暗室のセーフライトの発熱球が切れたので、ハンズマンで探したら、発熱球はなくLED球が普通に260円で売っていた。
Zero 6×9にシフト用の穴をあけた
ZeroImage社のピンホールカメラの唯一の不満はシフトのピンホールを付けた製品が無いこと。ということで、使い込まれたZero 6×9を入手したので、シフト用の穴をあけてみた。上のホールは18mm上、右のホールは25mm横。上側はフィルム端まで25mmしかないので、このあたりが限界。また前板が7mmぐらいあるので、ケラれないためには2cmぐらいの穴をあける必要がある。あけた穴にピンホール取り付けように、座金を2枚重ねたもの(2mm)を入れ込んでみてとりあえず、穴あけ終了。この座金の下にピンホールを貼る予定。これで、追加した2個の焦点距離もオリジナルと同じく40mmぐらいになる。0.25mmのピンホールを付けてF160。オリジナルには0.18mmが付いていてF220ぐらい。サビがきているが、とりあえずは使えそう。しかし、これも他に合わせ0.25mmに変更予定。画角は6×9で103°ぐらい、35mm換算で17mmぐらい。6×6だと画角90°ぐらいで、35mm換算で21mmぐらい。
座金を埋め込むのはいいアイデアと思うが、シャッター機構はまだ思い浮かばない。特に上のホールは、メインのホールのシャッター機構が干渉するので、とりあえずはメンディングテープがシャッター代わりになる予定。


Zero 6×9の重量は400gぐらい。ブローニのフィルムホルダーを改造することも考えていたが、やはり1kgを超えるピンホールカメラを使う頻度は少ないだろうから、改造はとりあえず中止。たぶんブローニ用はこれ一台あれば間に合うだろう。超広角はZero2000もあるし。
Zeroのピンフォールレンズの張替えには、張替え可能な「White Glue」という接着剤が推奨ということでアマゾンで注文した。しかし、出荷元はカリフォルニアだったので、時間がかかりそう。後はこの接着剤待ち。
純自作4×5ピンホールカメラ 2号機
純自作4×5ピンホールカメラ(試写・印画紙)
とりあえず印画紙で試写してみた。印画紙なので露光時間がかかることは覚悟していたが、最初のコマが25分と出て、時間を持て余す。このコマ、根っこの中心部だけ写すつもりで70cmぐらいの所から撮ったのだけど、長さで倍、面積で4倍の範囲が写っていた。やはり120°の画角は広い。

2コマ目は撮影途中で日がさしてきたので、左側に光が入ったようだ。3コマ目は空があるので、日陰の部分が露光不足。やはり印画紙では同じEvの画面にしないと、露光過多と不足が起きる。
三脚のネジがゆるゆるで、2コマ目からは三脚が使えず、直接置いて、2コマ目はタテのシフト、3コマ目と4コマ目はヨコのシフトを使ってみた。2コマ目では、像の足元40cm離れぐらいに置いてますが、120°の写角では遠くに見えてます。三脚のネジ受けはホルガで余っていたプラステックのものを接着した。なお、トリミングはしていない。
最後のコマの絵馬は風で揺れてました。しかし、さすがに4×5、印画紙のピンホールでも揺れてない絵馬は原版では読めるのがありますね。真ん中の絵馬には「みんなが幸せでありますように 大谷選手がけがなくホームラン王がとれますように」とあります。




露光時間 ①22.5分 ②5分 ③38秒 ④6.5分
印画紙はKentmere VC select Glossy 8×10を4分割。ISO6で露光時間を計算。
35mm用ピンホールレンズ


ついでに35mmフィルム用に、M型キャップにピンホールを付けたものを作成。サイズは0.2mm。焦点距離28mm程度なので、F140ぐらい。どんな感じか試し撮りしてみないと。シャッターが付いているので、感度が高いフィルムなら、数分の1秒の撮影も可能だ。
純自作4×5ピンホールカメラ(3日目)
純自作4×5ピンホールカメラ(2日目)
純自作4×5ピンホールカメラ(1日目)

