パターソンの現像タンク(システム4)

 これもベスト版(127)フィルムと同時に購入していたものを、物置のダンボールから発掘。このタンクで35mmが2本、ブローニ(120/220)が一本(120が最大2本)、そしてベスト版が1本現像できる。

 まだ使ったことがないので、YouTubeで使い方をみると、蓋が密着するので、LPLの金属タンクと同じようにひっくり返しての撹拌現像もできるようだ。フィルムはリールをくりくりひねることで巻き込む方式。パーフォレーション無しの硬いフイルムとかはこの方が巻きやすいだろう。リールはフィルムサイズに合わせて調整できる。また、120が2本巻けるようなので、溶液が500ccで済み、多く撮った時には便利かもしれない。ただし、2本巻くときには、重ならないようにテープで結合しておく必要があるようだ。たぶん、127も2本巻けるのではないか?

(写真はパターソンのHPより)

定期点検完了

課題だった2点の問題点がとりあえず消えた。忘備録ということで。

①「Canon new F1のAEモードで針が振れて撮影できない」問題はAEファインダーの接触の問題だったようで、問題のでない個体とAEファインダーを交換してみたら、問題が発生しなかった。また、元にもどしても問題は消えていた。ということでとりあえず接触不良だったような感じ。

②「Contax Ariaで露出補正をしていないのに”+”や”-“が点滅」問題。設定の認識に1/3絞りの食い違いが出ていたようだ。「3コマ連続自動露出補正」をいったん「+1」とかに設定して、シャッター切って、戻したら、「+0」で点滅表示がでなくなった。

その他、Contaxの21mmF2.8とか35mmF1.4とかが防湿庫で安眠していることを再確認。重いのでなかなか持って出る機会がない。調べたらちょうど20年前に仕入れていた。そのあと仕事が忙しくなって、写真に時時間がさけなくなった。レンズが重いのでボディも重いのを使わないといけないのも難点。合わせて1.5kg以上か?

久しぶりに白黒フィルム現像

円安で白黒フイルム写真は本当に道楽になってきた。
国産一眼レフの中古は値下がりしているけど、
ライカ、ハッセル、ローライはほぼもとのまま。
今日は、ほぼ一年ぶりのフイルム現像。

湿度計の検証(II)

 食塩水の飽和の試験では湿度が安定せずはっきりとは分からなかったので,アマゾンで200円のデジタル湿度計を6個購入。正月早々に中国から到着。早速くらべてみるとこのうち5個はほぼ同じ湿度を示したので,この湿度計で,防湿庫のアナログとデジタルの湿度計を検証した。ちなみに,電池はAG13(LR44相当)のボタン電池2個で動いている。大きさは約5cm(w)x3cm(h)x1.5cm(d)ぐらい。

 結果,防湿庫の既存のアナログとデジタルで10%違うのは,アナログが5%高く,デジタルが5%低いのが原因だった。35%の湿度の時,アナログは40%,デジタルは30%を指していたことになる。これは食塩水の飽和試験で予想したこととほぼ同じ。したがって,2つの湿度計と100円アナログ湿度計たちはお払い箱となった。

ロジナールを無水亜硫酸ソーダ割り

 きのうの夕方はCanon FTbにUltron 40mmを付けて散歩。Rodinal現像液は粒子が気になるので,ネットの情報を参考に,粒子を潰す効果がある無水亜硫酸ソーダ(ナトリウム)を1Lに30gの割合(3%)の溶液を作って水の代わりに使ってみた。とりあえず現像があがったネガを見ると,現像に問題はなさそう。

