LOMO LC-A初撮り&初現像

 予想以上に結構まともな写りをしていた。今日ライセンスとセットアップCDが届いたSilverfastをエプソンGT-X970に付けて読み込んだもの。
 「Minitar-1」は3群5枚の構成でトイカメラのレンズとは物が違うようです。
散歩写真

【朝日に映える椿】(Vision3 500T C41現像 7分@32℃ 52Bフィルター無し)

ゴッセンの露出計

 小型のゴッセンの露出計を入手。5cmぐらいしか無いので、携帯するのには便利。で、散歩の途中でEv値を測ってみたがISO100の設定でEv15~16と出た。高めなので、セコニックやコシナの露出計やコンデジの露出と比べると1段高めに出る個体だった。なので即修理調整に出した。ヤフオクの品は完璧なものは少ない。

【追記】結局ゴッセンの露出計は日本では調整できなかった。ヤフオクで仕入れたゴッセンのデジシックス2の調整は、ユーザでもできる±3Ev程度を1/3Ev単位で固定で補正する方法で修正することになった。しかし、時間が経つともとに戻るようだ。セコニックのL-308Bと比べると、反射光式の計測値が+1Ev高い。したがって、反射光式で-1Ev補正すると、今度は入射光式が1Ev低くでる。もともと、入射光式で出荷検査してあるようだ。有名メーカのなので信じられなかったが、ゴッセンの小型露出計はこんなものみたい。
 結局、露出計を買うなら、日本で検査してあり、故障に対応できるものにしたほうが良い。現行品ならセコニックのL-308X、中古ならL-308Bがおすすめ。(2024/04/01)

Scaner(GT-X970)のソフト(Silverfast)を導入予定

 使っているエプソンのスキャナの一番の不満はネガの上下がトリミングされてしまうこと。横を750pixとすると、縦は450pixしかない。本来の36mmx24mmだと、750pix x 500pixないといけない。なので500pixから450piへ一割もトリミングされていることになる。

 今日はスキャンの結果が良くなると紹介されているSilverfastというソフトを試しに使ってみた。そのソフトを使ってGT-X970から読み込んだほぼそのままの画像がこれ。(まだ試用段階なのでロゴが入っている。85Bのフィルター無しのネガなので、さらにWBの補正も必要。) 何もしなくてもこの程度の画像が出てくる上に、上下が約50pix延びて、ちゃんと角が画面内に入っている。ということで、AMAZONでGT-X970用のソフトを購入してしまった。(同時にAmazonカード申し込みで、1/3ぐらいの値段になった。) GT-X980への更新を考えていたが、もう少し長生きしそうだ。

 スキャナの比較をしている動画もあるが、問題はスキャンのハードではなく、多くは取り込んだ後の処理で差が出ていると思う。流石に20年以上前のソフトでは時代遅れになっていた。ただ、フィルムの選択にVision3 が無いのは気になるが・・・。

 GT-X970付属のソフトとSilverfastで違いが大きく出たのが次のコマ。GT-X970のソフトで読み込んだ次の写真は木の裏側が白く飛んでいて修正しようがないのでボツとした。

 それに較べて、Silverfastで取り込んだものは木の裏側にも空の青さが残っている。また、上下に延びて元々の構図にもどっている。

スナップ(露出計無し)の絞り値のまとめ

 スナップの時の絞り値の話をまとめるとこんな感じになる。

 まず「晴れた日のF16ルール」と呼ばれるものがあり、ISO100の場合晴れた日はF16で1/100。これはEv値にするとEv15となり、「快晴」の場合だ。快晴の日にこれで撮れば適正となるが、普通の晴れの日や空の少ない写真ではアンダー目の写りとなる。

 ブロッソンは晴れた日は1段下のEv値のEv14(F8・1/250s)としている。なので、晴れの日には一段下のF11ルール(F11・1/125s)が目安としては良いと思う。これを基準に、曇若しくは日影では、2段落としたEv12(F5.6・1/125s)。ISO100ではスピードは落とせないので絞るしかない。

