Fomapan400はお勧めしない

 フィルムの高騰は続き、kENTMEREも100FT缶が2万円程度になってきた、1万円程度で買えるものは実質FOMAPAN or Marixしかなくなっている。去年の初めFomapan400を買って試してみたが、苦労させられてしまった。400と銘打ってあれば、普通にISO400で撮れると思って買うわけだけど、実際にデータシートを見ると、普通の現像液ではISO250しかでていない。実際の試写では、ISO160程度という結果もある。特に暗い部分は。なので、普通にISO400で設定して撮ると、暗い部分が落ち込み潰れた写真となる。結局のところそういう特性を活かした使い方をするフィルムでしかない。そのために、「Action」という名前がついているようだ。ISO400で撮って暗い部分を持ち上げるためには、強い現像液(SPD,XT-3,Xtol等)で現像時間を伸ばす必要がある。標準はXtol(stock)なら7分@20℃とデータシートには記載されているが、実際には10分@20℃程度に伸ばさないと、暗いところが上がってこない。SPD(1+1)だと12分@22℃とかになる。現像液と現像時間を選ぶフィルムなのだ。多分、自分好みのネガを作るまで相当試写を繰り返す必要がある。安いからと言ってこれは相当な無駄なエネルギーの浪費だ。

 結局、ISO200で撮るのであれば、最初からFomapan 200を選べば良いわけで、ISO400にも普通に増感できる。なので、安い高感度のフィルムとなれば、Fomapan (Marix) 200の一択となる。現像液も安いSPDで問題ない。