



春分間近ということで、花の写真が多くなりました。モクレン(3/15)、土手道中央に咲く菜の花(3/18)、山桜(たぶん,3/15)、国分駅で休憩中のキハ47(3/10)。
フィルム写真が終わるといわれ始めたのは2000年台始めにディジタルカメラが急速に普及し始めた頃だった。2010年頃にはCM広告のスポンサーがネガ現像代などを必要経費として認めなくなって、プロのカメラマンはほぼディジタルカメラに移行した。そして、Kodakの価格戦略でフィルムが高騰した2020年以降ではとどめを刺されたかとも思われたが、それでもフィルム写真市場は続いている。最近Kodakは35mmシネマフイルムの一般人への販売を世界的に禁止した。逆に、そうしなければいけないほど、フィルムで撮る写真人口は多いということだ。
フィルム写真の寿命の話は石油の寿命の話と似ている。1960年代にはすでに、20年先には石油は無くなると言われていたが、半世紀たったいまでは、さらに寿命が伸びている。結局、市場の需要がある限り、価格が上がっても無くなりはしない。代替えのものが出てきて、初めて無くなることになる。電気自動車も、現状ではガソリン車の代替えとはみなされていない。なので、石油の需要はつづく。
写真の世界でよく分かるのが、レンズ付きのデジタルカメラだ。これはスマホのカメラ機能と競合し、敗れ去った。レンズ交換式デジタルカメラはまだ生き残っているが、往年のフィルムカメラの販売台数に比べると数分の一の規模だ。結局、デジタルカメラは、新製品が出ることもないフィルムカメラを駆逐することは出来なかった。挙句の果てには、高画質化が行き着くところまで行ってしまい、フィルムの質感に似せるという邪道に走っている。これはそれぞれのフィルム特有のノイズ(粒子)を加える一種の低画質化であり、デジタルカメラがフィルム写真に白旗を揚げたのと同じだ。昨今の中古カメラ市場の値上がりはそれを反映しているのだろう。
また、フィルム価格の暴騰に負けず、レンズ交換式デジタルカメラの価格高騰も中古フィルムカメラ市場の拡大に協力しているのだろう。10数年前と比べてレンズ交換式デジタルカメラの販売台数は約1/3だ。にもかかわらず出荷金額はほぼ横ばい。すなわち、デジタルカメラの単価が10年で約3倍になってしまっている。2000年代ではまだ10万そこそこで買えた入門用が20万近くになり、高級機は100万近くもする。しかも、販売戦略で2~3年で新機種に交代するので、すぐに型落ちの憂き目にあう。これでは半世紀以上生き延びてきて、この先も使えるフィルムカメラに対抗することはできない。当然、価格の面で若年層は購入することは出来ないから、デジタルカメラユーザも増えない。技術的にはいろいろあるかもしれないが、一般ユーザが、スマホのカメラ機能で満足できない場面はほぼ無いのではないか。カメラ産業はこれからも撤退するメーカが続く、典型的な斜陽産業だ。一時期流行っていた動画用カメラも、スマホに食われて今はほぼ聞かない。
写真が発明されても、絵を描く人は多くいた。デジタルカメラの限界が見えてしまった現在、フィルムカメラで撮り続ける人は減らないだろう。その需要がある限り、市場は続く。実際資本さえあれば、フィルム生産はどこでも作れるローテク産業だし、1970年代までの電子シャッターを使っていない機械式カメラは、修理が可能でほぼ壊れない。フィルムの値段が上がったとしても、個人の写真は登場した時点から、しょせん道楽なのだ。道楽ができる人にだけに許された趣味だ。それでも、近い将来、街のDPE写真屋さんはほぼなくなり、大手しか残らないだろうから、安くあげるためには、自分で現像スキャンできることが大事だろう。
35mmカラーフィルムでも空に粒子が出てちょっとと思う時があるが、このソフト(PhotoDirector 365)はその悩みを消してくれる。これは、ノイズが出てしまった例。このソフトにかけて除去すると、粒子の舞っていた空がきれいに晴れ上がる。
また夕暮れ時には露光が足りず粒子が出やすい。これもクリアにしてくれる。
