こんなところが恋しい。

【2003/02/20 美瑛】
今日はいつものコースでまず、ISO200で撮影し、SPD(1+1,11分,20℃)で現像したのが上の右の写真。階段も潰れずに出ている。左はISO400で撮影し、SPD(1+1,11分,20℃)で現像したもの。天気が違うのもあるが、言われているように、Formapan400の感度はISO200程度しかないのだろう。しかし、ISO200ではその分軟調になりコントラストが落ちている。
これに加えて、一昨日ISO400で撮影していたネガを、D96(1+1,11分,20℃)で現像したのが以下の写真。今回もパトローネが盛大に光漏れをしていて、四角にトリミングしている。これも暗いところは黒く落ちているが、コントラストは適度にいい感じ。
(機材はContax RX + Distagon 35mmF2.8)
結論としては、XT-3やSPDのメリットが余り見えないので、Formapan400はとりあえずISO250 or 350程度で撮影して、D96(1+1,11分,20℃)で現像する方向で使ってみようと思う。Formapan400をISO400で撮影してSPDで現像するのは、街なかのスナップには良さそうだ。[追記]ISO200で撮ってSPD(1+1)で現像したやつも、レタッチするといい感じになった。(以下参照)なので、肝心なのは、Fomapan400の場合は、ISO感度を落として使うことだろう。
SPD(1+1)の現像例(ISO200)
D96(1+1)の現像例(ISO400)
ただし、やはり以下のようなコントラストの強いインパクトのあるのは、ISO400でSPDやXT-3を使った場合だろう。今回試写したなかでは一番好きなカット。なので、ISO250で撮っていて、状況に応じて、暗いところを黒く落としたいときには、露光補正で2/3段下げるのもありかと。そういう意味では、1段の差で性質が全く違うフィルムなので、スピードと絞り固定でスナップするには向かないだろう。
[ISO400で撮影しSPD(1+1) 11分@20℃で現像。一脚でF4ぐらいまで絞った。]
2番目がこの年輪。
[ISO200で撮影しSPD(1+1) 11分@20℃で現像。]
【最後の結論】
Fomapan400は難しいフィルム。ISO400で1巻撮れば素晴らしいコマと、だめなコマが混在する感じ。初心者が最初に使うフィルムではない。感度をISO200に落とせば逆に全てが平凡な感じになってしまう。手に入るのであれば、やはりダブルXの方が優れている。
今年は色づく前に枯れて落ちているようです。これは人んちの門。
昼間撮った分も含め4本現像。久しぶりにロジナールを無水亜硫酸ソーダ割り(30g/1リットル)をやってみた。前回ネガが若干薄かったので30秒伸ばしてロジナール(1+50)11.5分にしてみたが、11分で良かったみたい。ダブルXはベースが透明なので、ネガを見ただけでポジをみているような感じがする。Konica C35の光線漏れも治っていること再確認できてよかった。
ここは浜の市の堤防で、後ろでぼやっと煙あげているのが桜島。風が強かったけど、夕日に照らされたすすきが、どうにか撮れていた。
【2023/12/17追記】たぶん無水亜硫酸ソーダを加えた分、ネガが濃くなっているようなので、現像時間を9分前後に短くしないといけないと思う、今日このごろ。
RX2が修理から帰ってきた。シャッターユニット交換ということで心臓部は新しくなったみたい。
ヤフオクで良いのが買えそうな修理費だけど、新品で買って、昔内面反射の補強をしてもらった機体なのでそのまま使えるのはうれしい。
もともと下請けで修理していたみたいなので、京セラ時代と同じ修理をしてもらえるのは心強い。
「リペアサービス諏訪」
早速修理費の連絡があった。
シャッター部交換/測光調整等々で税抜2万8千円。
シャッター交換ができるとは思っていなかったのでラッキー。
検索していたら諏訪のContaxの修理屋さんを発見。
全面撤退したと思ってほってあったRX IIを、早速梱包して修理見積もりに送った。中古と同じぐらいの費用みたいだけど、内部反射防止を追加でしてもらったやつなので・・・。
もとから修理を請け負ってた業者さんとのこと。