今回は暑かった

今回のはフィルム自体にぶつぶつのゴミが多かった。同じ液で現像したダブルXは問題なし。みなとみらいにて、Zero6x9(改) 8月7日。
窓に太陽が反射していたので、ハレーションするかなと思ったが、どうにか大丈夫でした。これはセンターのピンホールでカメラを傾けて撮影。構図的には思った通りに収まっていた。

Holgaピンホール改造機I型(45mm)試写結果

 改造したHolgaピンホールカメラで試写してみた。とりあえず画像はうまく出ていたが、一番下の写真のように、小さなまるい輪っかのゴミが各画像の上端に出ていて、いまのとこと原因不明。ピンホール回りのゴミであれば、もう少し大きく出てもよさそうだけど。それにホルガ特有の光線漏れが4枚程度あった。いずれもUPした写真はソフト(Silkypix)で修正している。135換算で25mm程度なので、超ワイド感はない。今回はNDフィルターを使う代わりに、全てにY2フィルターを付けている。今回残したホルガのレンズ台座は、ほぼ52mmで、ガラスを外したフィルターの枠がちょうどはまるサイズだった。

 自作ピンホールレンズを付けた改造機のフィルム試写としては初めてだが、うまく行ったと思う。なお、前の着色は濃かったので、薄茶に全て修正した。

「世界Pinhole写真の日」ということで

 今日はピンホール写真の日ということで近場を回ってみたが、2重露光を2度もやってしまい、撮り高が少なかった。

【追記】上記のウエスタンというフィルターはやり過ぎ感があったので、若干赤みを加えたものに修正しました。

ピンホールカメラ プロジェクト(7)

今年の世界ピンホールの日(4月の最後の日曜日、2024年は4月28日)を前に、ピンホールのページWorld of Pinholeを追加してみました。Zero2000で撮ったものをSilkypixの既存のフィルターでレトロ風にしてみました。Silkypixで光線引きも修正してみました。

【追記】上記のウエスタンというフィルターはやり過ぎ感があったので、若干赤みを加えたものに修正しました。なおCanonF1の20mmで撮った画像はこちらに。

ピンホールカメラ プロジェクト(6)

 Zero2000で撮って、画像の回りをトリミングしただけで調整無しのものを下に貼った。12枚とも露光時間は計算通りであっているようだ。②枚目は光線漏れが大きかった。(巻き直しによるもの。) ①③④番目は光線もれが目立たないようにトリミングしている。観覧車はいつもは止まっているのだけれど、この日はお客さんが来てちょうど回り始めてしまった。なので若干ぶれている。フィルムだと⑫の室内も結構写っている。フィルムはKentmere100 (120) D-96 11.5分。Kentmere100 はコントラストが高くないのでピンホール写真向けのフィルムだ。

各露光時間(上の右から左へ)
露出の計測はGR Digital IIによる。
晴れた日はEVが14以上、露光時間が1秒以下となるので、UVフィルターが必須。
2秒以上に伸ばした方が誤差が少ない。
国分寺跡
①F3.5 1/810 Ev=13.25 ⇒ 2.3sec/F138
城山公園
②F7.1 1/760 Ev=15.25 ⇒ 0.5sec x UV4 = 2sec
③F7.1 1/760 Ev=15.25 ⇒ 0.5sec x UV4 = 2sec
④F7.1 1/460 Ev=14.50 ⇒ 0.8sec x UV2 = 1.6 ⇒2sec
⑤F7.1 1/560 Ev=14.75 ⇒ 0.7sec x UV4 = 2.8 ⇒4sec
高座神社
⑥F3.5 1/100 Ev=10.25 ⇒ 32sec
⑦ 同上 32sec
⑧ 同上 32sec
⑨F3.5 1/73 Ev=9.75 ⇒ 50sec
⑩ 同上 50sec
⑪F3.5 1/270 Ev=11.75 ⇒ 8.6sec
自室
⑫F2.4 1/40 Ev=8.0 ⇒ 3.8分

露光時間については、ピンホールカメラの露光時間の目安を参照。

稚鮎漁

仕掛けを作って稚鮎漁やってました。
県から特別採捕許可をもらって、放流のための稚アユ採捕をやってるようです。 

TAXONA試写結果

 ようやくTAXONAの試写と現像[D-96(1+1)20℃ 9.5分]。どうにか写っていそう。コマ間の重なりもなく、コマ送りは問題なし。厚みのあるプラスチックの軸受のせいか、コマが中央から若干ズレていることが気になるが、そんなに問題ないだろう。コマの間隔はスケッチと同程度の広さ。24枚撮りで34枚撮れた。最初を早く始めればあと2枚程度は増えそう。巻き上げも、右手の親指で巻き上げレバーを押すと、そんなに重くは感じなかった。これであれば普段使いができる。

流石にTessar、予想通りに、はっきりくっきりな画像でした。ただ、本体が軽いのと、シャッターボタンが特殊なので、暗い場所での低速は手ブレが多かった。実際上に張ったネガのコマもブレブレだった。しかし、晴れた日のスナップにはなんの問題もないだろう。

