明かり過ぎる暗室の掃除&引き伸ばし機の整備

 気温も下がってきて、エアコンの無い暗室もようやく使える気候になってきたので、今日は朝から暗室の掃除。それに、木の基盤にオイルやりと金属部の油拭き。ハードオフで表面にヒビが入った大きな碁盤が500円ぐらいで出ていたけど、木製品はオイルやりが大事。右側のフォコマートは1.5cmのリングを付けてLPLのイーゼルでも自動焦点が働くようにしている。左はそのままでライツのイーゼル用。

 次に引き伸ばし機の電気系統のチェック。LPL VC7700は最後に使ったのが去年の夏だけど、ハロゲンランプが問題なく点灯して一安心。ハロゲンランプは接続部にサビの問題がある。長期間使わない場合はランプを抜いておいた方が無難。べセラーのヘッド上下モータも問題なし。そのあと、ヘッドを分解して7年ぶりぐらいにコンデンサーレンズのクリーンアップ。べセラーのコンデンサーレンズは防湿庫に入れられないのでカビの心配があるけど、思ったよりきれいな状態で問題なし。べセラーのヘッドには大きい凸レンズのコンデンサーが向かい合わせで付いている。下の方のレンズは外し方がわからないけど、拭けるから問題は無い。一番上に1枚の平ガラスが付いていて、上からホコリが入るので、おもに汚れるていのはこのガラス。レンズクリニングテッシュでこれらを一通り拭いて完了。なおフォコマートのコンデンサーレンズは小さいので、外して防湿庫保管している。VC7700はレンズなしなので、心配がない。
ベセラのカビ対策としては、ヘッドの中間のコンデンサー部(以下の写真の左の部分)だけ防湿BOXに入れて、乾燥剤漬けにするのも、カビの心配無しで良いかもしれない。

フィルムの保管温度

 フジのフィルムガイドを見ると、長期保管の場合、ネガは10℃以下、ポジは0℃以下となっていた。なので、ネガは冷蔵庫保管、ポジは冷凍庫保管が最適となる。ちょうど、冷蔵室が備蓄米で満杯になってきたこともあり、いまさらながら、20年もののポジを冷蔵室から冷凍室に移動することに。

【富士フイルムテクニカルハンドブック FILM GUIDE Vol.14】

自転車タイヤの交換

 最近は自転車にのらなくなっているが、前のタイヤに亀裂が入ってきた。涼しくなってきたので、どうにか昼間にタイヤを交換した。ついでにチェーンにこびりついていた油と泥を落としてクリーンな状態に。

28mmまで使える穴開きフードを買ってみた

 28mmのレンズまで使えるという、55口径用の穴開きフードを買ってみた。55mm用の広角フードとしては、市販の真ん中のフードを持っているが、これは35mmのレンズまで。コンタックスの標準では左のようにm55/86mm変換リングを付けてHOOD1を付ける指定になっている。しかし、これは大げさ過ぎるので、変換リングだけ使っていた。

 今回買ったのは右のフードで28mmのレンズまで使えるらしい。価格も千円なので試しに買ってみた。55/86mm変換リングの直径が89mmなのに対し、このフードは79mmと一回り小さい寸法になっている。これが使えれば、広角レンズを使っても、大げさな見た目にはならなそうだ。

3群4枚のレンズ構成 ≠ Tessar

 オールドレンズでシャープな写りを期待するのであれば、Tessarの名前の付いたレンズを使えば間違いはない。Tessarは3群4枚のレンズ構成。だからといって、3群4枚構成のレンズは全てテッサーかといえばそれは大きな間違い。それの良い例がMamiyaのスケッチ。レンズが3群4枚構成なので、テッサータイプと説明しているWEBもあるが、Tessarタイプではないことはその写りから明解だ。F8ぐらいに絞らないとくっきりしない、普通の昔のレンズだ。多分、3枚玉に1枚加え改良を加えたのだろうけど、テッサーの写りではない。

