白黒現像液の自家調合のコスト

 コダックのD-76とデクトールが日本での販売を終了した現在、アメリカからの通販に頼らざるを得ず、その場合の価格は3.8L用の一袋が3,000円台の後半になっている。これも4~5年前の4倍近い。

 そこで、同等品を自家調合した現時点での製造コストを調べてみたのが下の表。なお、仕入れ元はヨドバシ通販。
 結果として、D-76同等は3.8L用の袋を6袋作った場合の、1袋当たりのコストが1,844円。現在かわうそ商店でD76同等品が1,870円で販売されいるので、D76にこだわるのであれば、この同等品を購入すればよいことになる。【2023/04/26】かわうそ商店の分は品切れになってます。同等の価格帯にマリックスの同等品があります。
 また、デクトール同等は4袋分作ったときの、1袋あたりのコストが2,809円なので、1袋あたり700円前後は安いということになる。国内に同等品があればいいが、昔何種類か試した時にデクトールにたどりつた経緯がある。そのときにはまだ、Gekkoの現像液があったが、今はそれもない。さすがに、デクトールの同等品はでそうにない。。ただ、印画紙用の現像液の自家調合は、プリントの調子を変えられるというメリットがある。

【追記 2023/12/01】D-72で最後の行を臭化ナトリウムとしていたが、臭化カリウム(ブロムカリ)の間違いでした。修正しました。結果2,531円が2,809円にアップしています。これを機会に、【SILVERCHROME BW PAPER DEVELOPER 10L用】など千数百円の現像液で試してみるのもよさそうです。ちょっと買ってみようと思います。

フィルム現像液

D-76の入手が困難/価格高騰してきたので、現状の価格を比較してみた。
現状では、ロジナール500mlの1+50とFujiの現像液が変わってないだけ。D-76は2年半前より3倍弱。現像液も価格的に厳しくなってきている。スーパープロドールは写真教室ぐらいでしか使ったことがないので、調子がわからない。また現像時間のデータが少ないのも難点。

[2023/04/19]
1)D-76
 1+1 希釈:3400円/(3.8Lx(1+1)/0.25L)=111円/本
 (2023/04/19現在 3,400円に値上げされている。)
 B&Hルートの場合
 1+1 希釈:54.32$/2個x133円/(3.8Lx2x(1+1)/0.25L)=118円/本
2)Rodinal
 1+50希釈(100mLを1本):1780円/(100mL/5mL(1+50))=89円/本
 1+50希釈(500mLを1本):4280円/(500mL/5mL(1+50)) =43円/本
3)T-Max Developer
 (今後入手できない。)
4)ミクロファイン
 1+1 希釈:325円/(1Lx(1+1 )/0.25L)=40円/本
5)スーパープロドール
 1+1 希釈:272円/(1Lx(1+1 )/0.25L)=34円/本

【2023/04/21追記】かわうそ商店にD76同等品がでていた。
 (とりあえず約半額になる)
6)KODAK D76同等品 ARISTA・アリスタ 76粉末現像剤 1ガロン
 1+1 希釈:1870円/(3.8Lx(1+1 )/0.25L)=61円/本
 【2023/04/26追記】品切れになってます。
7)マリックス標準 白黒ネガフィルム現像液 D-76 同等品【1L×6袋】
 1+1 希釈:2800円/(1Lx6x(1+1 )/0.25L)=58円/本

[2020/12/16]
1)D-76
 1+1 希釈:1470円/(3.8Lx(1+1 )/0.25L)=48円/本
2)Rodinal
 1+50希釈(100mLを3本):(990×3+1110)円/(100mLx3/5mL)=68円/本
 1+50希釈(500mLを1本):( 2630+1110)円/(500mL/5mL) =37円/本
3)T-Max Developer
 1+4 希釈:2640円/(1.0Lx(1+4 )/0.25L)=132円/本
 1+9 希釈:2640円/(1.0Lx(1+9 )/0.25L)=73円/本

ロジナールを無水亜硫酸ソーダ割り

 きのうの夕方はCanon FTbにUltron 40mmを付けて散歩。Rodinal現像液は粒子が気になるので,ネットの情報を参考に,粒子を潰す効果がある無水亜硫酸ソーダ(ナトリウム)を1Lに30gの割合(3%)の溶液を作って水の代わりに使ってみた。とりあえず現像があがったネガを見ると,現像に問題はなさそう。

