Nikon E990は2000年4月発売なので、その頃買ったのだと思う。仕様は320万画素だけど、メモリーカードの容量が小さく、記録用としか使ってなかった。それでも定価は12万ぐらいだったようだ。
下の写真は鎌倉街道を歩いている時、溝の口あたりのお店を撮ったもの。店構えからか、320万画素でレトロ感がでている。Googlemapで見ると、今はもう存在しないようだ。

【2003/06/08 大山街道 溝の口近辺 この店はいまは無いような感じ】
いまオールドデジカメ(発売が2008年以前,1000万画素できれば600万画素以下、CCDセンサ)で撮るのが若い世代で流行っているそうだ。スマホは高画質過ぎて肌荒れまで写るので、適当に低解像度の方がウケているようだ。スマホのレンズに顔の油脂を付けてぼかすのには驚いた。実際オールドコンデジを使う時には画質を300万画素ぐらいまで落とし、ISO感度を上げて画質をザラザラにしてレトロ感を出して使うのがコツのようだ。
ちょっと前まではフィルムカメラの流行りがあったが、さすがにフイルム自体が値上がりしすぎて、デジカメに戻りつつあるということだろう。予算的には数千円から1万円ぐらい。今だと写ルンですで現像出すと、3本ぐらいで一万円に届くだろうから、それに比べてコスパは断然良い。でもこの流行りで、2,3千円だった中古デジカメの相場が2~3倍上がってしまったそうだ。コダックのハーフが売れているのも、このあたりの値ごろ感だからだろう。ペンタックス17を10万円出して買うのは、コアなフィルムカメラマニアだけということになるのでは。
私の使ってるSONY DSC T-30(720画素)、GR Digital II(1000万画素)などもこの領域にギリ入ってしまう。
下の写真はDSC T-30で撮ったもの。発売は2006年。ニコンのデジカメを水没させてしまい、買い替えた。メモリがソニーのメモリーステックという今となっては特殊仕様。使っているのは1GBだけど、1枚3Mぐらいなので300枚以上撮れるので問題はない。あとバッテリや充電器などにも注意が必要なようだ。
DSC T-30には、この写真のように”Vivid”モードというのが付いていて、それぞれの色が艶やかに盛れてしまう。ただ、これでは「鮮やかすぎるし、ありきたりでつまらない」部類に入ってしまうのだろう。一応ズームが付いているが、ほとんど使ったことはない。ただ、2年後にはGR Digital IIを買ってメインになった。
ライカ純正のレンズはズミクロン中心となってしまったので、エルマーはもっていない。エルマーも3群4枚構成なので、てっきりテッサータイプなのかと勝手に思っていたけれど、Elmarはトリプレットに含まれるそうだ。そういう意味では、スケッチもこんな感じで、4枚構成だけどTessarではないのだろう。
「4枚構成=Tessar」ではないということだ。
今回、自分であけた縦位置のシフトを始めて使ってみたが、フィルム上で頭が1cm弱ケラレルことが判明。原因を探るために、フィルムの右側の位置(フィルム上では上側)からピンホールを見たところ、穴が見えないことが判明?? そもそも光が届いていなかった。どこかで計算を間違えていたみたい。
ということで、右側の写真のように、段差をヤスリで削ってみた。これでどうにかピンホールがフィルムの端でもみえるようになった。
あと、1本目の撮影の巻き上げ中に上蓋が開いてしまう事故もあったが、原因は写真の上側の枠の接着剤が剥げて、この枠が取れてしまうことが原因だった。さすがに使い込んであった個体、接着剤で固定しなおした。2本目の撮影中は取れなかったことが、逆に不思議。
せっかく会員登録したので、3日かけてプリントした1枚を『針穴写真展2024』に出品することに。ということで、9時過ぎにゆうパックで送りに行ったら、酷暑で汗だくになってしまった。
とっくの昔にディスコンされたと思っていたローライのFB印画紙Vintge111がヨドバシで売っていいた。8×10の六つ切り100枚で25800円。今どきRC印画紙でも2万円近くするので、これからはRCを選ぶ理由がない。FBの場合問題になるのが、フラットニングだけど、六つ切り程度らな、水滴が取れて少し乾燥してから、大きめの写真集にはさんでおけばOKだ。今使っているのは2009年に購入したものだけど、冷蔵庫保管でまだ使えている。