しかし、何と言っても一番効果があるのが、フィルムの小さい110や16mmの粒子の多い写真。これはロモグラフィのサイトにある、「ありあ」さんという作家さんの110での作品(左側)からノイズを抜いて、若干暗めにした例(右側)。赤いアマリリスとモデルさんのドレスの対比が良い。作家さん達が110フィルムを使うのは、粒子で作り出される、昔の絵葉書のようなマットな質感を大事にしているからだ。なので、本意ではないと思うので、短期間に例として掲載します。 しかし、これを見たら、ある程度予想していた以上の粒子の多さから110フイルムから撤退した人達も、一考の価値があるのではないかと思う。逆に、デジタルカメラのようでフィルムで撮る意味がないと思う人もいるとは思うが。(ノイズと小石の区別がつかなくてノッペラな地面にはなっている。) しかし、左の鉢の葉のつやつや感は110で撮ったとは思えない。
これはロモグラフィの投稿サイトにあるMinolta-16 MG(フィルム上の画面サイズは110と同じ)で撮られた写真。フィルムはVision-3 250D。ノイズはそこまでではないが、ノイズ除去と手ブレ補正をすると、デジタル写真になってしまう。事情を知らないで、どちらがオリジナルか聞かれたら、迷ってしまうぐらいだ。
ノイズ除去技術はデジタル写真のRAW現像用に開発されたようだけど、フィルム写真を生き返らせる技術でもある。粒状性向上のために、わざわざ中判を使う必要もなくなってしまう。現状のデジタルカメラのフィルムの雰囲気を出す技術はこれの反対を利用したものだろう。ノイズ除去の技術はここ数年発達が加速したようだけど、これまでフィルムで使えなかったのはデジタルカメラ出力のRAW用が多かったから。現状の技術でさえ110の写真がこんなになるんだから、「もうフィルムでいんじゃない。」という世界になっているような。アナログの匂いは薄くなるけど。
110の画像は粒子が荒いのが特徴だけど、世の中には写真からノイズを除去するソフトが普通にあるとうわさで聞いていたので、検索にかかった内の無料オンラインでつかえる「MyEdit」というオンラインソフトをとりあえず使ってみたのが下の写真。マーク無しの編集後の画像の無料ダウンロードは一日1枚(1000円/月で制限なし)だけというので、一枚試しにNo Markで落としてみた。
すると、なんということでしょう! 110の粒子だらけの写真でも、35mmで撮ったのと変わらない普通の写真になってしまった。ピントもノイズが消えたせいか良くなっているし、文字もくっきり、かえって110で撮影する意味がなくなってしまうぐらいの出来。むしろデジタルの感じすらある。他のWEBの110写真でもノイズが少ないのがあるが、世間ではこのワザを使っているのだろうか? Lightroomだとかだと普通につているような。
いずれにしても、110や16mmのフィルムで普通の写真を撮るのであれば、必須の機能といえる。当然、粒状感を利用し楽しむ場合には必要ないが。
Noisyな16mmの白黒もこう変わってしまう。(ビックリ) ファイルを放り込んだだけで、こんな絵が出てきてしまう。粒子に埋もれていた霞む霧島連山が姿を現した。
(画像は「MyEdit」から「PhotoDirector 365」のマーク無し版に入れ替えた。)
これが無かった時代は、35mmに比べノイズが多すぎて、16mmを諦めたのかもしれない。
とりあえずDxOのソフトを見てみた。DxOのソフトは基本rawファイルなので、jpgできるDxOの「Filmpack」というソフトのお試し板を使ってみたが、フィルムの種類毎に粒状性を調整する機能しかなく、一発でノイズを除去してくれる機能はメニューには無かった。気長(一日1枚)に「MyEdit」を使うのが安上がりではあるが。
次に「Paintshop pro」というソフトを使ってみた。AIノイズ除去機能が付いてはいたが、「MyEdit」のクリアさには負けている。「MyEdit」にはピント調整機能もはたらいているのかもしれない。
