Rollei 35AF 予約開始&終了(9/12AM3時GMT) 

Rollei35AFのアクセスが多いと思ったら、日本円での予約も始まっていたようですね。明日9/12AM3時GMT締め切りなので、正午までということでしょうか。
なので、比較表を修正してみました。値段としては850Euroより頑張った値段をつけてきてますね。【追記(9/12):Rollei 35AF の外貨価格は、シルバー (799 ドル) とブラック (829 ドル)に値下げしたようですね】 Pentax17はリコーイメンジグストアで不定期に予約販売をしているようです。他の店の実勢はRollei35AFと同じ値段に収斂しているように見えます。しかし、仕様的には比較にならないので、今買おうと思う人は35AFの一択ですね。ただ旧Rollei35と比べると、見た目は同じですが、サイズは一周り大きいので、旧型と同じイメージを持つと違和感があるかもしれません。しかし逆に、ホールディングは良いかもしれません。小型のコンパクトカメラを所望であれば、旧型の中古(4万円前後)を買うのが良いと思います。

Rolle35AFもPentax17も、予約発売分の発送が終わった後に、本格的に市場にいつ出てくるのかが問題ですね。製造ラインは細そうなので。

オールドデジカメ オールドコンデジの流行り

 いまオールドデジカメ(発売が2008年以前,1000万画素できれば600万画素以下、CCDセンサ)で撮るのが若い世代で流行っているそうだ。スマホは高画質過ぎて肌荒れまで写るので、適当に低解像度の方がウケているようだ。スマホのレンズに顔の油脂を付けてぼかすのには驚いた。実際オールドコンデジを使う時には画質を300万画素ぐらいまで落とし、ISO感度を上げて画質をザラザラにしてレトロ感を出して使うのがコツのようだ。

 ちょっと前まではフィルムカメラの流行りがあったが、さすがにフイルム自体が値上がりしすぎて、デジカメに戻りつつあるということだろう。予算的には数千円から1万円ぐらい。今だと写ルンですで現像出すと、3本ぐらいで一万円に届くだろうから、それに比べてコスパは断然良い。でもこの流行りで、2,3千円だった中古デジカメの相場が2~3倍上がってしまったそうだ。コダックのハーフが売れているのも、このあたりの値ごろ感だからだろう。ペンタックス17を10万円出して買うのは、コアなフィルムカメラマニアだけということになるのでは。

 私の使ってるSONY DSC T-30(720画素)、GR Digital II(1000万画素)などもこの領域にギリ入ってしまう。
下の写真はDSC T-30で撮ったもの。発売は2006年。ニコンのデジカメを水没させてしまい、買い替えた。メモリがソニーのメモリーステックという今となっては特殊仕様。使っているのは1GBだけど、1枚3Mぐらいなので300枚以上撮れるので問題はない。あとバッテリや充電器などにも注意が必要なようだ。

  DSC T-30には、この写真のように”Vivid”モードというのが付いていて、それぞれの色が艶やかに盛れてしまう。ただ、これでは「鮮やかすぎるし、ありきたりでつまらない」部類に入ってしまうのだろう。一応ズームが付いているが、ほとんど使ったことはない。ただ、2年後にはGR Digital IIを買ってメインになった。

ElmarとTessar

 ライカ純正のレンズはズミクロン中心となってしまったので、エルマーはもっていない。エルマーも3群4枚構成なので、てっきりテッサータイプなのかと勝手に思っていたけれど、Elmarはトリプレットに含まれるそうだ。そういう意味では、スケッチもこんな感じで、4枚構成だけどTessarではないのだろう。
 「4枚構成=Tessar」ではないということだ。

『針穴写真展2024』

 せっかく会員登録したので、3日かけてプリントした1枚を『針穴写真展2024』に出品することに。ということで、9時過ぎにゆうパックで送りに行ったら、酷暑で汗だくになってしまった。

Rollei 35AF発売 

 2024 年 9 月 10 日から予約登録開始で、10月中旬から発送とのことです。やはりPentax17の発売を待って値決めしたようです。849Euroということで、日本円で予想通り15万円余り。でも、普通のカメラマニアが買うならこちらでしょう。露出はマニュアルモードもあるようで、露出優先式でしょうか。こちらもフラッシュ用にCR2電池が必要ということで、オリジナルより大きめになってます。レンズはガラス5枚としか書いてないですが、ゾナータイプでしょう。

【追記】平成のコンパクトカメラの最終形での近接は35cm前後のAFと一眼レフ並だったので、70cmは若干残念ですね。あと現行機のサイズ97mm(W)x68mm(H)x42mm(D)(沈胴時)に比べて、CR2電池のせいで1.5cmぐらい奥行きが長くなっているのが気になりますね。

Pentax 17 試写結果のサイト

以下のサイトにHP5+で撮ったモノクロームの写真がUPされています。
ISO400なので、日中の写真はF16まで絞られているはずですがハーフの3枚玉だと、やはりこの感じかという感想です。絞っているので、近接(0.5m)の写真でも、遠方はボケてません。
PENTAX 17を使ってみた簡単な感想

あとこのインスタグラム サイズが結構大きいことが分かってしまいます。

ピンホール写真用の露出計

 普通の露出計は測る範囲が40°程度だと思う。これは35mmカメラで60mmのレンズの写角だ。しかし、ピンホールカメラの写角は100°を超えるので、普通の露出計で測ると向ける方向で結構値が変わり迷いが出る。実際は最高点と最低点の平均をとるとかあるのだろうが、面倒だ。そこで使っているのがコンデジ。使っているGRの焦点距離は28mmなので、75°ぐらいの範囲で平均測光してくれていることになる。これで、写角の中心方向を測れば、大きくちがうことはまず無いし、迷いも起きない。

