
午後はA26の試写の予定だったけど、お流れということで、年に1度ぐらいのカメラチェック。中版もほとんど使うことが無くなっている。露光計つきノブに替えてみた。メータも結構露出計と合っている。
かわうそさんのパーフォレーション無しのフィルムが無くなって、A26の出番はほぼ無いものとあきらめていた。けれど、今日つらつらサーチをしてみると、パーフォレーションが片側だけの映画用35mm 100ftフィルムがあるようだ。片側だけのフィルムならもともとの126のカセットの中にはいっていたフィルムとあまり変わらないことになる。ちょっと質問して本当に片側だけだったら注文してみようと思う。ただし、パーフォレーションの間隔が短いので、検知ピンにふたをするとか考えないと。
【追記 11/21】 パーフォレーションが片側しかないフィルムと確認できたので、Black Friday割引もありB&Hで2本注文確定。たぶんこれで一生分。パーフォレーションは映画カメラ用なので、間隔が違い心配する必要もないのかもしれない。フィルム自体はパーフォレーション無しのORWO UN54と同じもの。
【追記 11/26】空港に届いたのはいいけれど、消費税がかかるとのことで支払いを求められた。これまでB&Hで消費税を求められたことはなかったのに。8%ぐらい支払った。ブラックフライデーの割引(20$/本)があったけど、結局1本が一万五千円超ぐらいに。やはり1$=150円は痛い。
【追記11/28】 フィルム到着。
パーフォレーションの孔の間隔を調べないとと思って調べたら、送られてきてたのは普通の両サイドにパーフォレーションのあるフィルムだった。B&Hにとりあえずメールしたが、普通の写真用フイルムを、間違って、映画用として登録している可能性が高いのではないかと思う。また幻のフィルムになってしまいそう。とりあえず、この幻のフィルムでの再開は無理そう。
先延ばししていたダブルx400ftの分割を、HP5+も残り2本となったので、やってみた。使用した機材は前に紹介していたラベル用の機材を2台ならべて400ft巻から100ftづつ巻き取った。
まず400ftのフィルムの直径を確認したところ、直径14cmと推定していたものが16cm近くあった。そこで、計算をやりなおして、2インチのコアに137回巻くことにした。これで、100ftのフィルムの直径が約91mm。フィルムローダの内径が97mmなので、ぎりぎりOKという結果に。実際に巻き直したものを、ローダに詰めたところ、計算どおり数mmの余裕で入った。残りも同様だったので、ほぼ等分に分割できたようだ。したがって、2インチコアに巻く場合には、正確に巻数をカウントする必要がある。疲れたので、フィルム詰めは明日以降ということにした。しかし、ハンドルを137回ずつ3回まわすだけなので、時間自体はそんなにかからなかった。細かい計算は改訂したこちらを参照。2インチコアにフイルムを巻いた場合の直径
これで約80本分のフィルムが確保できたことになる。今の消費量だと一年以上かかりそう。あと期限切れのTri-Xも一缶あったりして。フィルムは冷蔵庫に突っ込んでおくと劣化がほぼなさそうなので、また値上げがありそうなら買い足しておかないと。400ft(36枚撮約80本分)で5万円なので、1本当たり約625円。また、1$150円の今だと、BHPでほぼ最安値のケントメア(71$+輸送料)を4缶買った場合(321$=48,000円)と値段の差がなくなっている。いずれにしても、白黒シネマの世界がある限りは、モノクロ写真の文化もなくならないということになる。
吊るした状態で、左がスケッチ、右がロボット。露出計はセコニックのL-308Bを使用。右のネガはリールに巻き込むのに若干問題があったようだ。
とりあえず絞りとシャッタースピードはどちらも正常のようだ。ロボットのフードは深いようだったけどケラレは無い。スケッチのコマ間は揃ってない個体のようだ。ロボットのコマ間は狭いのでフィルムを切るのに苦労しそうだ。
【スキャン結果の追記 2023/09/29 23:00】
以下の写真はロボットのネガをスキャンしただけのもの。
暗い場所に加え、目測なのに結構合ってる。被写界深度が深い。
そして立体感。これまで、この被写体を撮ったなかでは一番の写り。
結果としては、ロボットの圧勝というところ。
小型カメラでは、やはりTessar系のレンズは強い。
スケッチも3群4枚構成のTessar系と書いてはあるのだが・・・。
ましかく写真としてはロボットの出番が多そう。
きれいな個体が出ていたのでとりあえず入手。RobotはStar以前の機種はフィルムをフィルムマガジンに巻き直す手間がある、この機種はパトローネがそのまま使えるというお手軽機種。レンズ交換ができるが、付いてたレンズはシュナイダーのXenarの38mm/F2.8。ファインダーはフードでケラれるので、コシナの35mm用を使ってみた。シャッタースピードは1/500までついているが、1/250との間が結構硬い。ロボットは経年劣化で1/500が使えない個体もあるようなので、作りに問題があるのだろう。上についてる大きなネジを回しゼンマイを巻くと、12枚まで自動で巻き上げてくれる。当初は20枚ぐらいまでできたようだ。この構成でフィルム込みで700g、重いが手ブレはしなそうだ。とりあえず試し撮りをしてみたが現像はまだ。コマ間が極端に狭いので24枚撮りで43枚程度まで撮れているようだ。スケッチの場合は36枚程度。
この時代のレンズにはフードは必須だが、このレンズのフードの口径は38mmという特殊規格。口径38mmのフードやフイルターはほぼ検索にかからないが、どうにか純正品のフードを見つけた。ただ焦点距離が38mmのレンズにしては、ちょっと深すぎる感じもする。脇についているポッチを押して引っ込めば、フード長さを調節できる設計にはなっている。ましかくなのでOKの感じもするが、試し撮りの現像の上がり次第・・・。【試し撮りの結果では、フードの長さは問題なかった。】
【追記 2023/10/03】
1/500と1/250との間が結構硬いのは、ゼンマイを巻いてチャージした後。チャージする前には普通に回る。しかし、通常チャージした状態で使うので、1/500は使いづらいことになる。