 レンズの特性が良いとされるF8にこだわれば、F8に一段絞り スピードを1段上げて、晴れの日には、ISO100ではF8・1/250s、ISO200のフィルムでF8・1/500s。同様にISO400のフィルムは、F8・1/1000s。「晴れたらセンパチ」というのがこの設定だ。なのでF16ルールとは1段違う。F16は「快晴」の設定で、「晴れの日全般」に使える設定ではない。

 いずれにしても、『晴れた日は絞りF11でスピードは1/ISO秒。日陰や曇りは2段落とし。』と記憶しておけば、あまり外れはないことになる。露出計を使う場合は、現在の絞りと速度の設定値のEv値から0.5だけ変化したら、一段開けたり、絞ったりすればよい。

 普通のカメラでは、絞りやスピードは1段づつしか変えられないので、露出計を使ったとしても最大±0.5段の誤差がある。これが±1段に悪化するわけだが、フィルムの許容範囲に入るだろう。ただし、フィルム全体をみれば、コマごとに+1段から‐1段までの濃淡のあるネガになると思う。

【追記 2024/03/04】露出を説明する時、絞りとシャッタースピードのみで説明される場合が多い。しかし、その説明では何も残らない。上の表のようにEv値と関連させた説明でないと、頭に入ってこない。たぶんEv値は初心者には難しいとして省くのだろうが、実際にはEv値が分からない限り、適正露出が分かることは無い。一番良いのは、Ev値が表示できる露出計を持って、町をぶらついてみることだ。普通の晴れた日では、順光であればEv値は14~15(ISO100の設定で)ぐらいであることが体得できる。なので、Ev14の設定(F11,1/125sもしくはF8,1/250s)でよいことになる。アンダー目より、若干オーバ目の方が良い。ぼかしを楽しむ場合は、F4,1/1000sで良い。(昔のライカだとISO100のフィルムが必須。) また曇の日は、伊達に2段絞りを開けるわけではなく、Ev値が2Ev下がるから、2段開けているだけだ。

カルティエ ブレッソンの露出設定値

 ブロッソンの使用機材を調べていたら、「晴れていたら、速度1/125s 絞りF8(Ev値13)、距離10feet(3m)」の固定で使っていたというのも出てきた。先の「曇りがF5.6で1/125sec(Ev値=12)、晴れがF8で1/250sec(Ev値=14)」の真中の数字だ。この設定を固定して使っていたとなると、ネガのラチチュードを±2段と期待して使っていたことになる。したがって、この2つの記事の話は時期が違うのだろう。1設定の固定は「写るんです」の方式だ。

 結局手ブレを防ぐためにスピードを最低限の1/125sとし、絞りはF8が中心だったようだ。2段階でカバーする時には、暗いときには1段開け(F5.6)、明るいときには速度を1段上げ(1/250s)て考えていた。(使用フィルムはPlus-X(ISO80)と仮定して。)F8以上に絞る必要性は感じていなかったようだ。

 また、50mmレンズF8絞りで、ピント位置3mでピントが合うのは2.2mから4.4mまでしかない。ピント位置が5mで3.2mから10.7mまでカバーする。 Webの記事では10feet(約5m)としているものが多い。5mの場合はF5.6でも(3.6m~8m)と近くはほぼ変わらない。たぶん、10feet(=3m)は35mmのレンズの場合(ピント位置3mで、F8で1.8mから8.6m)のことだろう。

 使っていた機材としてはライカIIIfでは、カールツアイスのゾナー 50mm F1.5をライカLマウント用に改造したもの。M3ではSummicron 50mm F2(沈胴)がメインだったようだ。

【追記】初期のゾナーはそもそもF8までしか無かったようだ。[Carl Zeiss Sonnar 5cm f1.5 (nickel black f8)]
 ズマリット(50mm F1.5)という情報もありますね、やはりF1.5がメインだったのか。

