Minolta 16II 用のイエローフィルタ

 Minolta 16II用のフィルタはなかなか出ていない。現物に付いているUVフィルターのガラスを交換してみようかと思ったけれど、これがなかなかきつく止めてあり、留め具が外れない。なので、とりあえずHardoffで拾ったフィルターを切って、テープ止めして使ってみる予定。

【2025/03/08】とりあえず、ガラス切りがとどいたけど、まだ手つかず。

ローライ A110 パーフォレーションの処理

 とりあえず110フィルムパーケージのパーフォレーション検出用の穴をふさいで、オリジナルの裏紙にまいたフィルムをいれて試験してみた。シャッターは切れている。このように改造してパーフォレーションを検出出来ない場合でも、ほぼオリジナルの間隔でフィルルムは巻き上げているようである。(造り上は長めに巻き上げて、パーフォレーションの穴の検出で巻き上げを止めている訳なので。A26と同じ。)しかし、実際には撮影/現像してみないとわからない。

 また、途中で巻き上げられず空回りし始めた。なので、手巻きの場合は70数センチのオリジナルの24枚撮りの長さではなく、50cm長ぐらいで巻き上げの圧を下げる必要があると思われる。また、圧を下げるため手巻き前のフィルムは、使用する時と同じぐらいに小さく巻いて、保存しておいた方がよさそうだ。フィルム送りのギヤは弱々しい感じなので注意が必要。裏紙を使わない場合には圧も減るが、撮影枚数もわからず、光漏れも心配だ。

 このように、110フィルムパーケージを改造した場合、一度左右に開けたら、シャッターを切らなくても、閉める時にフィルム送りがされてしまう。撮ると決めてから、開く必要がある。

【追記 2025/03/04】とりあえず10個、50cmぐらいづつ切って、まるめてアルミホイルに包んでみた。2、3日おいてから撮影予定。50cmで、110カメラなら15~16枚程度、16mmカメラなら20枚撮影できる予定。

【追記 2025/03/17】A110のパーフォレーションの処理は、結局パーフォレーションの検出ピンをカットしないとできないと判明。フィルムパッケージの検出用の穴は裏側なので、ふさいでも効果はなかった。穴を検出した時点で巻き上げはとまるので、通常の16mmフィルム(110のパーフォレション間隔の1/3)は使えなっかった。

ローライ A110 を入手

 110カメラを使うのであれば最終的にはローライのA110かなっとか思っていたが、意外と早く入手できた。これもヤフオクを卒業できなかったおかげか? 動作未確認のハードオフ価格だったので、動かないことも覚悟していたが、思いがけなく良い状態だった。電池も昔の水銀電池が入っていてまだ生きていた。フィルムを入れれば、このまま普通に写りそうな感じだ。

 大きさも「minolta 16」と同じで名刺サイズで、縦方向が名刺より少し小さい。Optima5000の2/3のサイズ感。レンズもTessarが付いていているので、まともに動くのであれば、minolta 16も同じ16mmフィルムを使うが画像サイズ(10✕14mm)が110カメラ(仕様13×17mm, optima500は13mmx20mm)より小さい(約2/3)のでいらないかも知れない。A110も金属製でズッシリしている。

 110フィルムのカメラを、フィルムを入れ替えて使う場合の問題点は「パーフォレーションに対する動き」への対応。これは、各メーカ/機種で違いそれぞれで対応しないといけない。A110の場合、パーフォレーションはA26やSL26と同じく、フィルム送りの確認(ストッパー)としか使用しておらず、シャッターは関係ないようだ。なので、パーフォレーションが無いフィルムを使う分には、そのまま使えると思われる。しかし、DoubleXの16mmフィルムは片側にパーフォレーションがついていて、その間隔もA110フィルムの1/3程度。なので、普通にやるには、3回フィルム送りをしないといけない。(たぶん、その内の2回は空シャッター) これを防ぐには、126カートリッジと同じく110カートリッジについている、パーフォレーション検出用の穴をテープでふさいでやれば良いと思う。