 なので、Tessarの名前の付いていないレンズを、3群4枚構成のレンズだからといって「テッサータイプ」と思ってしまうのは危険だ。

久しぶりの16mm

 もう、おとついになるけど、久しぶりにMinolta 16 QTのマガジンに16mmのフィルムを手詰めして、散歩に持っていった。しかし、被写体がみつからず3,4枚しか撮れなかった。久しぶりなので、撮り方忘れていて、ピントのゾーンを合わせるのを忘れたりといろいろありました。QTは取り敢えず3台買ったけど、露出計まで動くものは1台。1/250sと1/30sのシャッターが動くもの1台。1/250sのシャッターしか動かないものが1台。QTの露出計は結構面倒なので、単体露出計を使ったほうが早いと思う。しかし、MGsより動かないものが多そう。Minolta 16 QTの電池はだるま電池と呼ぼれるやつだったけど、当然今無いので、625GHを2個テープでくっつけて入れれば、良い感じで動く。
やっと散歩写真ができそうな気温になってきて良かった。

久しぶりのハードオフチェック

 今日はウォーキングを早めに切り上げてハードオフへ。しかし、ジャンクの棚にはフィルム機はほぼなかった。ヤシカのレンジファインダーのみ。昔はもう少しはあったのだけど、この地方ではフィルム機は出尽くしてしまったのか? と言っても、買ったのはコニカC35とか、2,3千円のものしかないけど。

ブログ画面の若干の模様替え

 WordPressを使い始めてかれこれ6年。最初からテーマに『Winter Solstice – Twenty Seventeen』を使っているが、一つだけ不満があった。それは、画面の左半分がコンテンツで右半分がメニューという意図が良くわからない画面構成。いつか修正しようと思っていたが、CSSは良く分からず。で、今日検索してみたところ、同じような思いを持っている人もいるようで、これを追加CSSに貼れば良いというコードを公開されていた。で、さっそく貼ってみたところ、画面が1200pixに広がり、コンテンツとメニュウーの比率も1対1から2対1に修正された。これで、写真も広く表示される。

ちなみに追加したコードはこれ。ただメインの割合を60.0%から65.0%に修正してある。参照元記事

/* TwentySeventtenの最大幅を1200pxに変更 */
@media screen and (min-width: 79em) {
.wrap {
max-width: 1200px;
padding-left: 5em;
padding-right: 5em;
}
.has-sidebar:not(.error404) #primary {
width: 65.0%;
}
.has-sidebar #secondary {
width: 31.3%;
}
.navigation-top .wrap {
max-width: 1120px;
}
.site-footer .wrap {
padding-left: 10em;
padding-right: 8em;
}
}

Kentmere400 with D-19(2回目) 9分@20℃

 現像時間を(1+1) 12分@20℃から9分に短くして、2回目の現像をしてみた。結果はほぼいい感じ。普通のネガになってきた。今回は明るさの調整のみで、強めのコントラストはかけていない。しかし、ネガでみるとまだ空が真っ黒なので、現像時間はもう少し短く8分ぐらいてもよさそう。 しかし、これだけ写ればKentmerepan 400は散歩写真の常用フィルムとして問題なく使えそう。
  本日の散歩写真

Kentmere400でD-19現像液を試してみた

コントラストが弱いKentmerepan400に硬調の現像液を試してみた。しかし、現像時間が分からずとりあえず、D-19(1+1) 12分@20℃ で試してみたが、明らかに過現像だった。次回は9分で試してみることに。D-19はハイライト部をアップしてコントラストを上げる硬調の現像液。始めはFomapan400用に作ってみたが、ハイコントラストのFomapan400にさらにコントラストを上げても仕方ないので試していない。

本日の散歩写真

なお過減象のため、空などに粒子が一杯でるコマがあったけど、PhotoDirector365を使えば、無かったことにしてくれます。以下は66%除去した例。画像が小さく分かりにくいので、詳しくは本編で確認ください。
【追記】記事部の枠を広げたので、違いが見やすくはなっている。こ汚い空が透き通る空に変わった。

なおD-19の処方は以下。10リットルの原液を作るのに約1万円かかる。1本現像するのに1+1で125cc必要なので10リットルで80本分。135円/本となる。しかし、現像液は同じような薬品を使うので、D-19以外の現像液も簡単に作ることができる。なおMarixでMX-19という同等品を880円/1リットル販売していおり、興味のある人は、これを試してみるのもあり。

処方の出典は『暗室百科』(写真工業出版社、2003 第9刷)p.53。