MARIX 16mm現像リールの巻き方(覚書)

苦戦した16mmフィルムのリール(パターソンタンク用)への巻き方のメモ。

まず、写真の例のようにフィルムの先端の角を落としリールのフィルム止めの差込口に入りやすいようにしておく。

差込口にフィルムを差し込み、テープで止める。長く出すと、一回りしたフィルムの画像面に接触してしまうので。

リールの片側を付ける前に、フィルムの片側を溝にはめた状態で、フィルムを写真のように寝かせる。その状態のまま、片側のリールを取り付ける。(片側のリールを付ける前に、フィルムを寝かせておかないと、付けた後で寝かすのは難しい。) フィルムを逆に寝かしてしまうと巻けない。

そのままフィルムを寝かせた状態で、リールを回し、フィルムを溝にはめこんでいく。フィルムが無くなったら終了。50cmだとリールの少しの幅しか使っていない。たぶん、35mmフィルムと同じで1.5mぐらいは巻けるのではないか。

Marixの実演も同じことをやっているのだが、映像から読み取るのは難しい。映像では片側のリールを付けてからフィルムを寝かしているが、片側を付けたあとのリールの間は13mmぐらいしかないので、16mmあるフィルムの取り回しが難しい。
 

なお16mmのプラスティックのリールは軽いので、現像中にタンクの中で浮かないように、重しとなるものを上に置いて現像タンクに入れる。1巻の現像なら250cc、2巻なら400ccほどの液量が必要。