仕様
レンズ: Rollei Tessar F2.8/23mm (35mm換算で46mm)
ピント:ゾーンフォーカス(1m~∞)
プログラムAE: F2.8 – 4sec. ~ F16 – 1/400 sec.(Ev=16.6)
大きさ: 84×44×30mm (閉じた時、開いた時は 100mm)
重量: 185 g (電池込)
フィルムISO感度:たぶんISO100固定(前期ドイツ製) 
 なのでDoubleXをISO100に減感して使用。D-76(1:2) 9分@20℃
 ISO400感知機構は後期ドイツ製やシンガポール製のA110に装備の模様。

CONTAX T3 電池切れが早い問題

 CONTAX T3の悪いところは電池切れが早いことですね。今日も使い古しのCR2電池で点検していて、GR1sは元気に動いてくれるのに、T3は電池が空表示でびくともせず。最近あけた電池でもだめで、結局新品開封電池でようやく動いてくれた。冬場は特に温度が下がって駄目なので、お試しプライムを使って、CR2の充電池(3.0/3.2V)を発注してみた。どうせAriaでも使うので。なのでT3を使う時には、後悔しないように、新品の予備電池を用意していく必要があります。私も電池が途中で切れて、近くの大きなスーパー(AZ)の中を探し回ったことがあります。

防湿庫の棚卸

 久しぶりに防湿庫の棚卸しと状態チェックを始めた。在庫リストを更新したら、レンズも含めて20ぐらい項目が増えていた。防湿庫を増やすたびにカメラが増えていくが、もう防湿庫は増やさないのでこれが限界だろう。同時に半年に一回の空シャッター大会。ちょっとスローが粘っている個体を一台発見。

 今日はTシャツでも暑い日になりました。

    【冬の夕暮】

16mm ダブルXと現像用リリールが届いた

注文していた16mmフィルム(片側にパーフォレーション有)と16mmフィルム現像用リール(パターソンタンク用)が届いた。

 リールは片側のリールの根本から巻いた後に片側をフタするタイプだった。必要現像液は1本で200ml余りなので、LPL35mmと同じ250mlで考えればよいだろう。2本では400mlぐらい。パターソンのタンクはもともと35mm1本でも300mlぐらい必要だ。

 16mmのフィルムはとりあえず50cmぐらいを10本程度切って、丸めて保管予定。丸みが付いていないと16mmカメラでは調子が悪いという話もあるので。110そのぐらいで、16枚程度は撮れるのではないかと思う。16mmカメラでは50cmで最大20枚という仕様のようだ。30.5m巻なので、60本ぐらい取れることになる。1本当たり170円弱、現像を含めて2百円ちょっと。

【2025/03/08追記】Marixのサイトにある巻き方動画を見て練習してみるが、確実性に若干不安あり。とりあえず、フィルムの角を切り落としてから、始めないと行けないことは分かった。

【2025/03/16追記】フィルムを斜めにして、溝にはめながら巻くことがようやく分かった。これで確実にまけるだろう。

【2025/04/20追記】ローライA110では、フィルム送り機構をこわしているので、コマ間がひらき、50cmフィルムで12枚しか撮れなかった。

期限切れフィルム

 冷蔵庫には20年近い期限切れフィルムが死ぬほど眠っている。カラーポジは135が10数本、120が30数本。白黒は120が30数本。白黒は大丈夫なようだけど、カラーはそろそろ使っていかないととは思っているが、何しろポジなので、現状は街の現像に出すとそれだけですごい金額になってしまう。
 なので、ポジの自家現像をやるべきなのだけど、カラーはカラーネガとコンデジで済んでしまっているのでちょっと気が乗らない今日この頃。まぁカラーポジで撮るほどの被写体がないのも原因ではあるが。

SMS認証導入でヤフオク卒業とは行かない模様

 先月末導入されたはずなのに、SMS認証の画面がなかなか出てこない。ところが、関係ないYahooショッピングで16mmのダブルXを購入する場面で現れた。ただこの時は、選択肢として、予備のメールアドレス登録とワンタイムパスワードがあって、どうにか購入できた。なかなかヤフオクから卒業できず、出費は増えるばかり。

