A26をパーフォレーション無しのフィルムで使う

 パーフォレーション無し白黒フィルム ORWO UN54 (ISO100)をKODAK126フィルムパッケージに詰めて試写してみた。パーフォレーション無しでもシャッターは押せるので問題なく撮影できた。なので出来上がったネガはA26 with 126フィルムの持ち味である穴のない「真四角写真」。
 ただ現像が上がって驚いたのは,コマ間が1コマ分あり長く,12コマ撮ったのに8コマ目で切れた終わっていた。穴ありフィルムと同じで,一回撮るごとに,レンズを隠して捨てシャッターを押していたのが原因。A26ではパーフォレーション無しフィルムではまともにフィルム送りがされ,捨てシャッターが必要ない模様。(未確認なれど)下の写真は風呂場で吊った状態で撮ったので見にくいがこんな感じ。
 したがって,A26でパーフォレーションの穴のない「真四角写真」を撮るのに面倒なのは,NDフィルタのかぶせだけ。

A26過露光対策(II)

126フィルムパッケージにパーフォレーション無しのフィルムを巻いて試写してみた。

条件:
使用フィルム:パーフォレーション無し白黒フィルム ORWO UN54 (ISO100)
現像液:ロジナール (1+50) 6分(減感,標準8分)

結果;
1)EV11(ISO100)では問題ない。
2)EV12以上は露光過多
3)EV14では完全に露光オーバ

曇りの日や日影がEV12(例えば1/250s・F4)。
したがって,晴れた日の戸外では3~4段程度落ちるNDフィルタが必要。
今回は手持ちで可変のNDフィルタをかぶせた(レンズの前に置く)が,結果は良かった。
あと1,2段落とせれば,NDフィルタがなくてもどうにか使えそうだが。

原因:
やはりシャタースピードがEV11の設定以上ではついて行ってない感じ。
露出計が壊れてシャッタースピードが1/60ぐらいで固定になっているのかも?

追記:今回KODAK Urtra400のISO400のパッケージを使ってみたが,やはり自動で認識はされていない。Kodacolor IIと同じ動き。このフィルムは手動で設定できる高級機種用のようだ。
このページのソラリス200のパッケージの写真でも切り込みが同じところに付いている。

126フィルムパッケージの遮光:
 フィルムを126パッケージに詰めて,その126パッケージをカメラにセットするところまで暗箱(袋)のなかでやれば,流用しているパッケージ自体はテープで止めるだけで遮光の必要はない。また,フィルムを裏紙に巻く必要もない。ただしフィルムカウンターを見るための穴は黒紙で塞ぐこと。

IIIfのシャッター幕に穴

 10数年ぶりにバルナックライカIIIfを取り出して撮りに行ったフィルムを昨日現像したら,同じ場所にポツポツと点が。明らかにシャッター幕に穴があいている模様。お蔵入りかと思って,試しにググってみたら,案外安く交換してくれるところがあったので,本日早速ゆうパックで病院行きとなった。これがお蔵入りになると,昔これ用に買ったコシナのL型50mmF2.5の使い道がなくなるので。

A26過露光対策(I)

 ISO400の126フィルムパッケージがようやく手に入ったので,A26過露光対策を再開。でもこのパッケージの形状はA26のISO検知と思われる場所にある切り込みが前のISO100のパッケージと同じ。結局パッケージでは解決できなさそうな感じ。
 しかし,とりあえずやってみるこにして,硬いKodakのパッケージのオープンに成功。昔やった一回目はパッケージの左側から攻めて,裏紙を傷つけてしまい,手間取ったけど,今回は右のリールが付いてる方からカッターで削って行って案外うまく行った,早く柔らかいというソラリスのパッケージを手に入れたい。