結局、CyberLink社の「PhotoDirector 365」というのが、「MyEdit」の販売ソフト版だった。試用版には機能が有効化されてなくて若干心配だったが、「MyEdit」と同じ出力結果だった。一通りの画像編集機能が付いていて、3/23までの割引期間中で5200円/1年ということなので購入してみた。(よく読まずに同額で間違って入札してしまったものが、今日締切直前で他の人がさらっていって一安心だったので。) なお、「PhotoDirector 365」でのノイズ除去は、「MyEdit」の結果を100%の例として0%まで効果を設定できる。
A110にかかりっきりだったので、手を付けていなかったMinolta16の試写をやってみた。フィルムマガジンにフィルムを込めるのと、撮影はとりあえず上手く行ったけど、現像前のリール巻で予想通り失敗。後半部分は現像ムラで駄目になってしまった。やはりリール巻は難しい。最初にやった35mmフィルムの抱き合わせの方法も含め要検討。
上手く現像されたコマはフィルムでみると以下のようにまともなのだけど、スキャンして伸ばすと粒子が荒い。Double-XをISO400の感度で撮ったので、現像時間を長くしたのもまずかったのかも。ちょっと過現像気味。
Minolta16の画角は135換算で56mmぐらいとなり狭い。110カメラはフィルム画面が広い分40数mmだ。普段35~40mmで撮っているので、ファインダーで見えるエリアが随分狭く感じる。後期のMG-Sという製品は110と同じ画面エリアに拡大してあるそうだ。ただし、やはり焦点調整機能がないのはちょっと。使ったフィルム長は50cm余りでちょうど24枚目が終わっていた。若干(2~3cm)余裕をもたせた方がよいようだ。
生き残った10コマの内の8コマ。
【Double-X(ISO400で撮影) D-96(1+1) 11分@20℃】
ピント合わせ機能がなく、2.5m余りの固定焦点なので、基本F11ぐらいで撮っている。逆光には弱いようで、光が強いと広がっている。ピンホールカメラと同じく、カラーフィルムの方がもう少ししまって見えるかも知れない。あと被写体も2~5mぐらいの範囲にあるものがよいのだろうけど。あとSilkypixとFileVisor 7付属のPixef LTで強めにリタッチしている。
【追記 2025/03/22】こちららはPhotoDirectorで粒子を除いた写真
16mmフィルムのリールへの巻き方はこのリンク先にあるけど、どうもうまく行かなかった。まず片方のリールの根本にあるフィルム止にフィルムを通す。そして、片方のリールを付ける。それからフィルムを巻いていくのだが、リールの間は当然フィルムよりせまいのでうまくいかなかった。
今日改めて動画を見ると、フィルムを傾けて巻いて、溝にはめていくのがコツということが分かった。これでフィルムが飛び出ることはなさそう。 動画が小さいので良くわからなかった。使い方書いておいてくれるとありがたいのだが・・。
巻き方の動画のあるページへのリンク
16mmフィルムは100ft(30.5m)缶を買うのが手間が少ない。一缶が1万円前後。B&Hだと円安と輸送費税金で1万数千円程度。1回50cm使って60回撮れる。50cmで使うと、110で13枚程度、16mmで20枚撮れる。かわうそショップでは白黒(ORWO)の10m缶があったようだけど、現在品切れ中。110フィルムは70数cm巻いてあるけど、負荷を考えると110も50cmぐらいで使うのが無難。また、フィルムを切り分けた時点で、小さく巻いた状態でアルミホイルなどにくるみ巻き癖を付けておくことも負荷軽減となる。
日本ではコダックモーションピクチャーのオンラインショップで、16mmの白黒だとDouble Xが、カラーはVision 3の各種が替える。カラーだと250Dぐらいか。Vision3は重曹でリムジェット層を除く手間はかかる。1万円程度で50~60回撮れるから、1回(十数枚撮り)あたり200円程度となる。