注文していた工作機械が中国から一週間で届いてしまったので、あわててハンズマンに材料買いに行った。日本針穴協会にある設計図を参考に、とりあえずここまで完成。ライズ用のピンホールが付けられるように、3つの穴をあけている。フィルムホルダーとほぼ同じ重さの300gぐらいにおさまりそう。
写真の右上は、接着した所を固定する治具。ハンズマンで一個300円程度。この材木、釘やネジでは割れてしまうので、ボンドで固定するしかない。でも結構強い接着力だ。
127フィルム切り出し機とピンホールカメラ
3Dプリンターで6×6のピンホールカメラが作れると、ちょっと手をいれるだけで、120フィルムから127フィルムやパーフォレーションなしの135フィルム(126用)の切り出し機も作れることになる。
自作ピンホールカメラと3Dプリンター
ピンホールカメラを自作する場合、4×5のフィルムや印画紙用は、箱に穴をつければいいので案外簡単だ。問題は120のロールフィルムの場合だ。フィルムの巻き上げ機構がネックになってしまう。多くの場合、ホルガを改造するか、中判カメラのロールフィルムホールダーを利用することになる。
ホルガの場合は、基本は6×6の画角で、30mm程度の焦点距離になってしまう。6×6で画角を120°程度とるためには、20~25mm程度の焦点距離が必要だ。これを変えようとした場合は、内部をいじる必要が出てきて、結構大変な作業となる。そして、中判のフィルムホルダーで問題となるのはその重量。重量が1kgを超えてしまう。ホルガ改造品だと300gぐらいので大きな違いだ。
そこで、日本針穴協会で紹介されているのが3Dプリンターを使ったピンホールカメラの作成。ここでも問題となるのが巻き上げ機構だけど、ホルガの巻き上げトグルを再現すればよいわけだ。3Dプリンターの場合の問題は、設計図ができたとしても、プリント時間が外枠1品だけで10時間ぐらいかかるらしい。しかし、欲しい機能がついたカメラがすぐにできてしまうのは魅力的だ。また一度できてしまうと、改造もかんたんだ。価格も7万円程度で、木製のピンホールカメラを買うと思えばそんなに高くはない。
こちらはすでに8年まえの記事ですが、アップされているデータを用いた、3Dプリンターでのピンホールカメラの制作例が出ています。
とりあえずは、木工でできる、ライズ用の穴もついた4×5のピンホールカメラを作ってみる予定。しかし、のこではまっすぐ切れないので、木工用機械の到着待ち。
リバーサルフィルムの現像料金
リバーサルフィルムはここ10数年現像したことはないけど、キタムラの料金を見てみたら1980円(35mmx36枚)だった。昔は1000円しなかったと思うのだけど。ちょっと試してみるには高額すぎる。今リバーサルを使ってる人は、フィルム代含め毎回万札が飛んでいってそう。
このまま冷蔵庫の肥やしになりそう。自家現像しか使い道はないのか?
期限切れカラーネガフィルム
あるサイトに期限切れカラーフィルムの例としてほぼ白い写真があげてあった。しかし、単に薄いだけに思えたので、Silkypixで自動補正したら、若干緑にころんではいるけど、趣のある写真に戻った。期限切れカラーフィルムも結構使える場合もあるようだ。写真屋さんから変なのが上がってきても、諦めずに復元をトライしてみましょう。
現像店では標準現像&標準スキャンするだけなので、期限切れフィルムは薄く仕上がってきます。なので、レタッチソフトでの修正が必須のようです。また、期限切れフィルムを使う時の撮影のポイントは「逆光をさける」ことです。影の部分は補正が良く効かず、色がぐずんだり、ノイズが出たりします。期限切れフィルムでは増感などのノイズが出やすいことも避けたほうがよいと思います。
ただし、感度は低下しているので、1段/10年ぐらいのISO設定が必要なようです。例えば20年前のISO100のフィルムはISO25の設定で撮影ということのようです。ただし、大切な撮影に使うのはやめましょう。


ピンホール写真の周辺減光
ピンホールカメラでは、光がセンターを中心に、距離の2乗に比例して届かない。一般のカメラでは、35mm用のレンズであれば、そのイメージサークル内では、光が同じ強さで届くようにレンズで補正してある。
なのでピンホールカメラで撮った写真をレタッチソフトで暗くしようとした場合、全体が一様に減光されるので、周辺部が先に暗くなり、トンネル効果が現れることになる。
光量が周辺で低下する他の原因としてピンホール膜の厚みがあるようである。この場合、使用する板の厚みが直径の1/20以下であれば影響はすくないようである。使用している銅箔の厚さは0.01mmなので、0.2mm程度の穴であれば銅箔の厚みによる問題はないことになる。