今日は「世界Pinhole写真の日」だそうだ

 今まで知らなかったけど、4月の最終日曜日は「世界Pinhole写真の日」だそうだ。WEBを見ていたら、ピンホール写真を好きな人は2つのタイプがあって、「ピンホールカメラを作ることが好きな人」と「ピンホール写真を撮ることが好きな人」だ。WEBを見ると最初のカテゴリーの人のページが多いが、Youtubeになると、後のカテゴリーの人が多い。

 ピンホール写真を始めて実質1週間も経ってないけど、「ピンホールカメラを作ること」に興味の無い人は市販品を購入すれば良いだけだ。市販品は失敗も少なく、典型的なピンホール写真が撮れる合理的な仕様に仕上がっている。価格も紙製なら数千円、木製で数万円程度。

 例えば、最適な穴のサイズは焦点距離(フィルムから穴の位置までの長さ)で決まっている。式で書けば、 穴の直径=0.036xroot(焦点距離)
 焦点距離が25mmの場合、最適な直径は0.18mm。F値は=焦点距離/穴の直径=25/0.18=138となる。

 これに合わせて設計されているのが、Zero Image社Zero2000(6×6用)だ。なので、工作はいやだけど、ピンホール写真には興味があるという人は、これが一番のお薦め。間違いがない。入手には、このWEBから直接購入したり、ヤフオクの中古も便利。代理店もあるが、やはり、直接買うよりお高くなる。

 Zero Image社では他にも135用から8×10用まで各種のピンホールカメラを提供している。いずれも数万円だ(円安が痛手だけど)。例えば、4×5用は25mm幅のフレームを重ねることで、25mm,50mm,75mmの焦点距離を実現し、ピンホールもロートレックでそれぞれの焦点距離に適したものが使えるようになっている。また、既存の4×5カメラを使った場合1kg以上になるが、これで1段なら200g以内に収まるので持ち運びも容易。(早速注文してしまった・・・。)  また、6×9用も別ルートで入手予定。こちらは40mm(最適ホール=0.23)なのにピンホールは 0.18mm のままだ。こちらは入手できたら、0.25mmとピンホールを交換予定。

 ピンホールカメラに数万円もかけるのはどうかしていると思うだろうけど、一回の撮影で「ピンホールの沼」というのにはまってしまった。ピンホールカメラでは、従来の写真と別のカテゴリーの写真が生まれる。