カルティエ ブレッソンの速写術

 カルティエ ブレッソンは、「曇りがF5.6で1/125sec、晴れがF8で1/250sec」で撮っていたと語っています。これをEv表でみると、曇りがEv=12、晴れがEv=14となります。当時のフィルムのラチチュードを±1と仮定すると、EV=15からEV=11までを、この2つの組み合わせだけでカバーしていることになります。(ここでF5.6の1/500sではなく、F8の1/250sを使っているのは、1/300sまでしかないカメラも使っていたからかもしれません。) したがって、組み合わせの切り替えを誤らなければ、適正露出との差も1段程度に抑えられていた。

 彼が使用したフィルムは明確になってませんが、コダック社のフィルムの歴史からは、1938年にPlus-x(ASA80)とSuper-XX(ASA160)発売され、1958年にTri-X(ASA250)が発売され、Double-Xから代わっています。ここで、各フィルムに対する右のEv表を見ると、Ev11~15で対応しているフィルムはPlus-Xということがわかります。これから、この2組の組み合わせに対応するフィルムはPlus-Xということになります。また、2つの組み合わせの境界は、この表からは、太陽の光で影ができているかどうかという点のようだ。

 現在彼と同じ2つの組み合わせでスナップを撮ろうとすれば、ISO100のフィルムでよいことになり、ISO400であれば2段スピードを上げて、F5.6,1/500sとF8,1/1000sでよいことになります。ISO400のネガはラチチュードが±2ぐらいなので、なお万全です。いずれにせよ、この方法であれば、露出計無しにスナップすることが可能となります。たぶん「曇り」は「日陰」も含めてと思います。

 F16は写真教室などで求められる基本のパンフォーカスの写真となりますが、F4~F5.6辺りで撮るとピントがあった被写体が主題として浮かび上がります。

ps.現在ではTri-XはISO400でISO100と比べ4倍なのに3倍と名付けられているのに疑問がありましたが、発売当時はISO80が基本だったようです。

【追記】ライカのシャッタースピードはバルナックまでは1/100s,1/200s,1/500sのスタイルで、M3(1954年)から、1/60s, 1/125s, 1/250s, 1/500sのスピードに変わっている。なので上記撮影スタイルはM3からの話。その前までは、「ASA80のフィルムで、曇りがF5.6で1/100sec(Ev=12.0)、晴れがF8で1/200sec(Ev=14.0)」だったのかもしれない。この場合もEv=11からEv=15までをカバー。

見やすいEv表

 これまで作ってみた普通のEv表は見にくいので、Ev値と絞り値を軸にして表を作ってみた。この表だと、同じEv値であれば同じ列の上下を見るだけでいい。
 例えばISO100のフィルムの場合、F16のルールだと、F16と1/125sの組み合わせが基本であり、F8と1/1000sの組み合わせから、F22と1/60sぐらいの組み合わせが選べることになる。(F32は普通ついていないので。) 曇の日は、3段落としたF5.6辺りで1/ISO秒の組み合わせが基本となりそう。その場合ISO100で、F5.6と1/125sの組み合わせでEV値が12程度。
 ISO400のフィルムでは、1/500sのところを斜めに動く。Double-Xも同様に1/250sのところとなる。結局、シャッタースピードが1/ISO秒で固定であれば、絞りを一段ずつ開けていくことになる。F16固定であれば、左側にスピードを一段ずつ遅くさせることになる。

 また、ぼかしが効くF4辺りの絞りを使えるのは、1/1000sまでしか無いカメラではEv14までとなる。したがって、晴れた日はISO400のフィルムではF4は選べないことになる。(NDフィルターを使う必要がある)

 露出計にEv値のメモリがなくても、例えばF16固定でスピードを変化させ、最適値が1/125sであれば、その時点のEv値は15となる。

雨の日のEv値

雨の止んでる合間にちょっと散歩。データを見るとISO100,F3.4,1/440sから、
Ev=log(440,2)+log(3.4,2)x2-log(100/100,2)=8.78+3.53-0=12.31。
なので、典型的な「曇の日」ということに。

そして、昨日の写真のデータは、ISO100,F6.7,1/570sから、
Ev=log(570,2)+log(6.7,2)x2-log(100/100,2)=9.15+5.49-0=14.64。
なので、典型的な「晴れの日」ということに。