 調べてみると、Yahooショッピングも昨年末に「SMS認証」を「必須」にしていたようだ。しかし、メールを使った「ワンタイムパスワード」は残しているようだ。たぶん現状では、携帯を登録していない人が結構いるのだろう。Yahooショッピングのアナウンス通知には「携帯電話をお持ちでないお客様:ワンタイムパスワードの設定」がある。これと同じなら、ヤフオクを卒業できないことに・・・。フリマのように「SMS認証」を問答無用で完全実施してほしいものだ。そうしたら、無駄な買い物できなくなるのに。

 そこで、ヤフオクの通知を再度見直すと、携帯の無い場合の対応が修正されていた。以前は携帯が無い場合でも「携帯を用意してください。」のような素っ気ない一文だったが、今回は以下に修正されていた。たぶんクレームがたくさんあったので、後追いでプログラムの修正作業をしているのろう。結局『ワンタイムパスワード』でお茶をにごされそうな感じ。やりたいことは、『ログインパスワードの廃止』のようだ。なので、ヤフオクを卒業きないことがほぼ確定。
Q. 携帯電話を持っていません。どうすればいいのでしょうか?
A.「生体認証」や「パスワード+ワンタイムパスワード(SMS/メール)」のログインでも、本人確認手続きが行えるようになりましたら(2025年4月予定)、本人確認手続きのうえ「生体認証」または「パスワード+ワンタイムパスワード(SMS/メール)」のログインをお願いいたします。』

 しかし、X(Twitter)やGoogleが「悪用されているため」というセキュリティの理由からSMS認証を中止する時代に、いまさら一周遅れの方式『SMS認証』を採用する理由が不明だ。『SMSを使った二要素認証、Googleが廃止へ–なぜ? 「実は安全ではない」が業界の常識』(2025/02/25)とかの記事もある中で。

【追記 2025/03/01】先ほどのログインで聞かれたので、3月からヤフオクもワンタイムパスワード(メール)が有効になったようだ。なので、結局、ヤフオクは卒業できず。

Optima5000(110フィルム) Scan結果

 最初のネガは現像ムラがあったり、ピントが来てなかったりしたが、他のWEBにUPされている110フィルムでの結果に比べ、ギザギザ感があり、あまりにも解像度が落ちていた。そこでスキャン方法をFujiのガラスネガキャリアに変えてスキャンしてみたところ、満足する結果となった。結局アンチニュートンガラス越しにはスキャンできないようだ。しかし、アンチニュートンガラスではないので、最初のコマにはニュートンリングがでている。

 下の段の中央は真ん中に現像ムラがあった。その右の田の神様は、撮影時にピントが後ろにある。小型カメラの近距離撮影もピントがシビアのようだ。それに加えて次のコマとも重なっていた。さらに、フイルムの最後でフィルム自体がよれていた可能性もある。なお、フィルム上の画像の大きさは13mmx20mmぐらい。35mmフィルムに比べ面積は1/3ぐらい。

 今回は110フィルムの初めての撮影と現像だったけど、110カメラもまともなSCANをすれば、普通に使えそうだ。粒状性は結局使うフィルムと現像方法によるようだ。小さいOptima5000でこれだけ写るので、機能の落ちるMinolta 450Eにはとりあえず出番なさそう。

AGFA Optima5000(110カメラ) Solinar 26mm F2.7(35mm換算で46mm)
【T-MAX100(120フィルム,2004年期限切れ) D-96(1+1) 12分@20℃ 】

【追記 2025/03/22】こちららはPhotoDirectorで粒子を除いた写真

MINOLTA-16 II (16mmフィルム)を入手

 MAMIYA-16とは双璧をなしそうなMINOLTA-16IIもとりあえず入手してみた。価格はMAMIYA-16と同様数千円のもの。こちらも、最初はフィルムマガジンが添付されているものが必要となる。こちらは露出計がついていないため155gとMAMIYA-16の約半分。レンズはROKKOR22mm・F2.8(3群4枚)のテッサータイプのようで、MAMIYA-16より広角。

