

おすすめの16mmフイルムカメラはフィルム画面サイズからMinolta-16のMG-SかQTとなる。MG-Sのレンズは3群4枚だが(焦点3.5mの)パンフォーカスの設定。QTは3群3枚だけどゾーンフォーカス(1.2m,2m,3.5m,10mの4点)のピント調節ができる。QTは露出計が壊れていてもマニュアルで調整できる(ただし、速度は1/250s or 1/30sのみ)が、MG-SはAEのみなので、露光の調整はできない。まだQTは1回しか撮影していないが、ピント調整ができるという点で有利と思える。どちらか選ぶとなるとQTになるだろう。しかし、実際にはQTも3.5mのピントで撮影することが多いと思うので、レンズの性能にもよる。
フィルムの画面サイズの違いはこんな感じ。当然広い方が解像度は良くなる。なお、MGはPsなどと同じでせまいので要注意。WEBで上下の穴にかかったネガを見るが、あれは、ダブルパーフォレーションのフィルムを使い110のカメラで撮った場合。MG-S/QTも、シングルパーフォレーションのフィルムであっても、入れ方を間違えると、画面に穴があくことになる。

なお、110カメラ用にフィルムパッケージに入った110フィルムは、あらかじめ画像範囲の焼付がされていて、17x13mmしか実際の写野はない。ロモのフィルムの場合、この範囲の外は薄く写っていることになる。他社のフィルムでは写っていない。