Ev計算式(2)

 Evの計算式に大陸系のスピード(1/300,1/100,1/50,1/25)を加えてみた。いずれも、近いスピードと±0.3、1/3段ほどの違いがあるが、ネガなら許容範囲が±2ぐらいなのであまり変わらないだろう。
 なお「サニーF16ルール」というのがあるそうで、晴天で日の当たっている場所では、「絞りF16、シャッタースピード1/ISO秒」で適正露出が得られるというもの。Ev値の計算では、ISO100の場合Ev14.6、ISO400でEv16.6というこになり、右の表の快晴に近い値になっている。カメラの設定としては、ISO100で1/125s、ISO400のフィルムで1/500s。日の当たっていない日陰ではこれより2~3段開くことになる。
 なおエクセルの計算式は2を低とする対数。
参考となるWEB

Holgaの改造(裏蓋補強)

 Holgaの記事を見ると、裏蓋にテレフォンカードを貼ったり、巻取り側に、フィルム押さえを付ける改造記事が見つかる。初めはフィルムの平面性の強化かと思ったが、120フィルムの裏紙とフィルムを密着させるためらしい。120フィルムには黒い裏紙があるので、光が入っても抑えられるが、Holgaの場合この間がゆるゆるらしく、光が入った場合にフィルムに届いてしまうようだ。

LOMO LC-Aを入手

モノクロ時代には縁の無かった、トイカメラの双璧をなすLOMOを入手。たぶん普通に撮れば、普通に写るんだろうけど。しばらく天気が悪いようなので、試写は先になりそう。体重は250gでT3(235g)と同程度だけど、フォールディングはLOMOの方が良い。製造番号の最初の2桁が製造年とすると、1996年製みたいだ。結構状態は良さそう。モルトはまだだいじょうぶみたい。

HOLGAの絞り改造

暇だったので、Holgaの絞りを改造してみた。なおこの個体は2006年出荷品。

分解して、レンズの裏をみると、やはり絞りのリングが貼ってあった。これをまず剥がした。この作りをみると、最初から何かしらの、絞りリングを貼るのが前提になっているようである。F8では絵が甘いのかもしれない。

可動絞りは真四角で、絞りリングより大きい。

この可動絞りに、剥がした絞りリングを両面テープで貼り付け、うえから黒テープでカバーした。

 正面からの絞りの直径を測ると、開放時約7.2mm(60/7.2=F8.3)、絞りを入れた時4.9mm(F12.2)となった。これにより、仕様(F8とF11)に近い絞りが得られることになる。シャッタースピードが1/100sなので、開放時Ev値=12.8、絞りを入れてEv値=13.9となり、ISO100での曇と晴れの時のEv値にほぼ一致する。ISO400なら2段高めだが。iso400の『写ルンです』(Ev=14)をみるとネガなら許容範囲か?

【追記 2024/02/20】現在Holgaのレンズだけ取り出したものが発売されているが、これにも写真のように同様の小さい絞りリングが貼られている。したがって、このレンズも公称のF8ではなくF12ぐらいのくらいレンズとなっているようだ。これから考えると、現在売られているHolga120についているレンズも、このままという可能性が高い。その場合は、可動の絞りが効いているとすると、曇が開放でF12(4.9mm,Ev=13.9)で、晴れが絞りが効いてF16(3.7mm,Ev=14.7) or F22(2.7mm,Ev=15.7)近くだろう。

 また、デジタルカメラ用単体レンズには、ブラック・コーナー・エフェクター(BC,別売りでは525円)付きがあって、この場合は裏面にさらに小さい絞り穴の空いたシートを貼るようだ。これは、35mmカメラ(もしくはAPS-c)では画角が狭いので周辺減光効果が出ないのを補うためのようだ。しかし、この場合さらに光の量は少なくF20ぐらいと、Amazonでレビューしているユーザもいる。F12から2段近く落ちているようだ。これではディジタルカメラでもISO感度を上げないと撮影は難しい。中版の周辺減光効果を、同じレンズで、35mmカメラに期待させるのがおかしい。