 こちらは距離計はついておらずF16でパンフォーカス(1m~∞)の設定になっている。マニュアルにある深度から推定すると、焦点は2.6m付近にあるらしく、F8で1.5m~8m、F5.6で1.5m~5mぐらいまでしかピントは合わない。なので2~4mぐらいで撮るのがこのカメラの最適距離ということだ。シャッタースピードは1/500s~1/30s・Bとなっており、時代が新しいためか、範囲が広く現在のスピード形式とおなじ。絞りはF2.8~F16でこちらは入手したMAMIYA-16と同じ。

 フィルムマガジンはMINOLTA-16専用となっており、メーカ別に違うことが、110にその座を奪われた原因となっている。ただし、他のメーカーでも、ミノルタのマガジンを使っているところもある模様。海外のサイトでは3Dプリンター製を販売しているところもあるが、遮光性がない(フィルムの出入り口にモルトが無い)ので、フィルムを詰める作業はすべてダークッバックでの作業が必要。オリジナルのマガジンには現在の35mmフィルムのパトローネみたいに遮光性の加工がしてあるので、フィルムタンク側に詰めたあとは明るい場所で作業できるようだ。

MAMIYA-16 Automatic(16mmフィルム)を入手

どうせ110フィルムのカメラを使うのなら、同じ16mmフィルムを使うMAMIYA-16をお迎えしてしまいました。16mmフィルムのカメラはヤフオクで数千円で出ているのですが、基本フィルムマガジンが付いていません。このフィルムマガジンは各社独自の仕様なので、流用できません。なので、マガジン付のカメラを狙うと数千円高めの価格となります。このマガジンに50cmぐらい16mmフィルムを詰めることで、20枚程度撮れるようです。金属の塊のような造りなのでフィルム込で290gもあります。ただ、タテとヨコに三脚用のネジがつていたり、レリース対応のシャッタースイッチなので結構本格的です。また、イエローフィルタが標準装備されていて、レバーで設定できる。レンズはマミヤセコール25mmF2.8(3群3枚)なので、基本F8程度に絞って使うことになる。

 このMAMIYA-16は写真からわかるように、セレンの露出計付なのですが、動いてませんでした。1960年ごろの製造なので、もう露出計は死んでる個体が多く、たぶん、動いていても不正確な可能性も残ります。しかし、マニュアルで露出とシャッタースピードを設定できるので、単体露出計で測れば問題ありません。右端の露出計の横にある円盤が絞りです。絞値はその左下の窓に表示されます。その上にある円盤でシャッタースピードを決めます。露出計がないMAMIYA-16 Superという機種もあり、これの半分ぐらいの大きさです。

また、距離設定もありますが、6ft(2m)から∞の間が2mmぐらいしかないので、その間に付いている「◯」印に合わせるのがほとんどでしょう。最短距離は1ft(30cm)なので、結構寄れます。ただ、1ftから6ftまで12mmぐらいあるので、結構シビアでしょう。

シャッタースピード:1/200~1/2・B
絞り: F2.8~F16

切り出し110フィルムを試写&現像してみた

 AGFA Optima5000を使って、切り出した110フィルムを試写し、現像してみた。2004年に期限切れの冷蔵庫保管のTMAX100(当時230円)だけど、ISO100で設定されていると思われるカメラで普通に写っている感じ。カメラの自動露出機能も問題ないようだ。オリジナルの裏紙を使っているので、光漏れはないみたいだ。

 ただ問題点はいろいろあって、
①切り出す時にフィルムが浮いて、幅がガタガタになっていた。刃のそばでフィルムが浮かないように押さえておく必要がある。今回はフィルム軸だけを気にしていたのがまずかった。しかし、やはり市販の16mmがベスト。⇒市販16mmを使う。 
②35mmフィルムに抱かせて現像をやったけど、写真のように青く現像ムラが出てしまっている。撹拌の最中にはずれてしまったようだ。⇒やはり16mm用のリールが必要みたい。⇒2個発注。
③一箇所フィルム送りがうまくいかず、若干重なっているコマがあった。これは、パーフォレーションのピンを折ったから仕方ない。
④フィルムが終わると、フィルム送りができないようになっているようだ。偶然かどうか不明。

【追記 2025/02/26】現像結果は2025/02/25にいったんUPしたけれど、Scanの方法に問題があったので削除して、2025/02/26の記事で再UPする。