ロジナールを無水亜硫酸ソーダ割りについて

 ロジナールでは3%の無水亜流酸ソーダの水で使ってみたが、コダックの現像液のD-76やD-96ではそれぞれ1リットル当り100gと75gの無水亜硫酸ソーダが処方に含まれている。これを(1+1)で希釈してつかうので、半分になり、濃度としては5%と3.5%となる。したがって、3%のソーダ水はD-96とほぼ同じ処方の濃度になっていたことになる。したがって、ネガの硬軟が無水亜流酸ソーダで決まっているとすると、最初からD-96を使えば良いことになる。D-96はその(3.5%)当りで最高の処方を選んでいるはずだから。
 逆に、D-96から無水亜流酸ソーダを減らすと、硬めの方向に向かうことになるから、それも面白いかもしれない。なお、ソーダ割りの元記事を発見した。

自家現像液試算改訂

 前回の試算ではハイドロキンを50gの製品で計算していたために、D-76やD-96が高めに出てました。250gの製品を用いると、両方とも3.8リットル用6,7回分の作成で一回当り1500円程度となります。D-76の代替え商品より300円程度安いです。写真用薬剤の販売停止も進んでいるので、現時点で1万円程度投資しておくと、当分の間白黒現像液の心配がなくなります。

 また今回はこのページで紹介されている、阪川式高希釈高鮮鋭現像液というのも試算に入れてみました。このページの著者がロジナールの代用として修正したもののようです。なお、下の表にある処方は「暗室百科」p.64に記載のオリジナル。(1+20の希釈で、一般のフィルムで20℃ 7~10分とある。) これだと、1リットルの原液で80本程度現像できるこおとになり、費用が一桁下がります。無水亜硫酸ソーダが少ないので、尖った結果が出るようです。軟調方向にするには無水亜硫酸ソーダを増やしてみます。いずれにしても、試してみる価値はありそうです。なお、上記HPでは修正を加えているの、処方や温度/時間が違います。

 この表で使われている薬品は現在ヨドバシ通販で簡単に手に入るもので、種類も少ないので、揃えておいて損はないでしょう。

 現時点での現像コストを考えると、D-76/96の場合1500円/3.8リットル、1+1の希釈で現像できる本数は30本、1本当り49円となる。一方、ロジナールは現在100ml/1780円、500ml/4280円。1+50の希釈で1回あたり5ml使うとすると、89円/100ml瓶、43円/500ml瓶。無水亜硫酸ナトリウムを30g/1L加えると、1本当り12円UP。なので、大瓶を使った場合は、D-76/96と同定度の費用。小瓶だと倍近い費用となる。阪川式高希釈高鮮鋭現像液の場合は1本当り10円。ロジナールは使用量も少なく、安い印象があったけど、最近の値上げで、他の現像液とほぼ変わらなくなっている。

【修正 2024/01/23】炭酸ソーダ(炭酸ナトリウム)について「無水」のもので計算していましたが、「一水塩炭酸ナトリウム」(H2O付)が正しく、単価が1050円円から594円に下がり、D-72が2677円/5回から2312円/5回に下がりました。なお、必要量は、(無水炭酸ナトリウム必要量)x1.17=(1水塩炭酸ナトリウム必要量)とのこと。

D-96を補充

 最初に作ったD-96の1リットルがほぼ無くなったので、追加で2リットル分作成。無水亜硫酸ソーダの在庫が無くなってきたのでヨドバシに注文。Double XとD-96があれば、白黒写真は当分続けられる。ただ、写真現像用薬品も劇物指定され販売中止品が増えてきたのでそちらが心配。

白黒現像液の自家調合のコスト(最新版)

【2023/04/21の書き込みを内容修正しました。】
コダックのD-76とデクトールが日本での販売を終了した現在、アメリカからの通販に頼らざるを得ず、その場合の価格は3.8L用の一袋が3,000円台の後半になっている。これも4~5年前の4倍近い。

 そこで、同等品を自家調合した現時点での製造コストを調べてみたのが下の表。なお、仕入れ元はヨドバシ通販(送料込み)。結果として、D-76同等は3.8L用の袋を6袋作った場合の、1袋当たりのコストが1,700円。現在かわうそ商店(送料込み)でD76同等品が1,870円で販売されいる。また、同等の価格帯にマリックス(3000円以上送料無料)の同等品(1500円/3リットル、2800円/6リットル)があります。D76にこだわるのであれば、処方は変わらないと思うので、これらの同等品を購入すればよいことになる。
 また、デクトール同等は5袋分作ったときの、1袋あたりのコストが2,677円なので、1袋あたり千円弱安いということになる。国内に同等品があればいいが、昔何種類か試した時にデクトールにたどりつた経緯がある。そのときにはまだ、Gekkoの現像液があったが、今はそれもない。さすがに、デクトールの同等品はでそうにない。ただ、印画紙用の現像液の自家調合は、プリントの調子を変えられるというメリットがある。またこれを機会に、【SILVERCHROME BW PAPER DEVELOPER 10L用】(1050円)など千数百円の現像液で試してみるのもよさそうです。温黒調みたいです。冷黒調は最近はなくなりました。ヨドバシ通販でとりあえず買ってみましたが、まだ使っていません

価格表を修正しました。D-96も追加。