくるのだから、「レタッチ無し」はあまり意味無いことだろう。
結局、安いフィルムと現像液の最適組み合わせでネガにして、粒状性をソフトで制御し写真データを作り、プリントが欲しいときには、エプソンのプリンターで和紙に出力とかいうコースになるのだろうか?
Before (ネガスキャンの生出力) クリックして拡大すると違いは歴然。

[Canon nF1/nFD 24mmF2.8, Fomapan400 (320), SPD 1+1 11.0分@20℃]
After (ノイズ除去後) ザラザラな質感が消えています。

ただし、ノイズ除去の程度は0から100%で調整ができる。作例は100%の例。
現代は、デジタル写真のカリカリ感が嫌われてフィルム写真風のノイズを載せる時代だから、ノイズを残して、ザラザラ感を保った方がよいのかもしれない。
Fomapa400一通り試してみた感想。
このフィルムの特徴はやはり「粒子」。透明感を求める撮影には向いていない。逆に、昭和的なレトロな白黒写真を求める人には最適かもしれない。特に街中のスナップには粒状感も効果的だろう。使うときには1/3~1段ISO設定を落として使うことが重要。(コントラストが落ちる分はY2フィルタで補正。)最初からISO400で撮って標準現像をすると、白は飛び、黒は落ちることになり、このフィルムに失望してしまうことになる。そういう意味でも昭和なフィルム。微粒子といわれるFomapan200でよいのではと考えられるが、粒子はあまり減らないようだ。
現像液はD-96(1+1) (たぶんD-76も)では軟調な仕上がりなので、少し現像時間を伸ばしてみることが必要かもしれない。XT-3(1+1)やSPD(1+1)はほどほどの仕上がり。XT-3にこだわる必要はなく、SPDで十分だろう。(以上、現像時間11分@20℃での話) ロジナールでどうなるかも別途やってみる予定。
30m缶の価格が、Fomapan400が9000円、Kentmere400が1万5千円、Delta400/HP5+が2万円前後の現状では、選択肢の一つとして重要だ。1本(36枚巻)あたり450円と1000円(Delta400/HP5+)の違い。特に現状24枚巻にしているので、300円/本ちょっとだ。これに現像液が50円ぐらいで、合計400円/本を切ることになる。
【追記 2025/01/18】現像時間はSPD(1+1)11分@20℃でやったが、とまる氏のように11分@22℃にすると白方向が伸び、コントラストが上がるかもしれない。Y2フィルターもシーンを限らず常用で良いだろう。いずれにせよ、Fomapan400はSPDで良いだろう。しかし、Fomapan400だけで撮っていると、粒子のない写真が物足りなくなるのが心配。
【夕暮れの国分平野の遠景。】

Canon New F-1 with nFD28mmF2 with Y2 Filter Fomapan400(ISO320) Fuji SPD(1+1) 11分 @ 20℃