B&Hでも同じものが買えるが、日本で買うより割高となる。他に白黒だとDouble-Xの他に16mm Try-Xがある。値段はカラーも白黒も同じぐらいのレベル。中国のカラーフィルム(ORWO NC400とNC500)もあるようだけど、現在品切れ中。これだとレムジェット除去の手間がいらないメリットがある。しかし、カメラにISO400を使う機能が無いとオーバ目になる。
ついでなのでロモグラフィのLomomatic 110 Cameraを見てみた。
仕様としては、
レンズ: 23mm F2.8 (Minitar)
絞り: f2.8, f5.6(手動、夜/昼用)
シャッタースピード: オート (A) 30s – 1/250 / バルブ (B)
ISO感度: 100, 200, 400(手動)
ゾーンフォーカス:0.8 m / 1.5m / 3m / 無限遠(手動)
Flash: Lomomatic 110 Flash
基本は、絞り固定でシャッタースピードを自動調整するものだ。
Evの最大値はf5.6と1/250sの組み合わせでEv=12.95なので、約13。これは、ISO100のフィルムで撮る時の晴れと曇の中間だ。なので、晴れの日には1段オーバ。ISO400では3段オーバとなる。これを「写るんです」と同じくフィルムのラチチュードでカバーするのだろう。なので、晴れた日にはISO100。ISO200や400は曇や夕方に使うのがよいだろう。サイズについてはWEBに記載がないが、測った人によると112x35x44mm(本体)と見た目より大きい。例えばAgfa Optima5000が130x25x54mmぐらいなのでこれよりは少し小さめだ。なお、ローライA110は84x44x30mmぐらいだ。
まず110のフィルムパッケージとして、本来は、コマ番号の面を正面に見て、右端の出っ張りが半分欠けているのが高感度(ISO400程度)のフィルム、欠けていないのが低感度(ISO100程度)のフィルムらしい。ただし、低感度のパッケージに高感度のフィルムが入れてある場合もあるらしい。その場合には、自分で削ればISO400で使えるようだ。低感度のパッケージでもSolarisはISO200のフィルムがつめてあるので、「写ルンです」のISO400のように、ある程度フィルムのラチチュードでカバーしているようだ。
カメラ側は当初高感度のフィルムが発売されて無かったので、感度検知機能の無いもが多い。検知機能の無いカメラは低感度(ISO100程度)で動いていることになる。検知機能があるものは、フィルムパッケージの装着部の右側に検知機能がついている。私のもっている3台のなかでは、Minolta autopak 450Eだけにはそれらしきものがついている。機能的にはピンが押し込まれれば低感度、押し込まれなければ高感度の設定みたいだ。なので、低感度のパッケージでも削ってしまえば高感度になる仕組み。
なお、最近発売された「Lomomatic 110」に限って言えば、マニュアルのISO感度の設定が可能で、フィルムによらずISO100/200/400が設定できるようです。
110カメラのフィルム上の画面は14mmx17mmとされているが、下の写真でも分かるように、それはコマ番号があらかじめ焼き付けられたエリアを除いた広さ。21コマ目から22コマ目に写っている絵を見ると、横方向には20mmあり、カメラとしては14mmx20mmの画面を持っている。A110はTessar23mmのレンズだけど、14mmx17mmを前提とすると、135カメラ換算で46mmとなる。しかし、実際には14mmx20mmあるので、16mmフィルムの場合には135カメラ換算で42mmと若干広くなる。AGFA Optima5000の場合も14mmx19mmと仕様より2mm広い。135カメラのフィルム上の広さと比べると約1/3となる。
なおロモグラフィのフィルムでは、コマ番号の部分を完全に露光させてはなく、コマ番号の部分まで「薄く」2重露光で画像が続くような仕様のようです。