2020/12/25 追記
今日スキャンしてみたが,やはりカリカリ感がうすまり,軟調に仕上がっている。

フィルム現像液

ヨドバシを見たらD-76がいつのまにか5割ぐらいUPしているので現在のコストを比較してみた。

1)D-76
 1+1 希釈:1470円/(3.8Lx(1+1 )/0.25L)=48円/本
2)Rodinal
 1+50希釈(100mLを3本):(990×3+1110)円/(100mLx3/5mL)=68円/本
 1+50希釈(500mLを1本):( 2630+1110)円/(500mL/5mL) =37円/本
3)T-Max Developer
 1+4 希釈:2640円/(1.0Lx(1+4 )/0.25L)=132円/本
 1+9 希釈:2640円/(1.0Lx(1+9 )/0.25L)=73円/本

 コスト的にはRodinalの500mLが一番安いが,この製品はいつも品切れ。さらに,この現像液一本で100本分のネガの現像ができるので,保存も心配になる。結局,撮影頻度が低い場合にはD-76がコスト的には良いことになる。ASA400のフィルムでは粒子が見えすぎなので,強いてRodinal使う理由は・・・。

湿度計の検証(I)

 最近買った防湿庫用のデジタル湿度計とアナログ湿度計で10%ぐらい違うので,飽和食塩水を使った検証中。でもなかなか安定しないので,早めに安定させるには小型のファンで空気を循環させる必要があるらしい。容器の中が満たされれば75%の湿度になるらしい。塩化マグネシウムだと33%ぐらい。
 10時間経過時点でデジタル湿度計70%,防湿庫のアナログ湿度計と同じ値を指す100円湿度計(緑)77%,今日買った黄色69%,ダメと思っている赤(65%)。現時点では微妙な状態。

また防湿庫故障

そろそろ再開しようかと思っていたら、
去年のはじめ故障したものとは別の防湿庫が故障。
17年ものなのでこのあたりが防湿ユニットの寿命みたい。
ほぼユニット交換みたいなので、輸送含めて1週間で完了予定。

9/8修理品受領(9/2に送付品)

ひさしぶりに現像

最近また休んでたので、3ヶ月ぶりに現像。
ロジナールの保存期限が厳しいようなので、
テストネガで試したが、まだ影響ないみたいで全然大丈夫。
やはり現像液はあれこれ考えないでロジナールで決まりみたい。

印画紙チェック

 一昨年の暮れに写真再開してからこれまでベタ焼きしかしていなかったが、ちゃんとプリントしてみると調子が昔と違う。なにぶん印画紙を最後に買ったのがほぼ10年前なので使いそうな印画紙を総チェック 。結果としては最後の方に買ったのがどうにか使えるレベル。ベタ焼きでは気付かなかった。なかには未開封なのに、現像液に入れるだけで真っ黒になるものも。フィルムは冷蔵保管だったので影響が少なかったみたいだけど、印画紙は常温保管だったので影響大みたい。これから買う印画紙は冷蔵保存しないといけない。 ヤフオクで期限表示のない印画紙を買うのは厳禁ということで。

ドライマウントプレス導入

 バライタ印画紙をフラットにする時に使うマウントプレス。いままでは重複して買ってしまった美術写真本に挟んでフラットになるのを待っていたが、若干時間がかかり過ぎ。 マウントプレスを一度はeBayで落としたこともあったが結局届かなかった。それを深く追求しなかったのも、届いても置き場所に困ることが目に見えていたため。重さも30kg以上あり一人で持つのもしんどそうだった。写真をやめた時に最後まで残り処分にこまるのがこれだろう。

 しかし、暗室作業はドライマウントプレスで完結ということで今回手に入れたのは大四つ切までの小型のバージョン。Sealの全紙版の値段の1/4ぐらいで即決で落とした。重さも20kgで一人でどうにか持ち運び可能で、暗室の机の下にしまっておける。もし大きな印画紙を焼く場合があったとしても分割プレスでどうにかなるそうだ。このページで使ってる機種と同じような機種。ググルると元々はT-シャツのプリント用に製造しているものらしいが、100℃で1分ぐらい高圧プレスすれば印画紙もフラットになるらしい。これでバライタを焼いても手間が少なくなったけど、まだそこまでたどりついていない。