シフトのピンホールがケラれた訳

 焦点距離24mmの場合、このカメラでの対角写角は116°だった。なので、ケラれないためには、(90-116/2)=32°ということで、ピンホールのレベルから32°以上出てしまうと、ケラれることになる。約1cmの穴の底に貼っているので、リミットは5mmxtan(32°)=3.1mmが限界。測ってみると約3mm厚の状態でセンターのホールはギリギリセーフの状態。しかし、シフトのピンホールは15mm上につけているので、この分写角がひろがっており、129°という計算結果。このため、限界は5xtan(25°)=2.4mm。ということで、完全にケラれることになる。

 シャッターには0.75mmのプラバンを3枚重ねしているが、接着剤のスキマもあって3mmにふくれているようだ。しかし、穴のセンター間隔が15mmで10mmの穴を2つあけている状態なので、これ以上あまり広げられない。しかたがないので、とりあえずは、シャッターは取り外して、マスキングテープで簡易運用することに。

 なお、現在改造中のZero 6×9のシフトをチェックしたら、とりあえずはケラれない範囲には入っているが、ぎりぎりの状態。今予定していたのは、18mmに8mmの穴が開いた1mm厚の座金2枚重ねだったので、内側の穴がもう少し広いものを使ったほうが安全なようだ。ハンズマンには12mmのものが置いてあったようだった。

【追記】12mmのものは無かった。最大の外径18mm内径10mm厚さ1.5mmというのを買ってみた。1枚では心配なので、2枚重ねにして、間にピンホールの薄板を挟もうかと思う。そして、今日ようやくWhite Glueというのが届いた。35分で固まり、24hで最強強度と書いてあるので、ゆっくり固まるやつみたい。