2020/12/25 追記
今日スキャンしてみたが,やはりカリカリ感がうすまり,軟調に仕上がっている。

フィルム現像液

ヨドバシを見たらD-76がいつのまにか5割ぐらいUPしているので現在のコストを比較してみた。

1)D-76
 1+1 希釈:1470円/(3.8Lx(1+1 )/0.25L)=48円/本
2)Rodinal
 1+50希釈(100mLを3本):(990×3+1110)円/(100mLx3/5mL)=68円/本
 1+50希釈(500mLを1本):( 2630+1110)円/(500mL/5mL) =37円/本
3)T-Max Developer
 1+4 希釈:2640円/(1.0Lx(1+4 )/0.25L)=132円/本
 1+9 希釈:2640円/(1.0Lx(1+9 )/0.25L)=73円/本

 コスト的にはRodinalの500mLが一番安いが,この製品はいつも品切れ。さらに,この現像液一本で100本分のネガの現像ができるので,保存も心配になる。結局,撮影頻度が低い場合にはD-76がコスト的には良いことになる。ASA400のフィルムでは粒子が見えすぎなので,強いてRodinal使う理由は・・・。

ひさしぶりに現像

最近また休んでたので、3ヶ月ぶりに現像。
ロジナールの保存期限が厳しいようなので、
テストネガで試したが、まだ影響ないみたいで全然大丈夫。
やはり現像液はあれこれ考えないでロジナールで決まりみたい。

2浴現像法

昔撮っていたネガを見たら最後の方は2浴現像をやっていたので、残ってた薬品で現像液を作ってみた。作った現像液は昔と同じ1リットルあたりの処方は以下。
【A液】
メトール・・・・・・・・5g
無水亜硫酸ナトリウム・・75g  (100g~50gの処方あり)
【B液】
硼砂・・・・・・・・・・10g

この液を 液温24度で使用する。現像時間は【A液】4分⇒【B液】4分⇒停止⇒定着⇒水洗い。。 停止液以降は通常と同じ。
DELTA400とPRESTOを同じタンクで現像したがとりあえずOK。
この液で35mmで10本(2~3ヶ月)の現像ができる。

なお費用を計算すると、メトールが3900円/250g、無水亜硫酸ソーダが560円/500g、硼砂が1000円/500gなので、上の1リットル用が合計で182円/10本となり1本あたり約18円。なおメトールには少量の1000円/25gの瓶もありこれを使うと約31円/本。
ちなみにD-76は1090円/3.8リットルを1:1に希釈して使うので約30本に使え、1本あたりの費用は約36円となる。いずれにしてもフィルム代(500~1000円)に比べると微々たるもの。ただしD-76も630円/1リットルの製品だと2.2倍高いので79円/本となりCPが悪い。
またT-MAXデベロッパーは1:4に希釈した後に2600円/5リットル。これで20本使えるので130円/本となりかなり悪い。 

2浴現像による例

バライタ紙購入

成田からの帰りに横浜ヨドバシによりバライタ紙購入。
焼き較べの為に、前に買っていた冷黒調現像液の薬品の調合を行なう。

Burki and Jenny Cold-Tone Developer
保存液:A (1リットル)
 メトール 5.0g
 無水亜硫酸ソーダ 40.0g
 ハイドロキノン 12.0g
 1水塩炭酸ソーダ 75.0g
 ブロムカリ 0.8g
保存液:B
 ベンゾトリアゾール1%水溶液

自宅サーバもとりあえず電源入れて復活させた。35日間でURLが無効になるとのことでぎりぎり間に合う。

引き伸ばし機をメンテ

印画紙現像につかう「ベンゾトリアゾール」という写真用薬品を購入。
電話で注文したら25gの製品を切らしているので、使い残しの200gぐらいを送ってくれるとのこと。
引き伸ばし機に着いてきたレンズ3本はカビ気味だったので、帰りにカビに効くという「オキシドール」を買って帰り拭いて見るが、あまり効かない。ついでに買ってきた「クレ55」で引き伸ばし機をメンテ。

4x5引き伸ばし機引き取りに隅田川まで

落とした引き伸ばし機引き取りに隅田川まで。この前行った向島の傍だった。どうにか4×5の引き伸ばしができる環境へ。ピントのずれが大きくあせったが、ネガキャリアの入れ方が悪かった様。でもまだ若干開放でピントが出ない。しかし、さすがに4×5のネガピント合わせで粒子が見えない。


午後雪にも拘らず、東急ハンズ横浜へ電子秤とかを買いに行く。ヨドバシで薬品購入。これから既製品の現像液にたよらずに?
メトールサン(エヌエヌシー)  250g 2,320円(これが一番高かった)
炭酸ソーダ(フジ)       500g 170円
ハイドロキン(森本化成)    250g 960円
無水亜硫酸ソーダ(エヌエヌシー)500g 230円
ホウ砂(エヌエヌシー)     500g 400円
あと食塩がいるそうだ。。