 しかし、ピンホールカメラの場合もう一つ問題があって、F値からでてくる露光時間は、中心部のものでしかない。120°の写角のピンホールでは、周辺部では2段落ちていて、真ん中から外では約1段落ちていることになる。なので、トンネル効果を狙う場合は別だが、全体的に適正な露光時間(±1Ev以内)にするには、1段ぐらい時間を伸ばした方(倍にする)がよいことになる。

 なのでピンホールカメラの場合、計算で出た露光時間にシビアになる必要はなく、長めに開けた方がよさそうだ。

 なお、普通の露出計を購入する場合は若干大きいがSEKONICのL-308B&そのシリーズが良い。ゴッセンのDiGI SIX2は反射式だと一段高めにでるので要注意。電源をOFF出来ないので電池の消費も激しい。小ささに惹かれて手を出さない方が無難。

日本針穴写真協会が会員向けピンホールカメラ販売を開始

 日本針穴写真協会のホームページで会員向けピンホールカメラの販売(TOP⇒会員専用⇒通販ショップ)を初めています。価格は6千円前後と、とてもリーゾナブルな価格設定になっています。ただし、会員向けなので、まず日本針穴写真協会に入会する必要があります。会費は入会金2000円と年会費2000円で初年度は4000円必要です。しかし、会費を含めても1万円そこそこで各種(135とブローニ)のピンホールカメラを買うことができるのは、メリットが大きいです。なお、表示されている価格は送料込みの販売価格とのことです。(当然購入できるのは会員本人用のみで、転売目的の複数購入はできません。)

 3Dプリンターを使ってピンホールカメラを作るのは簡単そうに思えますが、上記ページにある部品表をみると、結構手間暇かかる作業であることがわかります。

Pentax 17 比較表

Pentax17の比較表を作ってみた。対称はハーフとフルの普及機。
こうして比較すると、Pentax17は案外大きい感じ。C35でも2割体積が小さい。
中古市場ではC35は人気はないが、結構まともな仕様だったことが分かる。

比較してみて、改めて買う理由がないことが分かる。
半世紀前の技術仕様に届いていないのだから。
高機能の製品から機能を削ったのではなく、
低機能の製品に簡単にできることを加えただけのようだ。

Pentax17 シャッター最高速 1/350s

 これで電子シャッター、いつの時代のカメラなのか? (Konica C35でも1/650s。 T3は1/1200s)
 開放を除いて、Programモードしかないのだから、ほぼ絞った状態で使うことになる。なので良い性能のレンズは必要ないということのようだ。プログラムモードで絞って、開放モードではセンター部分にピントがあれば良いということなのだろう。

 しかし、いくら開放モードがあっても、最高速が1/350sでは、開放は自由に使えないような気がするのは私だけか? 計算するとISO100のフィルムで1/350sでF3.5の開放が使えるのはEV=12.0すなわち、曇の時のみ。ISO400のフィルムでは当然2段下のEV=10.0の時、すなわち雨の日。なので、開放優先モードであっても、ISO100フィルムの場合、晴れた日は2段上の絞り(F8)で普通に撮ってしまうことになりそう??
たぶんこのモードは室内用ということだろうか。その場合、明るさに応じて絞りが開いただけで、開放モードとは関係ない。。不思議な機能だ。
晴れた日にISO100のフィルムを使い、F4程度のぼかしを得るには、1/1000sの速度が必要だ。なので、ライカなど昔のカメラは1/1000sが最高速になっていた。1/350sでは2段足りないことになる。

PENTAX Film Project 製品発表 Pentax17

 機能的には3枚玉ハーフということで、事前の発表から予想通りの内容。しかし、価格は実勢で10万程度で、高い場合の予想よりさらに倍。ローライ35が普通に3台買えてしまう。コダックのハーフが1万を切ってるので、10倍の値段。最初のノリの注文はあるだろうけど、わずかに残るフィルムユーザには機能足らず、最初のユーザには価格高すぎで、苦戦の予想しかないのは私だけでは無いと思う。せめてテッサーならまだ古参のユーザには手が出るかも知れないが、ハーフにテッサーは宝の持ち腐れと考えたのだろう。F8ぐらい絞れば余り見えないが、絞りを開けば丸見えかもしれない。予想通り関係ないカメラになってしまった。

 早速撮影して現像した動画がアップされているが、「そんなに眠たくない」というコメントが。それを言っちゃおしまいでしょう。価格についても「希少価値」とか、コメントのしようがないのか。Youtubeを見ると、海外の動画が多く上がっているので、販売戦略としては、フィルムユーザの多い海外向けの方に力をいれているような気がする。

 Youtubeのコメント欄には絶賛の言葉で溢れているけど、コンパクトでもない「高級ハーフカメラ」という新路線が成り立つとは思えないのだが。ゆるい写真を求めるのであれば、Kodakのハーフや中古のPenで十分だし。まぁ、Pentaxにこだわりのないフィルムユーザは同価格帯の「Rollei 35 AF」待ちできまりのようだ。Pentaxもこのカメラの発売前に発表を早めたのだろう。Sonnar付きの「Rollei 35 AF」が出たら「Pentax17」を選ぶ理由は無い。逆に値段を高めに設定されてしまうかもしれない。こちらはたとえ10万円でも、中古価格が跳ね上がってしまった高級コンパクトT3の代替えとして需要は十分あるだろう。リサーチ力と企画力の差が現れた感じ。