 前回の2台のA26と”KodacolorII(ISO100?)パッケージ+Acros(SO100)+1段減感現像”の試写では,日影の場所ではだいたいOKだけど,日向の場所では2段ぐらい露光過多。原因として考えられるのは,ある光量以上はシャッタースピードがついて行っていないようだ。たぶん,ISOの高いフィルムと認識されればフィルムに落ちる光量は絞られるはず。(シャッタースピードだけで調整されていれば別だが) 今回はこれに,NDフィルターで強制的に落とす場合も試験予定。しかし,A26には固定でフィルターを付けられないのが難点。さらに,パーフォレーション無しの35mmフィルムも試してみる予定。2台のA26の特性はほぼ同様であり,個体差はなさそうな感じ。2台ともに高速側がいかれている可能性もあるが・・・。
 ここの個体も同じ感じですね。ここの個体も露光過多だけど最終的にはNDフィルタ無しで撮れているようだ。

フィルム現像液

ヨドバシを見たらD-76がいつのまにか5割ぐらいUPしているので現在のコストを比較してみた。

1)D-76
 1+1 希釈:1470円/(3.8Lx(1+1 )/0.25L)=48円/本
2)Rodinal
 1+50希釈(100mLを3本):(990×3+1110)円/(100mLx3/5mL)=68円/本
 1+50希釈(500mLを1本):( 2630+1110)円/(500mL/5mL) =37円/本
3)T-Max Developer
 1+4 希釈:2640円/(1.0Lx(1+4 )/0.25L)=132円/本
 1+9 希釈:2640円/(1.0Lx(1+9 )/0.25L)=73円/本

 コスト的にはRodinalの500mLが一番安いが,この製品はいつも品切れ。さらに,この現像液一本で100本分のネガの現像ができるので,保存も心配になる。結局,撮影頻度が低い場合にはD-76がコスト的には良いことになる。ASA400のフィルムでは粒子が見えすぎなので,強いてRodinal使う理由は・・・。

湿度計の検証(I)

 最近買った防湿庫用のデジタル湿度計とアナログ湿度計で10%ぐらい違うので,飽和食塩水を使った検証中。でもなかなか安定しないので,早めに安定させるには小型のファンで空気を循環させる必要があるらしい。容器の中が満たされれば75%の湿度になるらしい。塩化マグネシウムだと33%ぐらい。
 10時間経過時点でデジタル湿度計70%,防湿庫のアナログ湿度計と同じ値を指す100円湿度計(緑)77%,今日買った黄色69%,ダメと思っている赤(65%)。現時点では微妙な状態。

ローライ35の露出計(II)

 やはり強度に問題あり。家をでてすぐに取れてしまった。
 MCメータと比べると,測光対象と測光場所が同じ条件の場合ピッタリ合っているので,日影の部分を撮る時だけ注意が必要。適当にあけるだけでも大丈夫そう。正確に測るためには,心配なときだけ,リールを取ったパトローネのような筒でスポット測光すればよさそう。

ローライ35の露出計(I)

 物欲の冬ということでコシナの旧型の露出計(MCメータ)を購入。やはり散歩に持ち歩くにはセコニックのL-308Bは大きい。MCメータも同等の値が出てひと安心。MCメータはそのままではちいさすぎて持ちにくいので,コールドシューマウントアダプターに付けて使っている。

 ついでにあまり正確でないと思っていたローライ35の露出計の原因を探ってみた。このカメラの露出計は日が照ってる所に比べて2段位落ちるはずの日影の場所でも振れがそのままで落ちない。まぁこんなものかと思って別に露出計を使っていたが,ひょっとして光を広角で拾いすぎているのではないかと思って,黒い筒でカバーするとやはり2段落ちた。
 結局全面から光を拾っているのが原因ということで,下の写真のようにフードのように遮光するために,銀色塗装されたM3ナイロンナット(8個204円)というのを両面テープで貼って測ってみたら2段落ちた。強度的には問題ありそうだけどあまり違和感もなく,これでこのカメラにはMCメータは要らなそう。でもこれ構造的な問題と思うけど,みんなはどうしているのだろう。

【追記 2024/03/04】 ローライ35の露出計はEvの上と下の2点で調整しているようだ。