なおまだ試写もしていないが、Minolta16のような16mmカメラの画面は14mm x10mm(140mm2)とされており、110の実際の画面14mmx20mm (280mm2)に比べさらに半分になってしまう。同じ16mmフィルムと同様の手間をかけるのであれば、110のカメラシのステムを利用した方がメリットが大きいことになる。これが、16mmのカメラが110カメラに駆逐された理由の一つだろう。もちろん、カートリッジが統一されていなかったことが最大の理由だろうけど。また、ローライA110と比べるとともに手のひらにおさまるカメラなので、強いて16mmカメラを使うメリットは少ない。
Solaris110カラーネガフィルム(2007年3月期限切れフィルム)をA110で撮ったネガをスキャンしてみた。パーフォレーション検出ピンを無効にしたため、ほとんどのコマが切れていた。また、期限切れフィルムのために、全体的に露光不足の写真となった。ISO200のフィルムなので、期限内のフィルムなら1段オーバ目になるが、劣化で一段以上アンダーのようだ。特に逆光で絞っているだろう写真が駄目だった。(AEなので触れない) いずれにせよ、現行の白黒ネガなら問題ないだろう。ただ、135フィルムの3倍程度拡大するので、特に暗いところでは粒子が見えやすい。
散歩写真ならカラーでも期限内フィルムを使えば110で十分なのではと思える。110の場合は白黒よりカラーの方がおもしろいのかもしれない。
【上記はSilkypix for Jpegで補正後。一部に押さえガラスによるニュートンリング(虹模様)が見える。】
【スキャン方法】GT-X970のネガキャリアを模した型紙を先ず置き、ネガの部分にガラスキャリアにはさんだ16mmフィルムを置いて、1コマづつエリアを選んでマニュアルスキャンした。始めは、型紙を使わなかったので真っ暗なプレビューになってしまった。
【追記 2025/03/22】こちららはPhotoDirectorで粒子を除いた写真
110フィルムをC41の自家現像してみて、とりあえず像は出ているようだけど、いろいろと問題が見つかった。(マリックスのC41現像液で32℃7分。漂白5分。定着8分。)
①現像の問題点として、フィルムがリールから外れてしまい、液の上に出てしまい、現像ムラがあるようだ。(現像ムラは3コマあった。)⇒1)巻いたリールは最下層において、間違っても液の上に出てこないようにする必要あり。2)撹拌をゆっくり丁寧にやる。
②入手したローライ110はレンズのカバーが完全に開かない場合があり、その時には左が切れている。⇒開く毎に開いているか確認する。
③市販の110フィルムは、コマ番号などがあらかじめ焼き付けてあって、未感光の場所(撮影できる場所)が決まっている。なのでパーフォレーションでコマ位置を正確に制御しているようだ。
⇒パーフォレーション検知ピンを切ってしまうと、コマ間隔がずれるので、像が切れ使えない。検知ピンを切る場合には、Lomoの市販のフィルムが使えなくなることを覚悟する必要あり。(検知ピンを切った110カメラでカラーを撮りたい場合には、16mmのカラーネガを購入し、手巻きして、自家現像する)
下の写真では21コマと22コマは同じショットだけど、コマ番号の表示のエリアで分割されてしまっている。
【参考】撮影が終わった市販の110フィルムから、フィルムを抜く方法。
24枚目撮影が終わった後に、2コマ分ぐらいフィルムを送る。カメラをダークバックに入れて、カメラからフィルムパケージを外す。フィルム枚数が見える窓に爪楊枝を突っ込み、フィルムと裏紙を浮かす。浮いたフィルムと裏紙を引っ張ると、フィルムと裏紙が抜ける。
とりあえずA110のパーフォレション・ピンをカット。
フィルムカートリッジのギヤが変形して、フィルム送りがおかしくなっていたので、2個めの110フィルムパッケージを分解してギヤが付いてる巻取り部品を交換。16mmフィルムを入れてフィルム送りが正常に行われることを確認。
分解する前に、A110で24枚一応撮影してみて、フィルムを抜いた。結構疲れる。